メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

2015年07月

スーパーボンバーマン2

スーパーボンバーマン2は、1994年にハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売された、スーパーファミコン用のアクションゲームです。

前作がその一年前に発売とあって、ボンバーマンのスーファミ進出は遅れたんですねぇ。

このソフトは中学の部活メイトが家に遊びに来たときに1,000円で売ってもらいました。彼は『4』を持っていたので、快くこのソフトを安く提供してくれました。


このゲームはストーリーモードにあたる「ノーマルゲーム」と、対戦モードの「バトルモード」の2つのモードがあります。

ではノーマルモードから。

1

エリア1。爆風を当てると誘爆するダイナマイトや、設置した爆弾を吸い寄せるマグネットなどのギミックがあります。これらを上手く活用して、敵を全滅させ、パネルを爆風で全て点灯させると次のステージへの扉が開きます。

2


ちなみに初期装備は爆風1、ボム数1です。ブロックを爆風で破壊するとアイテムが出ることがあるので、それを回収してパワーアップしていきます。
敵に触れたり、爆風に当たると1ミスとなり、爆風とボム数以外のアイテムは消失します。また、ボンバーマンには残機数が設定されていて、無くなるとコンティニュー画面(パスワードも同時に表示)へ移行します。


Super Bomber Man 2 3

各エリアの7ステージ目はボス戦になっています。ボンバーマン型の敵と戦い、倒すと…

Super Bomber Man 2 4


お約束のロボットに乗って再登場!Dr.ワ○リー方式です。
で、こいつを倒せばエリアクリアとなり、次のエリアへ進めます。

6

エリア2。焼却炉の前にボムを置くと吸い込まれ、一定間隔で導火線に炎が流れるトラップが特徴的。
そしてパネルの前には穴が空いていて、爆風で堅いブロックを押し込んでからでないと爆風が当たらない仕掛けになっています。

このエリアから徐々にパズル的要素が強くなってきます。

精神的に疲れてくる頃でもあります。敵の動きに注意しつつ、さらにトラップに注意しつつ、自分のボムの爆風にも気をつけないといけないという、計算して動かないといけないので爽快感とは無縁。だんだん飽きてきます。
私はエリア4でもう諦めました。(;´Д`)

ボス戦でコンティニューすると、火力とボム数が初期状態に戻るのもかなりキツイです。あまりに非力で勝てないので、そのステージの最初からやり直したこともありました。
こんなことやってると、確実に嫌になって飽きます…。


では次にバトルモードの紹介をします。

Super Bomber Man 2 9

バトルモードは通常の「シングルマッチ」と、ペアを組んで戦う「タッグマッチ」の2種類のモードがあります。

COMの強さや制限時間、バトル優勝までの必要勝利数等を決めて、10(隠しで+2)のステージから遊ぶステージを決めます。

Super Bomber Man 2 8

制限時間が迫ってくると、ステージの端から破壊不可能なブロックがせり出してきて、フィールドを狭くしてしまいます。早く決着つけろ!ということですねw

Super Bomber Man 2 12

1ラウンドが終わると、スコアボードの勝者の欄にトロフィーが飾られます。
設定した数のトロフィーを獲得すると優勝です。

Super Bomber Man 2 10


優勝すると、このようにルーレットに挑戦できます。ここで得たアイテムは、次のバトルに持ち越せます。
尚、ゴールデンボンバー機能をONに設定していると、優勝者は次のバトルでは金色のボンバーマンになります。「目立ちたがり屋のキミに!!」とか説明書に書いてましたけど、く、下らないw


やっぱりボンバーマンは対戦が一番面白いですね。時間がないときやちょっとリフレッシュしたい時にもできますし、また、友達とワイワイやると楽しさが倍増します(´∀`)

個人的に対戦で好きなステージは上のほうに掲載した氷のトンネルステージですね。一度トンネルに入るとどこの穴から飛び出すか分からないと言うのが、運要素も絡んでワクワクしますね。


総評:私のメガネにかないました!
ストーリーモードはオマケ程度にしか見てませんでしたが、やはり対戦は面白かったです。
ボンバーマンの真骨頂は対戦ですよ!


