現在、末長は3-6の教室で、触手に捕らわれている。


両手、両足をしっかりと捕捉され、身動きがほぼとれない。






あなたは想像できるだろうか。
親が捜索願を出してくれたのに、本人が縛られながらも教室で発見されたので、届出を取り下げた親の鬼畜さを。


あなたは想像できるだろうか。
この光景に次第に慣れつつある学校の人間の歪んだ心理を。


あなたは想像できるだろうか。
ノートも教科書もないのに容赦なく当てに来る教師たちの鬼の心を。


あなたは想像できるだろうか。
給食はナイフとフォークでキレイに切り分けられ、丁度良いサイズに口元に運んでくれる触手たちの真心を。


あなたは想像できるだろうか。
放課後の教室である男子が女子に告白しているシーンを、強制的に目撃してしまったバツの悪さを。


あなたは想像できるだろうか。
なぜかトイレだけは自由に行かせて貰える不可思議さを。


あなたは想像できるだろうか。
そのまま逃げれないいのに教室に戻ってくる末長の生真面目さを。


あなたは想像できるだろうか。
夕方は強制的に体を動かされるので、そこそこいい体つきになってきている末長の青春を。


あなたは想像できるだろうか。
ほかのクラスメイトは3者面談を行うのに、末長だけ副担任との2者面談だった理不尽さを。しかもカップラーメンを食いながら質問された。


あなたは想像できるだろうか。
卒業式の頃には逆に触手を操ることに成功し、霊界探偵に追われる身になった末長の奇妙な物語を。






あなたには無限の可能性が満ちているのよ。(byミザリィ)