メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

2015年08月

高橋名人の冒険島Ⅱ

高橋名人の冒険島Ⅱ(GB版)は、1992年にハドソンから発売された、ゲームボーイ用の横スクロールアクションゲームです。
前年の91年にファミコン版が発売され、今作はそのゲームボーイ移植版となっています。


このゲームは、ファミコン版の『Ⅰ』を人の家で遊ばせて貰って、「おお結構難しいけど何か面白いじゃん」と思っていた矢先、ファミコンで続編が出ると発表されたんですよ。雑誌でその記事を読み、「やってみたいな~」と思っていたところ、ゲームボーイ版の発売が決まり、「じゃあこっちを買おう」と思ったのが買ったきっかけですね。

高橋名人の冒険島Ⅱ1

今作では合計8つの島を冒険します。ワールドマップも取り入れられ、何となく「スーパーマリオ」を意識した作りになっているな、と感じました。

高橋名人の冒険島Ⅱ2

各島は複数のステージで構成されていて、最終ステージにはその島のボスが待ち受けています。
ゲームルールとしてはシンプルで、時間経過で減っていく「バイタリティ」(画面下ゲージ)がなくなる前に、ステージ奥のゴールにたどり着く、というもの。途中フルーツや牛乳を取ることでバイタリティは回復します。
また、地面にある卵を転がすと、中から武器の「石斧」や移動補助アイテム「スケボー」などが手に入ります。
敵を攻撃したり、フルーツを取ったりすると得点が入り、一定値まで溜まると残機数が1増えます。
バイタリティが0になったり、1回でも敵の攻撃を喰らったり、トラップに引っかかたりするとミスとなり、ステージの最初からやり直しとなります(スケボー装備時は、敵の攻撃を喰らってもスケボーが消滅するだけでミスにはなりません)。まあ、サラリーマンですから。

高橋名人の冒険島Ⅱ3

名人のスケボー姿は今作でも健在!腰ミノ一丁なのにちゃんとヘッドギアをつけるところはさすがの一言。子供達のお手本です。

高橋名人の冒険島Ⅱ4

花を通り過ぎると後ろからエライ勢いで迫ってくる「コヨーテ」も健在。ジャンプで飛び越してから攻撃して倒すとアイテムを落とします。私はめんどうなので、後ろに来たと思ったらすぐ振り向いて石斧でボコってました。

高橋名人の冒険島Ⅱ5

今作最大の特徴、名人を助けてくれる「恐竜」たち。
この恐竜たちも卵から手に入れます。卵から出てきたトランプのスペード、ハート、ダイヤ、クローバーを取ると、各々の恐竜が出てきます。

スペードで出てくる「赤チラノ」は溶岩の中でも移動可能で、岩をも破壊する火炎を吐いて攻撃します。
ハートで出てくる「青チラノ」(ゲームボーイだとどう見ても白)は氷の上でも滑らないで移動できて、岩をも破壊する電撃を出して攻撃します。
ダイヤで出てくる「ノッシー」は、攻撃手段こそありませんが、水中で自由に、素早く移動できます。
クローバーで出てくる「プテラ」は空を飛んで移動することが出来て、投石で攻撃します。

恐竜なしでもクリアはできますが、それぞれが得意なステージで使ってやると、実にスムーズにゴールまでいけます。ちなみに一回敵の攻撃を喰らうと恐竜は消滅します。

高橋名人の冒険島Ⅱ6

ステージには至る所に隠し卵なるものがあり、斧で攻撃してポコポコと音がする場所に隠れています。その場所でジャンプすると、その卵が現れ、上記画像のようなボーナスステージに行けたり、残機アップをくれるデカイ恐竜の隠し部屋へ行けたり、次の島へワープできる部屋へ行けたりすることができます。

高橋名人の冒険島Ⅱ7

ステージをクリアすると、回転する6つの卵から1つを選んで取る事ができます。中身は1UPから50点までのボーナスが用意されています。私は100点とか200点とかをとることが多かったですね(笑)

高橋名人の冒険島Ⅱ8

2面のボス。ヤドカリ状の敵で、攻撃の合間に身を貝殻に隠して防御します。よくいる単純なパターンの敵ですね。

高橋名人の冒険島Ⅱ9

このゲームはステージ中に取ってゴールしたアイテムをストックすることができます(スケボーはできません)。
ストックアイテムは次のステージ開始時に、選択して持っていくことができます。石斧も、終盤になると出にくくなるので馬鹿にできないアイテムです。

ここで恐竜を温存するか、思い切って持っていくかの判断が割りと重要だったりします。


このゲームは、アクションゲームとしては難易度は易しい部類に入ります。慣れてくると、ワープを使えば1時間くらいでクリアできます。

難易度が低い理由の1つにボスの弱さが挙げられます。ボスの攻撃が全部同じで、小さな玉を2つ吐くだけ。足場が複数ある場所で出てくるボスは、何回か攻撃したら違う足場へ移動、の繰り返し。
簡単にパターンが覚えられます。

また、ステージそのものも、あまり代わり映えのしない、似たような構成のものが繰り返し出てきます。これも何となく先が読めてしまうので、2回目以降はかなりスイスイ進めると思います。

