THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver(体験版)は、2016年に無料配信された、SNKプレイモアの格闘アクションゲームです。同年8月25日発売予定の本編の一部を先行体験できるソフトです。

※8月10日に記事内容を一部修正しました。

KOFと言えば、私が中学・高校のときにガッツリハマった格ゲー。その思い出からか、今回の新作はPS4専用タイトルというものも手伝って香しいものを感じて、長らくKOFから離れていた私ですが「これは買わなきゃダメなんじゃないか」と思うようになりました。次々リリースされる情報を得て期待をして発売日を待っていたところ、体験版のリリースが! これはやってみなきゃ損だと思い、早速インストールしました。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver1
この体験版で触れられるモードは、以下の4つ。CPUとのチーム対戦やシングル対戦が楽しめる「VERSUS」。自由にキャラクターを動かして技の練習ができる「TRAINING」。このゲームのシステムを実践形式で学べる「TUTORIAL」。そして難易度変更やボタンコンフィグなどができる「OPTION」。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver2
この体験版で使えるキャラは全部で7人。おなじみの草薙京、八神庵、不知火舞に加え、シルビィ・ポーラ・ポーラ、ネルソン、キング・オブ・ダイナソー、シュンエイといった新キャラを含む顔ぶれとなっています。

今作はキャラが3Dで表現されているのですが、京がなーんか京じゃない気がしてならないです。庵はしっくりくるんですけどね。声優さんも変わっているので、尚更京に違和感を感じます…。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver3
ちなみにグレー表示されているキャラにカーソルを移動させると、当然使用キャラとして選ぶことはできませんが、グラフィックは表示してくれます。これはいい! やっぱりテリーの存在感はスゲェと思いましたね。使いたかったな…。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver4
画像は「TUTORIAL」。KOF初代王者を名乗るアントノフというおっさんから、移動や小・中・大のジャンプの仕方など、基本の操作方法からキャンセル技の出し方まで教えてもらえます。実際に京を操作してお題をクリアすると次の説明へと進むスタイル。

ここで私が感じたのが「波動拳コマンド出しづらい!」 PS4のコントローラーって、方向キーが今までのPSシリーズのものより若干長めになっているせいか、外側で入力しようとすると失敗することが多いんですよね。内側で入力するようにしたら結構改善されましたが。
また、ゲームスピードがPS1時代よりも速目になっていて、スピード感あるバトルを楽しめるようになっています。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver5
画像はTRAININGモード。好きなキャラの組み合わせで練習できます。パワーゲージの量を調節できたり、押したボタンを表示したりすることもできるので、超必殺技やコンボなどの練習がここでみっちり行えます。
昨今の格ゲーには必須のモードですね。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver6
今作のシステムはかなりシンプル。
パワーゲージは相手に攻撃をヒットさせたり、自分がガードしたりすることで溜まっていくタイプ。最高ストック本数はデフォルトで(多分)4本。
おなじみの緊急回避、ふっとばし攻撃も健在で、ガード中にボタン入力することで、ゲージを1本消費してガードをキャンセルして発動することができます。

ゲージが1本以上ある状態で指定のボタン入力をすると「MAXモード」に入り、攻撃力が上がって、さらに特定の必殺技の性質も変化します。例えば上記画像の庵の鬼焼きは、通常だと斜め上に1回転する技ですが、MAXモード中に出すと何度も回転して多段ヒットします。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver7
MAXモード中に超必殺技を出すと、「MAX超必殺技」となり、キャラクターがアップになるモーション演出が入ります。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver8
当然、技も強力になります。庵の八稚女の場合は通常炎を出すのはラッシュ後の1回のところ、複数回放ち、ヒット数も増えます。
個人的には『’96』からの敵を押し倒して素手で切り刻むやつが好きなんですが、これはこれで爽快感があります。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver9
また、ゲージが3本以上ある状態でMAXモード中に「CLIMAX超必殺技」を入力すると、MAX超必殺技のときとは異なるモーションカットが入り、そのキャラの最高威力の超必殺技が出せます。画像は庵の「八咫鳥」。劇画チックなところが庵の凶暴性を表現していていいですねぇ。

ちなみにMAX超必殺技とCLIMAX長必殺技は、必要ゲージ数があればわざわざ1度MAXモードに入らなくてもその場で出すこともできます。コンボのキャンセル技に組み込むと恐ろしい破壊力になるでしょうね~。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver10
今作では、立ち弱パンチをヒットさせた後、そのままボタンを連打することでキャラが自動的にコンボを出してくれるようになっています。 通常攻撃⇒必殺技で締める構成になっています。このときにゲージが1本以上あると、ラストの締めが超必殺技になります。コンボを組み立てるのが苦手な私にはうってつけのシステムです!
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver11
必殺技によっては3D演出が入るものもあります。ほとんどが投げ技ですね。CLIMAX超必殺技でも3D演出が入るものがあります。人によっては画面酔いする…かもしれないですね。
余談ですが、私は『ストⅣ』や『ストV』は酔って確実に気持ち悪くなるのでプレイできません…。横で見ているのも辛いくらいです。それに比べたら今作はまだマシでしたね。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver12
京対庵。この因縁の組み合わせはいつもワクワクします! 私は京の超必殺技は昔から大蛇薙しかほぼ使いません。京の代名詞みたいな感じがして好きなんですよね~。庵ならやっぱり八稚女。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver13
『餓狼伝説』シリーズから出演の人気者のセクシー忍者、不知火舞。個人的にはKOFではあんまり使わないキャラですね。女性キャラならキングを良く使ったもんです。必殺技が良質なものがそろっていて使いやすいので。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver14
VERSUSモードで勝利すると、ラストキャラの台詞と対戦成績が見れます。今作ではここでの台詞もボイスつきになっていました。
しかしそれ以上に気になるのが…グラフィックが粗過ぎ! まるでPS1か初期のPS2クラスのポリゴン…。開発チームのモデリングレベルが低いのか何なのか分かりませんが、ちょっとこれには引いてしまいましたね。こういうところにも力を入れてくれないと醒めてしまいます。これが最終調整版なのかどうかは分かりませんが、製品版では改善していて欲しいところです。

また、プレイしていて感じたのが、今作はキャンセル技の入力受付時間がかなりシビアだということ。私はPS1時代、庵を使う際は良くジャンプキック⇒しゃがみ強パンチ⇒キャンセル琴月・陰(もしくは闇払い)という結構お手軽な3段コンボを使っていたのですが、今作では1回も出せませんでした。私の腕が悪いことを加味しても、ちょっとこれには参りましたね。今まで使ってきた攻撃方法が使えないとなると、面白味に欠けてしまいますから。どう戦えと!?

コントローラーを潰す覚悟で練習すれば何とか出せるようになるかもしれませんが、高価なのでそれはためらいが出てしまいます。
製品版はもうちょっと甘めに調整されていると楽しめるんですけどねぇ…。

それから、蛇足になるかもしれませんがこのゲームには空中ガードはありません。最近の格ゲーはみんなそうなんですかね? 私は何分『ストⅢ』で止まっているので…(^^;


総評:私のメガネにかないました!
この体験版のみの評価としては、無料でかなり楽しませてもらえたのでこういう評価になりました。
しかし製品版を買うかどうかは慎重にならざるを得ないですね。まずは市場の反応を伺ってみて、その上で購入するかどうか決めようと思います。

当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。