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

飛龍の拳

飛龍の拳 奥義の書は、1987年にカルチャーブレーンから発売された、ファミコン用の横スクロールアクション+格闘アクションゲームです(初期ロット生産分のみ日本ゲーム名義)。
元々アーケードでは格闘アクションゲームでしたが、家庭用に移植するにあたり、横スクロールアクションの要素も取り入れられました。


このソフトは今は亡き祖父が『マグマックス』と一緒に買って来てくれたものです。パッケージ絵が雄々しい少年が龍をバックに飛翔しているものだったので、きっと男の子が喜びそうな内容だと思ってチョイスしたんでしょう。
マグマックスはロボットがパッケージ絵でしたし。


~ストーリー~
中国の秘境、龍飛峰に生まれ育った少年・龍飛(りゅうひ)。ある日育ての親である寿安老師(じゅあん)が謎の組織・龍の牙の手にかかり必殺奥義「飛龍の拳」の奥義書を奪われてしまった。
老師はただ一つ取り戻した「心眼の書」を「少林寺の元涯(げんがい)に渡せ」と言い残し、息を引き取った。そして、龍飛は老師の最後の言葉に従い、少林寺へと旅立つのであった。


このゲームは横スクロールアクションパートの「道中」と格闘ゲームパートの「(予選)試合」を交互に繰り返して物語が進んでいきます。
難易度は「子供用」と「プロ用」に分かれていて、パスワード制になっています。

飛龍の拳1

まずが龍飛が少林寺へ向かう道中その1から。
十字キーの左右で移動、上でジャンプ、下でしゃがみ、Aでキック、Bでパンチを出せます。
上でジャンプの仕様にしたのは、恐らく格闘モード時と統一したかったからでしょうね。慣れないと動かしづらいです。

向かい側からどんどん競歩並みのスピードで迫ってくるチンピラたちをキックやパンチで一定数倒すと、妖怪のようなボスが出てきます。このボスはライフがあって、画面左上のメーターで表示されています。

このボスを倒すと紋章が手に入ります。ボスは全部で4種類いて、5体倒すと次のステージへ進める鍵が手に入ります。

飛龍の拳2

鍵を持ってステージ最後に用意されている扉に入ると、次の展開へとストーリーが進みます。
ちなみに紋章は取るとそれぞれパンチ、キック(ジャンプ)、拳圧(?)の力がアップします。

飛龍の拳3

少林寺に到着すると、当主の元涯から「心眼」の教えを伝授してもらいます。
ここで格闘パートの攻撃と防御の仕方を学びます。

飛龍の拳4

学んだら即実戦です。
KOゲージの右横にメーターがあります。これは敵に攻撃を当てると溜まっていき、MAXになると上+ABボタン同時押しで必殺の「飛龍の拳」を出せます。一度空中に回転しながら飛翔し、更に回転しながら蹴りを叩き込む荒業です。

飛龍の拳5

少林寺での修行を終えた龍飛は、養父の仇である龍の牙の戦士たちが異種格闘技の世界大会に出場することを元涯から知らされます。残る奥義の書を求めて龍飛もこの大会に参加することになります。

異種格闘技大会だけあって、参加選手の格闘スタイルは様々。拳法家や空手家や…

飛龍の拳6

ムエタイ(?)選手やボクサーなど。

で、ある選手は特定の攻撃で倒すと…


飛龍の拳7

龍の牙の戦士に変身します。
事実上2連戦になりますが、画面を飛んでいる瓶を取るとストックされ、セレクトボタンで使用してライフを回復できます。

そして龍の牙を倒すと…

飛龍の拳9

奥義書を取り戻し、封印の曼荼羅が1つ埋まりました。今回取り戻したのは「脚」の奥義書です。

飛龍の拳8

次の試合からは脚に特別な装備をして出場できます。
ちなみに右上の空白欄は取り戻した奥義の書を表しています。


こうして振り返ってみると、なかなかユニークな作品ですね。2つのジャンルを合わせたという、当時ならではのアイディア作だと思います。後にシリーズ化されたことを鑑みると、ユーザーに支持されていたんだなあと推測できます。

