魔界戦記ディスガイアは、2003年に日本一ソフトウェアから発売された、プレイステーション2用のシミュレーションRPGです。
後に追加要素を加えた移植版がPSPとニンテンドーDSでリリースされました。
日本一ソフトウェアのソフトで初めて10万本のセールスを記録したタイトルです。
シリーズ化され、最新作『5』が先月にリリースされました。
このゲームはご存知の方も多い通り、『史上最凶やりこみシミュレーションRPG』と謳っているだけあって、ほかの同ジャンルのゲームに比べ、非常にやりこみ要素が充実しているのが特徴です。
ですが!私はこのやりこみ要素よりも、ストーリーが最大のウリではないかと思っています!!
物語の概要は、魔王クリチェフスコイの死去後、群雄割拠となっていた魔界で魔王の息子ラハールが2年の長い眠りから目覚めます。ラハールは自分が次の魔界の王となるため、部下のエトナと共に邪魔な魔界の実力者達を蹴散らしに行く、というものです。
このゲームのシナリオは1話完結構成となっています。シナリオステージを全てクリアすると、1話終了となり、次の話へ進みます。
が、この間に次回予告が入ります。
まるでTVアニメだ…。後に本当にアニメ化されたんですけどw
予告は大部分がウソですw
この予告がまあ面白くて。たまにサブい時もあるんですけど。
何かしらをパロっているものが多いです。
ゲーム本編では随所に会話デモが入ります。
こちらも基本笑えるものが多いですが、ラハールの母親についてやエトナの事情など、シリアスなものもあります。
前述したとおり、このゲームは本当にストーリーがいい!!
各キャラの心理描写がとても丁寧に描かれていて、心情が変化していく様を違和感無く受け入れられるんです。
このゲームのお話のテーマはずばり『愛』。
愛という感情とは無縁の悪魔のラハールが、天使見習いフロンと接していくうちに少しづつ感情が変化していき、やがて魔王にふさわしい器量を持った悪魔に成長していく様を追っていく
物語です。
私はストーリーが気になって、やりこみ要素にはあまり手を出さずに短時間でゲームを進めました。
エンディングも数パターン用意されていて、どっぷり話に浸からせて貰いました(*´∇`*)
そらノベル版も出版されるわ…というくらい良く出来ているので、このゲームを遊ぶ機会がありましたら是非やりこみだけでなく、ストーリーもじっくり味わって欲しいですね。
まあ今から『1』やる人は限られると思うんですがw
ディスガイアシリーズに全く触れたことがないという方は、是非移植版でもいいので『1』をプレイして欲しいですね。
では肝心のゲーム部分について。
戦闘画面は『ファイナルファンタジータクティクス』などで見られる3Dマップになっています。
「ベースパネル」と呼ばれる青いパネルから、戦闘メンバーを一人一人出して移動させます。基本的には同ジャンルのゲームと同じようなシステムです。
大きく異なるのが四角錐のブロック「ジオシンボル」の存在。
ディスガイアのマップ上にはさまざまな色で点滅するパネルがあるります。これを「ジオパネル」といって、ジオパネルの上には「ジオシンボル」という四角錐の形をしたユニットが存在していることがあります。
これはそれぞれが「攻撃力+50%」や「無敵」などの特殊な効果を持っていて、ジオシンボルが乗っているジオパネルと同色のパネルすべてに効果をもたらします。
これを上手く利用するとクリアが楽になります。
しかし、敵にも適用されるので、逆にクリアが困難になる場合もあります。
拠点の魔王城。
ここでは城内を探索できるほか、アイテムの売買やステータス回復、キャラメイク、暗黒議会開場など様々なことを行えます。
キャラメイク画面。
ここでは様々な職業の仲間を作ることができます。中にはある職業を一定値まで育てることで開放される職業や、議会の承認を得ることで開放される職業なもあります。その総数は100以上!
暗黒議会では様々な議題を提案できます。
はじめは「新しいキャラクターを作る」や「お店にもっと強いものがほしい」など数が限られていますが、キャラのクラスが上がり、昇格試験に合格すると次第に増えていきます。
提案された議案は悪魔による多数決により可否が決まりますが、悪魔の発言力はその悪魔のレベルに比例しているため、強い悪魔を買収することで議案を可決させやすくすることができます。
また、力づくで可決させる方法もあります。うーん、悪魔らしい。
で、ここがかの有名な「アイテム界」の入り口です…。
アイテムの中に潜って、その世界をクリアすることによりアイテムを強化することができるという、このゲームの最もやりこめる要素です。
が、私は2回くらいしかやってません!w
このゲームは全部の要素を遊びつくすのに300時間超かかるらしいです。学生さんでもない限りキツイ。
あれ、でも俺『とびだせ どうぶつの森』300時間越えたな…。。。
総評:私のメガネにかないました!
ジオシンボルの概念はちょっとめんどくさかったですが、練られたシステムや、笑って最後にほっこりできる秀逸なストーリーのお陰で楽しくプレイできました。
機会があればシリーズ作品も遊んでみたいと思います。
当ブログをご覧頂きありがとうございました!
それでは また。
Amazonリンク
魔界戦記ディスガイアPORTABLE 通信対戦はじめました。 中古価格 |
中古価格 |