ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり
ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わりは、2016年にスクウェア・エニックスから発売された、PS4・PS3・PS Vita用のアクションRPGです。開発はコーエーテクモゲームスが担当しました。
異なる機種間でのクロスセーブ、クロスプレイが特徴となっています。
前作『闇竜と世界樹の城』がセールス100万本以上のヒットを出したことを受けて制作され、またドラクエ30周年の記念作品としてもリリースされました。


ゲーム内容は、ゼビオンという街を拠点として主人公たちがドラクエナンバリングシリーズのキャラクターたちと出会い、協力しながら世界を破滅させようと目論む存在と戦うというもの。戦闘は当然アクションになります。
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今回のナンバリングシリーズ出演キャラクターは、『Ⅳ』からトルネコ、ミネア、マーニャ、アリーナ、クリフト、『Ⅵ』からテリー、ハッサン、『Ⅶ』からマリベル、ガボ、『Ⅷ』からゼシカ、ククールとなっています。
前作から引き続き参加しているキャラもいますが、前作と今作は繋がりが全くない別の物語となっているため、この世界では全員初見という設定になっています。
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画像の左の男性が男主人公のラゼル、右の女性が女主人公のテレシア。ゲームスタート時にどちらを主人公にするか決められます。ちなみに中央にいるのがラゼルの友人のホミロン。今作のマスコットキャラで、戦闘中に回復や援護攻撃などをしてくれます。
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ゼビオンの街では、装備品の売買やアクセサリーの強化、パーティーメンバーの入れ替え、セーブなど様々なことができるようになっています。ストーリーが進行することによって解放される施設もあります。
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この世界は複数の国、フィールドで形成されています。フィールドではモンスターが生息していて、近づくと主人公たちが抜刀してシームレスで戦闘に入ります。戦わずに移動して振り切れば戦闘を回避することもできます。
フィールド上には、解放するとルーラで行き来できるようになる「いざないの石碑」があり、各地の石碑を解放することでかなり移動が楽になります。
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戦闘では□ボタンと△ボタンの組み合わせでキャラごとに様々な攻撃ができます。R1ボタンを押しながら各ボタンを押すことにより、MPを消費して「特技」や「呪文」を繰り出せます。その種類は様々で、範囲攻撃や一点攻撃をする攻撃系や、全員のHPを回復したり能力を上昇させるもの、自己の能力を上昇させるものなどがあります。

テンションゲージが満タンのときに○ボタンを押すとハイテンション状態となり、一定時間無敵になってMPを消費せずに特技や呪文を出せて、さらに敵に大ダメージを与える「ひっさつ」が使えます。
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これは男主人公のひっさつ、「ギガブレイク」。前方に向かって剣から衝撃波を放ち、その方向にいる敵全てに大ダメージを与えます。
ひっさつはキャラごとに異なり、前方に向かって放つものや自分の周囲に向かって放つもの、特定の地点に向かって放ち、そこを中心として敵を攻撃するものなど攻撃範囲が異なります。


ここで戦闘の「爽快感」について触れておきます。
このゲームや前作を「ドラクエ無双」と呼ぶユーザーさんが結構いらっしゃいますが、私は必ずしも無双ではないと思います。
確かにゲーム前半まではボタンを連打したり、特技を繰り出すだけで敵を気持ちよく倒せますが、中盤以降は敵が硬くなり数回叩かないと倒せなくなります。特に中ボスやボスが厄介で、状態異常攻撃を出して来たり、攻撃力が高く3発ほど攻撃をもらっただけで瀕死になってしまったりして爽快感が薄れ、逆にイライラすることが出てきます。
後半は中ボス以上の敵と戦うときは、相手の動きを見て回避と攻撃をうまく使い分けて戦うのが前提となってきます。
なので戦闘アクションに関しては無双系ゲームのお手軽さと、『ダークソウル』のようなガチバトルアクションの中間くらいの位置づけにあるゲームだと思います。

その為爽快感を求めてこのゲームに手を出すと、「あれっ?」と思ってしまうかもしれません。
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まあモンスターコインでモンスターに変身して暴れまわるのは気持ち良かったですね…。あとひっさつで敵を一網打尽にしたときなど。
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個人的にはこのゲームの最大のウリは、「ドラクエの世界をアクションRPGで体験できること」だと思います。3Dで立体的に作り出されたドラクエの世界で暴れまわれるということに意義があるんじゃないかと。特にナンバリングシリーズに出てきた呪文や特技で敵を蹴散らすのは、本家とは一味違う楽しさを味わえると思います。特に思い入れのあるキャラでなら尚更。
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オリジナルキャラも個性的で、ナンバリングキャラの中に埋もれることなく存在感を放っています。やはり人気No.1はクレティア女王でしょうね。…男性層の中で。
個人的にはツェザールもかっこよくて好きですね、若干カッコつけですけど(笑) 山田孝之氏のボイスもピッタリだったと思います。

批判の的になっている男主人公役の森山未來氏については、私は言われるほど酷くはないと思いますが…。まあ話題づくりの為に俳優をキャスティングするというのもゲーム業界では珍しくなくなってきてますからね。たまにメーカー側の思惑と市場の反応が一致しないということもあるでしょう。

肝心のゲーム内容の話に戻りますが、クリア後も新たなミッションの発生や新しい施設の開放、そして順次配信されるナンバリングキャラにスポットを当てたクエストや、時空の迷宮の地図などやりこみ要素も満載です。
データを引き継げる「強くてニューゲーム」もできるようになるので、鬱憤晴らしがしたい方にはうってつけかもしれません。


総評:私のメガネにかないました!
中ボスが連続で出てくる雪原エリアには参りましたが、ゲーム全体通してだと熱中してプレイができました。あとやはりホミロンが可愛かった(´∀`*) そしてクレティア女王が…。
ストーリーは色々説明不足でちょっと物足りなかったですけど、まあお祭りゲームということで(^^;)


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。