私は当時は格闘パートが苦手で、アクションパートの好きでした。でも交互にやらないといけないので格闘パートは兄に任せたりしましたね。

で、まあちょっと理不尽なのが、どいつが龍の牙の手先で、どういう方法で倒せば変身してくれるのかヒントが少ない、ほぼ無い場合もあって、手探り状態で見つけていかなければならないところですね。
結局自力では全部の奥義の書は見つけられず、ずっと後になってから雑誌か裏技本で攻略法を知りました。

このソフトリリース当時のゲームではよくある理不尽でしたね(笑)



総評:私のメガネにかないました!
格闘パートも攻撃と防御をしっかりできるようになると楽しめるようになりました。
このソフトが格闘ゲームなら、私の格ゲーデビューは『ストⅡ』ではなくこのゲームになるのかもしれませんね。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

キャプテン翼Ⅲ

キャプテン翼Ⅲ 皇帝の挑戦は、1992年にテクモ(現コーエーテクモゲームス)から発売された、スーパーファミコン用のリアルタイムサッカーシミュレーションゲームです。
ファミコン版で『Ⅰ』、『Ⅱ』をリリースし、満を持してこの『Ⅲ』で舞台をスーパーファミコンに移してやってきました。


今回はドイツ主催の「ユニバーサルユース」の優勝を巡って、翼率いる全日本が世界の強豪国と戦いを演じるストーリーとなっています。
はじめは各海外チームにに散っている全日本のレギュラーたちの視点でストーリーが進み、最後に全員が集まってユニバーサルユースに挑むという流れになっています。

1

まずは大空翼率いるサンパウロFCがブラジルの大会「リオカップ」に挑むところから物語が始まります。

相変わらず攻めてよし、ボールを運んでよしの天才MFぶりを発揮してくれる翼。シュート技だけでなく、「ドライブパス」やドリブル技の「ヒールリフト」など、フィールド突破技も持っていて非常に頼もしい存在です。

『Ⅱ』でもあったキャラクターカットインは今回更に追加され、敵にも多く用意されました。
ハードがSFCにあがったことで、グラフィック自体もかなり美しくなり、見ごたえが出ました。

3


日向と若島津はメキシコシティチームにいます。
初戦はドイツのカペロマンがいるモンテレーです。このカペロマンに試合前日に挑発された日向。どんな試合になるのか…。

今作ではミーティング画面でフォーメーションを3種類、ディフェンスタイプを3種類から選べるようになりました。
控え選手がいれば選手の入れ替えもできます。
マークはディフェンス時のコマンドではなくなり、この画面で誰がどの選手をマークするのかを決めるというシステムになりました。

5

『Ⅱ』からのゴールキーパーとの一対一の駆け引きは今回も健在で、ドリブルで突破できれば楽にゴールを奪えます。日向の場合「強引なドリブル」があるので、かなり簡単にキーパーをかわせます。

このようにゲーム序盤はガッツを大量消費して必殺シュートを撃つより、ドリブル技を持っている選手がいれば効率的に点が取れます。後半はなかなか通用しなくなりますが…。

6

今作では、必殺シュートを持っている敵選手がかなり出てきます。
必殺シュートだけでなく、ドリブル技やパス技、ゴールキーパーのディフェンス技など、敵も様々な能力を持った選手が登場します。

特に最終戦のドイツはほとんどの選手が何がしかの技を持っていて、ずば抜けて強いチームになっています。

ブラジルも強いんですけど、レベルが違いすぎるというか…。

12


全日本のDF陣もディフェンス技を身につけて心強い存在になりました。早田は「カミソリパス」も持っているので、ボールを奪ってから即、安全にMFにパスできます。

松山はイーグルタックル、次藤はパワータックル、石崎は顔面ブロックと、必殺技がシュート技しかなかった『Ⅰ』に比べてディフェンス時の行動選択肢が増えました。

10

ボールを持っている選手が指揮系統能力があれば、随時作戦を出すことが出来ます。
写真は松山のチームコマンド。原作であった「雪崩攻撃」でDFを含めた全選手をフィールド前方へあげることができます。

