ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説

ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説は、1992年にバンダイから発売された、スーパーファミコン用のRPGです。開発はトーセが担当しました。


このゲームは中学2年の春休み中に、部活メイトから借りました。もう一本別のソフトも借りたんですが、はっきり言って、こっちを投げ出してそっちのゲームを早くやりたくなりましたね…(≡ω≡.)
ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説1

この作品は、アニメ『ドラゴンボールZ』のラディッツ襲来からナメック星でのフリーザ戦までを描いています。敵の戦闘力が原作と同じであることが特徴で、主役級のキャラ以外は相当レベルを上げないとボス戦では役に立ちません。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説2

雰囲気はファミコン版の『ドラゴンボールZ』シリーズと似通っていますが、移動方法はカードではなく、通常のRPG同様に自由にキャラを動かせます。移動手段は徒歩か舞空術で、後者のほうがエンカウントしやすくなっています。さらに気を開放した舞空術の高速移動では最もエンカウント率が高くなります。
この辺も原作に忠実に作られています。舞空術で移動していると、スカウターで敵に発見されやすくなりますからね。

ゲームオリジナルの部分として、体力を回復させる「回復所」や、能力を上げる「修行所」などの施設もあります。
また、マップ中の建物には人物がいることがあって、依頼を頼まれたり、重要な情報を得ることができたりします。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説3

バトルシーン。
ファミコン版同様、攻撃力と守備力、そして流派が刻まれたカードを選んで戦うシステムになっています。
ハードがスーパーファミコンになって、かなりグラフィックレベルが上がっています。

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私が「おおっ!」と思ったのが、この追撃シーン。攻撃を終えたキャラが稀に画面奥から手前に迫ってきて、敵にもう一撃喰らわせます。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説4

フィールド探索をしてちゃんと必要な「お助けカード」を手に入れていると、原作を再現した展開に持っていくことが出来ます。もちろん、無視して普通に戦ってもいいですが、その場合、大抵はかなりしんどい戦いになります。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説5

必殺技グラフィックも、効果音もファミコン版よりも圧倒的にグレードアップしています。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説6

ラディッツ戦が終わると、べジータとナッパが地球にやってくるまでの間、Z戦士たちが修行に明け暮れる展開になります。
ゴクウが生き返って戦場にたどり着くまでにかかる時間は、界王様との修行内容で決まります。上手くいくと、サイバイマン戦から合流できます。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説7

べジータ戦もちゃんと原作を再現できるようになっています。あるお助けカードがあれば、ゴハンを大猿に変身させることができます。戦闘力が10倍になるところもちゃんと再現されています。
このサイバイマン戦~べジータ戦で生き残った仲間達は、全員ナメック星へ行くことができます。ここがゲームオリジナルの要素ですね。まあ、ザコ戦以外はあまり役に立ちませんが(笑)

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説8

ナメック星では、ドドリア戦、ザーボン戦、ギニュー特戦隊戦など、ここでも原作通りに戦う流れになります。但し原作通りならべジータが戦うところを、代わりにゴハンたちが戦う場合があります。
また、この星でも施設や建物があります。特にドラゴンボールが絡んでいるイベントは必須イベントなので、面倒でもきちんと探策をする必要があります。

このナメック星に着いた辺りから、エンカウント率の高さと、一回の戦闘の長さにウンザリしてきます('д` ;) BGMもザコ戦とボス戦が一緒なので、尚飽きてきます…。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説9

洞窟では異常にエンカウント率が高くて、本当に嫌になりました。何度投げ出そうと思ったことか…。
そう言えばこのゲームをやってる頃はまだ「キレる」という言葉は無かったですね。代わりに「ムカつく」という言葉を当時の学生さんたちは使っていました。

このゲームは何度もキレそうになりましたわー。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説11

そして最終ボス、フリーザ戦。
原作通りの台詞を吐いて、襲い掛かってきます。この姿のときはまだ大して強くないんですよね。それでもこの時点で戦闘力530,000あるという…。

ドラゴンボール Z 超サイヤ伝説12

べジータ戦で仲間が生き残っていると、こんな場面も見れます! ヤムチャがフリーザに攻撃…!! あのヤムチャが…。

ゲーム自体はフリーザが最終形態に変身し、それを倒すところまで続きます。
戦闘中ある条件で、ゴクウが超サイヤ人に変身します。


そしてさらにある条件を満たしてフリーザを撃破すると、スタッフロール後に隠しボスが登場します。


やー、こうして今振り返るとかなりしんどいRPGでした。題材がドラゴンボールZじゃなかったらすぐ投げていましたね。

高すぎるエンカウント率。冗長な戦闘シーン。代わり映えのないBGM。「おっ」と思ったのは最初のほうだけでした。

副題も『超サイヤ伝説』って…。恐らく『超サイヤ人伝説』とどっちが語呂がいいか社内でコンペして決めたんでしょうけど、「超サイヤ」ってなんだよ。「超サイゼリヤ」みたいで何か嫌。


総評:私のメガネにかないませんでした…。
バグ技が多いことでも有名なゲームですが、私はバグ技なしでプレーしました。バグ技使えばちょっとは楽しさが上がったかもしれませんね。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。