KOF'97

ザ・キング・オブ・ファイターズ’97(PS版)は、1998年にSNKから発売された、プレイステーション用の格闘アクションゲームです。
前年の1997年にアーケードで稼動した作品を移植したゲームです。
これまでのシリーズ同様、ネオジオ、ネオジオCD、セガサターンにも移植されました。


このゲームは発売してすぐに買いました!攻略本とセットで!!格闘ゲームで攻略本とセットで購入したのはスーファミの『ストリートファイターZERO2』以来ですね。前作でドハマりしたのでかなり期待していたんですよ。

今作は「オロチ編」3部作の最終編。オロチに関するキャラクターが前作よりも多く登場し、オロチ自身も登場します。

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今回は隠しキャラを入れて36人ものキャラクターが登場!
京に到っては2パターン用意されています。あ、庵とレオナもか。

そして今作では超必殺技ゲージの溜め方が2種類から選べるようになりました。「EXTRAモード」は従来のボタンを押して溜める方式。「ADVANCEDモード」は攻撃をヒットさせたり、ガードしているうちに溜まっていき、最高3ゲージ分までストックできる方式。
私は気分で使い分けていましたが、どちらかというと後者のほうを使ってました。戦っていれば勝手に溜まっていくのが楽でしたし、2ゲージ以上溜まっていれば残り体力に関係なく超必殺技を出せたので。

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今作では、キャラ全員に新しい超必殺技が1つずつ搭載されました。
我らのヒーロー、テリーもほぼ対空にしか使えない「パワーゲイザー」のほかに、体当たりから始まるラッシュ技の「ハイアングルゲイザー」が追加されました!シメがパワーゲイザーというのがまたカッコいい…!

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新キャラの中で一番気に入っていたのがこの「矢吹慎吾(やぶきしんご)」。京の弟子(自称)で、炎こそ出せませんが、草薙流古武術を見よう見まねで使えます。学校で京に昼食をおごる代わりに、草薙流古武術を教えてもらってメモを取っているという努力家。
基本攻撃や必殺技が強くない代わりに「クリティカルヒット」が出やすいキャラです。
「慎吾キーック!」 「ふーっ、クールに行こうぜ、慎吾」

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「’97スペシャルチーム」より「山崎竜二」。餓狼伝説のキャラクターですが、KOF今回初参戦。
こいつの手技は発動が早い上にリーチもあるので、敵になると厄介でした。ナイフ攻撃もするというアウトローの極みのキャラです。

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同チームよりこちらも初参戦の「ブルー・マリー」。このキャラも餓狼伝説に登場するキャラです。コマンドサンボの使い手で、カウンター投げが得意なキャラ。
見た目がキレイで可愛いおねーさんなので是非使いこなしたかったのですが、ちょっと癖があって私には無理でした(´・ω・`) 対空技も投げ技も飛びつき技も持っている万能キャラなので、強いんですけどね。

どうでもいい持論ですが、名前が「マリー」というキャラは美形が多い( ´_ゝ`)

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そして謎の「ニューフェイスチーム」のリーダー、「七枷杜(ななかせやしろ)」。名前がメチャメチャカッコいい…。
打撃系の技が得意なキャラで、結構使いやすかったですね。あとの「シェルミー」「クリス」はちょっと…。

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とある事情で一変して戦闘スタイルが変化した先ほどの「ニューフェイスチーム」。こっちのクリスは半端なく強かったです。画面の必殺技の炎が結構遠くまで飛び、当たり判定も大きいので、自キャラで使うとこれだけで勝ててしまうという凶悪さ。

シェルミーも狙った空間に電撃の塊を出せるわ、超必殺技の暗黒雷光拳は脅威だわで強かったですねぇ。

社に関しては完全なる投げキャラに変貌し、強力な投げをバンバン出してくれます。しかも基本攻撃も優秀なものが多いので、付け入る隙がない。超必殺技発動時の「大人しくしてろよ、すぐ終わるからよ」の台詞は今でも忘れられません。本当に終わっちゃうから。

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そして’97と言えば、このシーン。

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俗に言う「暴走庵」がキャラとして初登場したのが今作。
性能が驚異的に上がっていて、尋常じゃないスピードで動き回る反則的なキャラです。PS版は他ハード版に比べれば遅いほうらしいですが、それでも十分早かったですよ。小ジャンプで飛び込まれて素手で切り刻まれるわ、「鬼焼き」や「闇払い」で焼かれるわ、元々高性能の超必殺技の「八稚女」が更に発動が早くなって、決められやすいわで恐ろしいキャラでしたね…。

選んだチームによってはレオナが暴走化しますが、庵ほどの脅威はなかったです。それでも十分強かったですが。。。

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そして今回のローディング画面はこれに統一されました。うん、シンプルでカッコいい。ロード時間も前作に比べてかなり早くなりましたね。お陰で快適さが増しました。


一通りのキャラを使って1人プレイで遊び、友人とも対戦しましたが、熱中度は前作のほうが上でした。やはり前作のファーストインパクトが強力だったのと、今作は技やキャラ自体は増えましたが、ゲームの雰囲気が何となくショボくなった感じがしました。

特殊なチームで優勝することで特別なエンディングが見られるようになったのは、今まであまり使わなかったキャラを使うきっかけになって良かったんですが…。
今作はBGMがステージじゃなくてキャラに設定されているんですよね。それも全キャラではなく、ごく僅かのキャラのみ。そこもちょっと作品のグレードが下がった感じがした一因です。

キャラ間の性能のバランスも悪く、強いキャラはとことん強く、弱いキャラはとことん弱いので、もうちょっと調整して欲しかったですね。


総評;私のメガネにかないました!
前作『’96』にこそ熱中度は及びませんでしたが、やはり今作でも庵や京、テリーはカッコよかったですし、使っていて気持ちが良かったです。
何だかんだ言っておきながら3年以上これで遊びました。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

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