また、敵がボールを持っているときでもこのチームコマンドは使えます。カウンターを喰らってしまった場合は「みんな戻れ」が役に立ちます。

9

今作では全日本のエースストライカー、日向小次郎がネオタイガーショットを超えるシュートを身につけてくれました。

そしてそれに負けじと…

8

あのガッツマン石崎も必殺シュートを身につけました!
はっきり言って威力はあまりないですが、決まるときは決まる、不思議なシュートです。新田の隼シュートより決まるかもしれない…。

7

キーパーコマンド時の画面も緊迫感溢れるものに。
特にブラジルやドイツ戦だとほんとに緊迫、というかヒヤヒヤします。今回若林あまり強くないので…。


ゲームシステム自体は『Ⅰ』が土台になっているので安心して遊べました。相変わらず勝って負けての繰り返しでレベルアップをしていってストーリーを進めていきます。
序盤のほうで戦う中国は、キーパーが技持ちだし必殺シュート持っている選手もいるしで強くて何度も負けてくじけそうになりました。それでも地道に試合を重ねれば勝てるようになるのが本作のいいところですね。
『Ⅱ』で頻発した反則が今回はあまり出なくなったのも、試合テンポを良くするという意味で良かったと思います。

マイナスポイントは画面点滅が多いのと、ラスボスとも言えるドイツがあまりにも強すぎる点ですね。何回負けたか覚えていないほどです。10回以上負けたと思います。いくら大会主催側で副題にシュナイダーの異名が出ているからと言って、ラスボスといえでもさすがにこれはどうかと…。
正直言ってここはダれました。

もうちょっとここはバランス調整してほしかったですね。


総評:私のメガネにかないました!
ファミコン版キャプテン翼の正統進化版といった出来で、問題点はいくつかあるものの、楽しめました。サブストーリーや演出なども力が入っていて、良くまとまっていたと思います。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。


R-TYPE

R-TYPE(GB版)は、1991年にアイレムから発売された、ゲームボーイ用の横スクロールシューティングゲームです。
元々の作品は1987年にアーケードで稼動したもので、シューティングゲームの礎を築いた一作品です。翌年にPCエンジンで前半の4ステージをパッケージにしたソフトと、後半4ステージをパッケージしたソフトの2種が発売され、PCエンジンの普及に大いに貢献しました。
その後もパソコンやセガマスターシステムなど多くのハードに移植されました。


このゲームは兄が買ったソフトで、同時に私が買ったGB版『SUPER桃太郎電鉄』と交換しながら遊ばせて貰いました。

小学校低学年時に何かの雑誌でPCエンジン版のこのゲームを見て、「何て映像がきれいなシューティングだ!やってみたい!!」と思っていたので、まさかGBで遊べる日が来るとは思っても見ませんでしたね。
あのグロテスクな敵やステージも印象的で、どこまで再現されているのかワクワクして本体の電源を入れたものでした。

R-TYPE1

このゲームは移動は十字キー、Bボタンでショットとそこまではよくあるシューティングと一緒ですが、Bボタンを押しっぱなしにすると「BEAM」メーターが溜まっていき、ボタンを離すと貫通力のある強力な「波動砲」を撃てます。固い敵には連射するより波動砲を当てたほうが倒しやすい場合が多いです。

R-TYPE2

今作のアイテムの中でもキモとなる「フォース」。自機の攻撃に併せて弾を発射してくれて、さらにAボタンで誘導して機体の前か後ろに装備させることができます。
フォースはそれ自体攻撃力を持っていて、敵に当てることでもダメージを与えられます。
また、敵の弾を防ぐこともできます。

R-TYPE4

フォースを装備した状態でパワーアップアイテムの1つ、「レーザークリスタル」を取ると、クリスタルの種類によって3種類のレーザーを撃てるようになります。
上記写真は斜め上と斜め下に同時に発射する「反射レーザー」。障害物に当たると反射します。ゲーム中最も使うことになるレーザーです。

