ミニ四駆GB Let'&Go!!

ミニ四駆GB Let's&Go!!は、1997年にアスキーから発売された、ゲームボーイ用のミニ四駆レースシミュレーションゲームです。開発はジュピターとクリーチャーズが担当しました。


ミニ四駆と同じ速度で走るなんて何て脚力だ!!

というツッコミは置いといて、このゲームは中3の夏期講習時に買って息抜きに遊んでいたゲームです。そう、以前レビューした『NINKU-忍空-』と同じ時期に買ったものです。
こちらはストーリー付きのシミュレーションゲームだったので、さすがに本格的に手をつけたのは夏期講習が終わってからでしたが(^^;)

ある日、『NINKU-忍空-』を買ったショップにその日の講習が終わった後に寄ったら、新作にも関わらず半値以下でこのゲームが売られていて、ケースが銀色の缶でかっこ良かったというのもあって買ってしまいました。缶を開けると、ソフトと説明書のほかに本物のミニ四駆で使える、特別なパーツが入っていました。…い、いらねー!


ミニ四駆GB Let'&Go!!1

このゲームは主人公(自分)がある小学校に転校してきて、その学校のミニ四駆サークルに入るところからストーリーは始まります。漫画・アニメの『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』を題材としていますが、烈や豪はライバルとして登場するので、オリジナルストーリーになっています。

サークルに入ろうにも主人公はミニ四駆を持っていないので、タイミングよく父親からもらったお小遣いでショップへ行き、マシンを購入します。その後学校に戻って仲間達と簡単なコースで草レースをします。全勝すると次へ話が進む、という展開です。

ミニ四駆GB Let'&Go!!5

大体は草レース⇒大会の繰り返しで話は進んでいきます。最終的にはスプリングカップ、サマーカップ、オータムカップ、ウインターカップの4つの大きな大会を制覇し、「グランドスラム」の栄冠を手にするのがこのゲームの目的です。

ミニ四駆GB Let'&Go!!4

このゲームではマシン以外にパーツも豊富に登場します。パーツにはそれぞれ「オンロードに適している」、「直線でダウンフォースを得てスピードが増す」、などの特徴があります。走るコースに合ったセッティングを考えるのが、このゲームの楽しいところです。

また、パーツには寿命があり、Pマークの数字が99を超えると壊れてしまいます。
パーツによってはある程度使い込まないと真価を発揮しないものもあります。モーターやローラーなどがそうです。
主人公の自宅にもコースがあるので、そこである程度慣らしてから本番に臨むのが順当に勝ち続けるコツです。

ミニ四駆GB Let'&Go!!2

レースでは、READY⇒GO!!になった瞬間にAボタンを押してマシンを発車させます。3回お手つきで失格になります。後半になって強力な相手が現れると、ここのタイミングが勝敗を分けることもあるので、レースにおいて重要なポイントになります。

ミニ四駆GB Let'&Go!!3

レースは1対1のタイマン形式で行われます。このコースは最初に走らせることになる「オーバルコース」。コーナーが4箇所だけという、シンプルなコースです。

ミニ四駆GB Let'&Go!!7

ストーリーが進むと、様々な形状のコースが登場してきます。カーブが多いコースでは、ちゃんと対策をしていないとコースアウトになることも…。

また、ストーリーが進むと、レース中一回だけ、Aボタンでマシンにブーストをかけて高速走行させることができるようになります。原作でもあったテクニックだそうですが、何て非現実的な…!! でもそのうち、使わずには勝てなくなるんですよね…。

ミニ四駆GB Let'&Go!!6

大会ではピットインしてパーツを取り替えることができます。この作業中もリアルタイムで時間が流れていて、本番さながらの緊張感を味わえます。
時間短縮の為にあえてピットインしないという手もあります。


このソフトは値段の割には結構楽しく遊べましたね。
レース中にBGMがなくて物悲しいとか、セーブポイントが自宅だけで不便とか、通信交換しなければ手に入らないパーツがあるとか不満もありましたが、グランドスラムを達成するまでは面白かったです。難易度はちょっと高めでしたが。

問題はストーリーが終わってからの大会。相手が強すぎて、私は1回戦しか勝てませんでした。こればかりは通信交換で手に入れる特殊パーツ等がなければ優勝できないと思います。あっても優勝できるかどうか怪しいもんです。

しかし、ミニ四駆第一世代で、小学生の頃アバンテJrなどで遊んでいた私にとっては、この第二世代のミニ四駆の世界を懐かしくも新鮮な気持ちで遊べました。このゲームに出合わなかったら、私の中では小学生時代でミニ四駆は完全に終わっていたと思います。


総評:私のメガネにかないました!
でもメインターゲットの小学生にはちと難しいゲームでは、とも思いました。だから半値で売っていたのか…。
私のクラスメイトでこのゲームを持っている人がいて、対戦したかったんですが、結局できなかったですね~(´・ω・`)


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。