ロックマン8

ロックマン8 メタルヒーローズは、1996年にカプコンから発売された、プレイステーション用のアクションゲームです。後に追加要素を搭載したセガサターン版も発売されました。


このゲームは高校1年生の時に買いました。当時もうベスト版が出ていたので、安く買えました。朝によくプレイしていた記憶があります。当時は朝方勉強法を取っていたので、早起きだったんですね。一刻も早くゲームがしたくて、課題や予習を適当に片付けてました(笑)

私にとっては無印ロックマンをプレイしたのはこれが最後ですね。『3』、『4』、『5』と来て、『6』と『7』はやる機会がなくスルーして、この『8』に辿り着きました。
『9』からはWiiやPS3のダウンロード専用ソフトになったんですよね。


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ソフトを起動してまずびっくりしたのが、主題歌付きの本格的なアニメーションが流れること! しかもこの主題歌がテンション上がりまくりの良曲なんですよ。アニメの内容はロックマンが過去作のボス達と戦うものになっています。
クイックマンと戦うシーンでは、クイックブーメランを華麗にかわしてこのバスター! ほかにも作品の枠を超えて、『4』のファラオマンに『5』のチャージマンを投げつけるシーンなど、見ごたえがあり、毎回このアニメは飛ばさず見てました。

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グラフィックはハードが次世代機になったことで格段にグレードアップ。アニメ調になり、ボイスも搭載されました。勿論ロックマンだけでなく、ライト博士やロールちゃん、各ボスやワイリーもしゃべります。
ゲームが進行するとアニメーションが挟まれるようになり、演出面がかなり強化されました。
初めてプレイしたときは圧倒されましたね。スーファミの『7』をプレイしていれば驚きは少なかったかもしれませんが(笑)

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今作のボス選択画面。
ゲームボーイの『ロックマンワールド』のように、前半と後半で登場するボスが入れ替わる仕様になりました。
そして地球上のどのエリアに各ボスがいるか表示されるようになりました。こうして見ると、今回はワールドワイドにボスが展開しているんですねぇ。ロックマン移動大変でしょうね。出張手当ちゃんと出てるんでしょうか。

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今作では、ネジは有限性になり、ステージ上のあちこちに配置されています。ザコ敵を倒しても出てきません。数に限りがあるので、計画的にパーツを作っていかないとお目当てのパーツが作れなくなってしまいます。

今回のパーツはロックバスターのパワーアップ系のものと、アクション系のものと大きく2種類に分けられています。
ダメージを受けた際に後退しなくなる「パワーシールド」、バスターを5連射までできるようになる「シューティングパーツ」、チャージショットに貫通能力がつく「レーザーショット」、スライディングの速度が上がる「ハイパースライダー」など。

何と今回はE缶は作れません。と、言うよりゲームに登場しません。。。
これが個人的に一番困った仕様変更でしたね。以前のようにゴリ押しが効かなくなってしまいましたので。
その代わりにラッシュの新形態「ラッシュチャージャー」を使うと、回復アイテムをばら撒いてくれます。しかし各ステージで一回しか使えません。ミスをするとまた使えるようになりますが…。
今作では武器エネルギーはミスをする度に全回復される仕様になったので、気軽に特殊武器を使えるようになりましたが、その分武器回復アイテムのありがたみが減ってしまいました。アクション下手な子供の為の救済措置と捉えられなくもないですが、何だか寂しい気がしました。

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クラウンマンステージ。
テーマパークのような作りのステージで、ギミックも凝っています。音が鳴ると乗っているパネルによっては下に落ちたり、別のパネルに移動したりするギミックは面白かったです。

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ボスのクラウンマン。
電撃系の攻撃を得意とし、伸縮自在な腕を使って回転攻撃をしたり、地中を通してロックマンを捕まえて攻撃したりしてきます。
今作では戦闘中もボスのボイスがあるので、臨場感のある戦いを楽しめます。

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ライト博士が開発した新武器、「ロックボール」。蹴ると斜め上の方向に跳んでいきます。これ、絶対スーファミの『ロックマンズサッカー』から得たアイディアですよね!?
ボールは蹴らないと時間経過と共に爆発します。また、ボールの上に乗りハイジャンプすることもできます。

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フロストマンステージ。
このスノーボードで強制スクロールするエリアはかなり手こずりました。一応『スライディング』『ジャンプ』などのナビが出るのですが、後半のエリアはスピードが速すぎて、分かっていても対応できない…(; ̄Д ̄)
やっぱりこういう「死んで覚える」ステージがあると、ロックマンをやっている実感が湧きますね。

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テングマンステージ。
ラッシュジェット、ビート、エディ、あと初見のバズーカ野郎と仲間総出演で戦うシーンです。このバズーカ野郎は『7』で出てきたキャラですかね? そしてビートとエディは今作ではファミコン版のような働きはしてくれないんですよね…。まあエディはE缶がなくなったので利用価値があまりなくなってしまいましたが。

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テングマン。
このボスエリアだけ、広さが約2画面分になっています。画面の両端は足場がなく、この「カミカゼ」を喰らうと脱出が遅ければそのまま端に落下してミスとなってしまいます。これが厄介でしたね。画面中央付近で喰らうとまだ早い段階で脱出できるのですが、端の付近で喰らってしまうと脱出が間に合わなくなるんですよね。
テングマンの攻撃パターン自体は結構単純で読みやすいんですが、このカミカゼだけは不意に出されると喰らってしまうことが多かったです。

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今作の物語の鍵を握る宇宙からやってきたロボット、デューオ。
気を失っているところをロックマンに助けられたと言うのに、素性が分からない序盤では戦うことに…。
多分こいつが今回の最強ロボだと思います(笑)



こうして見ると全体としては『ロックマン』しているゲームでしたが、様々な仕様変更にとまどいを感じてしまった、というのが本音ですね。2Dアクションゲームとしては面白かったですが、『ロックマン』として見ると異端作と言わざるを得ないかな、と。次のナンバリング作のリリースが遅かったのは案外ユーザー側のこういう反応が関わっていたのかもしれません。

でも私がプレイしたPSのアクションゲームの中では、この作品はかなり面白かった部類に入ります。凝った演出もゲームを盛り上げてくれて楽しかったです。


総評:私のメガネにかないました!
ロックマンファンでこの作品をまだプレイしたことのない方は、一度遊んでみることをおススメします。損はしない出来だと思います。
ちなみに私はPSの『ロックマンX』シリーズは未プレイです。あっちはプチプレミアがついていますね。ちょっと興味があります。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

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