レガイア伝説は、1998年にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された、プレイステーション用のRPGです。開発はプロキオン社が行いました。
このゲームは高校3年生の2学期末頃やってたゲームですね。受験勉強やら何やらで疲れてしまって、毎度の如くゲームに逃避行したという訳です(笑)
昼間にやっていたので、早く帰れるテスト期間中だったのかな…。
~ストーリー~
人間や動物の他「獣(セル)」と呼ばれる生物が存在している世界。
かつて人間は「獣」を道具や武器として身につけ生活していたが、ある国家間での戦争中、終結を早めるため一方の国が獣を凶暴化させる「霧」を発生させた。
しかし、霧は人間がコントロールできるものでなく、凶暴化した獣によって人類は蹂躙されていってしまった。
グラフィックはPS中期のカクカクポリゴン。
青い髪をした少年が今作の主人公・ヴァン。
ヴァンはひょんなことから霧に影響を受けない獣、「聖獣(ラ・セル)」と出会い、彼の力を身に宿し故郷の村から世界の霧を晴らす旅に出ます。
フィールドはなんか暗くて重苦しい雰囲気に包まれています。霧が出て混沌とした世界なので当たり前ですが。
町やダンジョンではダッシュ移動できるのに、フィールドではできないというのがまた嫌な圧迫感を感じさせてくれます。
このゲームの最大の特徴はタクティカル・アーツ・システムと呼ばれる戦闘システム。
攻撃時は武器攻撃や上段蹴りなどのコマンドを組み合わせて、格闘ゲームのように敵に連続攻撃を仕掛けます。
コマンドを入力できる回数は始めは少ないですが、レベルが上がるに従って増えていきます。また、戦闘コマンド「気合」で一時的に増やすこともできます。
特定の順番でコマンドを入力することで、「アーツ」と呼ばれる技を出すことが出来ます(「アッー!」ではない)。
アーツにはそれぞれ階級が定められていて、上から順にミラクルアーツ、スーパーアーツ、ハイパーアーツ、通常アーツに分かれています。
上記写真はヴァンのハイパーアーツ、「トルネードフレイム」。
キャラの攻撃が全て終わると、トータルダメージが出ます。
決まった順番でコマンドを入力すると、このように新しいアーツを覚えることができます。
一度覚えたアーツは、スーパーアーツ以外はコマンド表に記録されるので、その後の戦闘で自由に出すことが出来ます。
本作の「魔法」にあたる、獣の「召喚」。エンカウントで出会った獣の力を聖獣が取り込むというもので、戦闘中や移動中ににその獣を召喚して使役することができます。
召喚獣には属性が定められていて、敵を自分の属性で攻撃してくれます。召喚獣は召喚すればするほどレベルが上がり、敵のステータスダウンの付加効果を持つようになります。
唯一、「光」属性の召喚獣は回復効果を持っています。
戦闘が終わるとフィニッシュを決めたキャラが台詞を言ってくれます。内容はその時のHPの残存状態などにより異なります。
このゲームは戦闘をウリにしているだけあって、敵をボコスカ殴ったり新しいアーツを探したりと言った面は面白かったですね。レベルが上がるとコマンド入力回数も増えるので、さらに強力なアーツを発見して喜んだり。
ただ召喚獣を強化させていくのは面倒でしたね~。いくらレベルアップのためとはいえ、何度も呼び出すのは戦闘のテンポを悪くしていると思いました。
ストーリーに関しては閉塞感漂う世界を巡っていくもので、各地の霧を晴らしても何かスッキリしない感じがしました。プレイした時期が時期だったんで多分そのせいでしょう(笑)
ミニゲームも充実していてこれは結構いい息抜きになりました。
ただ、ゲーム中一切台詞の出てこないヴァンが、戦闘でフィニッシュを決めたあとにしゃべる台詞があまりに熱血漢過ぎて全然キャラに合ってないな…と思いました。この違和感のせいでヴァンは好きになれませんでした(笑)
総評:私のメガネにあまりかないませんでした…。
小粒な良作という感じはするんですけど、私の好みではなかったですね。こういう閉ざされた世界観のRPGが好きな方はハマるかと思います。
当ブログをご覧頂きありがとうございました!
それでは また。