R-TYPE6

こちらは「対空レーザー」。円が連なったビームショットで、当たり判定が3種類のレーザー中最も大きいです。
アーケード版やPCエンジン版だと青と赤のキレイなストライプになっているんですが、白黒のGBだとわからない…。

R-TYPE5

こちらは上下に発射して地形に沿って進んでいく「対地レーザー」。主に上下から敵が発生するステージで活躍してくれます。

R-TYPE3

レーザーを取得するとフォースのショット能力もアップされ、広範囲を攻撃してくれるようになります。

場面によってはレーザーを撃つよりフォースを分離して攻撃したほうが効率的な場合があるので、そこの判断力も必要となってくるのがこのゲームの奥深いところです。
後方からも攻撃が飛んでくるので、フォースを後ろに装備させたほうがいい場合もあります。

また、写真の自機の上に浮遊しているのは「ビット」というアイテムで、このビットにも攻撃判定があります。2つ取ると下方にも付いてくれます。また、対空レーザーを装備している際にはショットを撃って援護してくれます。


R-TYPE7

有名な1面のボスです。弱点の腹部にフォースを撃ちこんだのでダメージのせいで白黒に点滅しています。

ボスには弱点部分にフォースを打ち込んで、自機は逃げ回るというのが基本的な攻略パターンです。


このゲームで一番印象に残っているのは4面で石像が上から下から現れて、壁で区切られた狭いエリアを移動してくるステージですね。どこに避ければ安全なのか手探りで進んで、やられて、ここで何回ゲームオーバーになったことか…。シューティングというよりパズルゲームに近かったです。

ラスボスも強かったですねぇ。はじめは「こんなメチャクチャな攻撃してくる奴倒せるのか?」と思いました。苦心して倒してゲームクリアしたときの達成感はひとしおでした。

ハードがGBということで美しい本来の美しいグラフィックはほとんど再現できていませんでしたが、グロテスクな雰囲気は十分味わうことができましたし、フォースを生かして常に頭フル回転でプレイするというR-TYPEの醍醐味は味わえたので、GBのシューティングゲームとして見ると中々優秀だったと思います。

ステージが本来8面まであるところが6面までしか収録されていなかったのは、ハードの都合上ご愛嬌ということで…。


総評:私のメガネにかないました!
『グラディウス』とも違う趣のまさに名作と呼ばれるにふさわしいシューティングゲームだったと思います。
去年3DSでPCエンジン版をダウンロードしました…(笑)

当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’96

ザ・キング・オブ・ファイターズ’96は、1997年にSNKから発売された、プレイステーション用の格闘アクションゲームです。
元々アーケードで稼動していたゲームを移植した作品です。
プレイステーションに先駆けてネオジオ、ネオジオCDに移植され、その後セガサターンにも移植されました。


『餓狼伝説』と『竜虎の拳』やSNKオリジナルのキャラが戦う格闘ゲームがプレイステーションにも移植されたらしい…。その情報をキャッチした私は、既に『ストリートファイターZERO2』や『鉄拳2』といったPS用の格闘ゲームを所持していたにも関わらず、やってみたくて堪らない衝動に襲われたのでした。
自己調査したところ、ゲームの名称は『ザ・キング・オブ・ファイターズ』で、95年バージョンと96年バージョンの2バージョンがリリースされているらしい…。どちらを買えばいいか悩んだ私はクラスのゲーム通数人に意見を求めました。
「’95のほうが飛び道具があって面白い」、「いや’96のほうが主人公の技が豊富だし各作品のボスキャラも出ていて面白い」等々…。

結局'96を押す声が多かったのと、ソフトのパッケージ絵がかっこよかったので'96を買いましたv( ̄∇ ̄)v このときの判断は間違っていなかった…!


ザ・キング・オブ・ファイターズ’961

人数多いな!!隠しキャラを入れて…29人!!

「主人公チーム」、「餓狼伝説チーム」、「竜虎の拳チーム」、「新・怒チーム」、「サイコソルジャーチーム」、「キムチーム」、「新・女性格闘家チーム」、「八神チーム」、「ボスチーム」、神楽ちづる、ゲーニッツ。

ギースとクラウザーが同じチームにいる!それだけで興奮したもんです。
あとは良く分からないチームが4つ程ありましたが。何でキムがこんな悪そうな人たちと組んでるの?と思ったもんです。

これだけ人数が多いとキャラが没個性的になりがちですが、どっこい、キャラの個性こそがこのゲームの最大の魅力だとプレイヤーは後々気づくのです…。

チームごとにストーリーや設定が設けられていて、格闘ゲームで薄くなりがちなドラマ性を持たせているんですね。特に主人公チームと八神チームはエンディングまで必見。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’962

はじめは馴染みのある餓狼キャラで戦っていました。アンディの超必殺技『超烈破弾』が溜めコマンドでなくなり、出しやすくなったのは嬉しかったですね。

HPゲージが赤くなって、さらにPOWゲージがMAXのときに超必殺技を出すと「パワーMAX超必殺技」になって、性能が上がる、というのも逆転を狙うチャンスが増えていいシステムだと思いました。一部のキャラでは演出も変わって、それを見たいがためにわざと敵の攻撃を受けてHPゲージを減らしたこともありました(笑)

ザ・キング・オブ・ファイターズ’967

因縁のある者同士でのラウンドでは試合前の特殊なやりとりがあって、これもキャラを引き立ててましたね。
個人的にやっぱりテリーとギースのやりとりが一番好きでした。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’963

餓狼キャラと竜虎キャラが戦うと、これぞ夢の祭典!!という感じがしましたね~(*´Д`*)
なんてリッチな格闘ゲームだ。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’965

そしてこの人。八神庵。
私はこの人のせいで完全に厨二病に陥りました。中3にして1年若返ったわけですw

この人ほんと色々ヤバくてシビれました!!!

技の掛け声の大半が「氏ね!!」という対戦相手を本気で殺しにかかって来ているヤバイ人です。素手で相手を切り裂いてますから。

超必殺技の「八椎女」も技の性能がいい上にカッコいい。パワーMAX状態で出すと演出が変わってもっとヤバイ人になり、またシビれるんですよね…。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’966

勝つと高々と笑う様もいい意味でイカれていて「か、かっけー…」と15歳の私はもう庵に首っ丈になりました。
こんなぶっとんだ格ゲーキャラ今まで見たことなかったですから。庵との出会いで私の中で格闘ゲームに対するパラダイムシフトが生まれましたね。

主人公・京も天才肌の炎使いの格闘家というカッコいいキャラなんですが、そのライバルで青い炎を操る庵がまた対照的で惹きつけるんですよね~。

それに庵のステージのBGMがサックスがガンガンに効いているロック調でこれまたカッコいい。「嵐のサキソフォン2」というタイトルの曲です。なので敵として戦っても庵相手だと盛り上がるんですよね。場所も船の上という洒落たところですし。

ザ・キング・オブ・ファイターズ’968

PS版では1ラウンドごとに結構長いローディングが入ります。10~15秒くらいはあるんじゃないか?というくらい長いです。
ローディング時間中に出てくるキャライラストは「その間これでも見て時間を潰してね♪」というメーカーのメッセージと私は受けとりました。

お陰で折角ゲーム自体は面白いのにテンポが悪くなって、ここだけは大きな欠点ですね。


このゲームシリーズは一部の方々から「キャラゲー」と言われていますが、私もいい意味で肯定します。キャラ性能だけでなく、キャラの個性と言った面でプレイヤーを惹きつけるキャラが大勢出演する格闘ゲームは多分このシリーズが走りだと思うのです。そういう意味ではエポックメイキングなゲームだったな、と思います。

キャラを性能だけで選ぶのではなく、アニメや漫画のキャラのように個性面で愛でて選んで使うという新しい格ゲーの楽しみ方を提案してくれたゲームだと思います。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
私の格闘ゲーム史には外せない作品ですね。
庵以外では京やケンスウ、レオナあたりを好んで使ってました。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

Amazonリンク

ザ・キング・オブ・ファイターズ -オロチ編- (通常版) NEOGEOオンラインコレクション

中古価格
¥2,333から
(2015/7/14 17:39時点)

↑このページのトップヘ