難易度が低いのは決して悪いことではないんですが、もうちょっと工夫が欲しかったですね~。

あと、下り坂の斜面ではダッシュジャンプできないのも不満でした。何回もそのまま穴に落ちました…。

ところで高橋名人って、この冒険の分の手当は出てたんですかね?「危険業務手当」とか「冒険手当」とか…。せめて「出張手当」ぐらいは出ていてもらいたいものです。


総評:私のメガネにあまりかないませんでした…。
自分が持っていたゲームの中でも、あまりやらなかった分類に入るソフトですね。
ファミコン版はもっと難しくて、このゲームボーイ版はゲームバランスを調整して作った作品らしいですが、ちょっと甘くしすぎたかな?と思います。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。


ドラクエⅢ

ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…(SFC版)は、1996年にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された、スーパーファミコン用のRPGです。開発はハートビートが行いました。
オリジナルのファミコン版の発売8年後にリメイクされた作品で、ゲーム中に多くの追加・変更が加わっています。
その後、ゲームボーイカラーや携帯アプリ、WiiやiOS、Androidなどにも移植されました。


私はファミコン版は序盤でセーブデータが消えてしまい、やる気を失ってほかの人のプレイをずっと見ていました。なのでリベンジという意味で、値段が下がった頃を見計らって購入しました。

ドラクエⅢ1

ハードがスーファミになったことでグラフィックが劇的に向上しています。
そして、システムも『Ⅵ』のものを継承しているので、とても軽快に冒険を進められます。例えば「調べる、話す」を一度に行える「べんりボタン」の存在や、持ち物を大量に入れて持ち歩ける「ふくろ」、町やダンジョンでの移動スピードのアップなどです。

ファミコン版は正直ボタンのレスポンスがあまり良くなかったり、町やダンジョンに入る際に微妙なタイムラグが発生したりしていたので、サクサク動作ができるようになり、非常に助かりました。

ドラクエⅢ3

これも『Ⅵ』からのシステム、「おぼえる」。冒険のヒントとなる会話内容を一時的にメモすることができる機能です。「おもいだす」コマンドでその内容を振り返ることが出来ます。

ドラクエⅢ2

装備品では装飾品の数が劇的に増えました。そして男性専用防具ができて、女性専用防具も数が増えました。女性専用防具は能力が高いものが多いので、パーティーメンバーは勇者以外女性にしました。
本当は勇者も女性にしたいところですが、やっぱり勇者は男でないと!というこだわりと、ハーレム状態にしたいという思いからこうなりました(笑)

ちなみにパーティーは勇者以外は盗賊、僧侶、賢者です。盗賊は守備力の高さとダンジョン探索のときの補助能力を買って、この職業にしましたが、終盤では火力不足でしたね。僧侶は「賢者の石」使用要員(笑) もちろんキアリーやザオリクなどの回復も担当させてます。賢者は攻撃呪文要員ですね。

ドラクエⅢ4

戦闘システムも『Ⅵ』のものを部分的に取り入れています。モンスターが攻撃時に動いたり、こちらの攻撃時にエフェクトが入るようになりました。
また、ファミコン版ではなかった複数対象を攻撃する「ブーメラン」や「ムチ」も登場します。これはかなり戦闘が楽になるので助かりましたね。MPの温存になります。画像は「炎のブーメラン」で攻撃しています。

ドラクエⅢ5

ファミコン版では画面が点滅するだけだった呪文エフェクトも、視覚エフェクトへと切り替わりました。迫力のあるエフェクトで楽しませてくれます。

ドラクエⅢ6

私のNo.1はこれ!ギガデイン!! イオナズンも派手でカッコいいんですけど、やっぱり最強攻撃呪文のギガデインには勝てない。

ドラクエⅢ7

ラーミアもこんなに美しく表現されています。まさに神の鳥。

ドラクエⅢ8

そしてクリア後のお楽しみも追加されました。
ゲームクリア後にある場所へ行くと、新たなダンジョンへ挑戦できるようになっています。
ここで出てくる敵がまあ強いの何の! ラストダンジョンは遊びだったのねと思わざるを得ない難易度でやりがいがあります。
そして最奥部であのボスが待ち構えています…。

ドラクエⅢ9

今作の特徴の1つ、「性格」システム。
全てのパーティーキャラに全46種類の「性格」の中から必ず1つ設定されていて、勇者はゲームスタート時に何者かの問いかけに答えることで性格が決まります。

しかし その前に この私に おしえてほしいのです。あなたが どういう人なのかを……


合コンかっ!!



ドラクエⅢ10

はじめはRPG的な質問内容ですが、段々心理テストのような質問になっていきます。
「よく夢を見るほうですか?」「だれかに追いかけられる夢を見るようなことがありますか?」



何だこの質問は!!


医療機関かどっかで渡された診断テストに似たような項目があったわ!

そして最終的に塔や洞窟などにワープさせられて、そこでの行動で性格が決まります。

性格はレベルアップ時のステータスアップに大きく関わってきて、どんな性格かでキャラの成長傾向が決まります。例えば「ごうけつ」だと力が大きく伸び、「でんこうせっか」だと素早さが大きく伸びます。

仲間の場合、ルイーダの酒場で仲間を作る際、ステータスをアップする「~の種」を複数渡されるので、どのステータスをどれだけ伸ばしたかで仲間の性格は決まります。

一度決まっても、ゲーム中のイベントや装飾品、アイテムによって性格を後から変えることもできます。

ドラクエⅢ11

今作で追加されたミニゲーム「すごろく場」。ドラクエのリメイク作をプレーしたことのある方にとってはおなじみのゲームです。
サイコロを降って、出た目の数だけ進み、見事ゴールまでたどり着ければ豪華商品を貰えるというゲーム。遊ぶには「すごろく券」1枚か「ゴールドパス」が必要です。

今作では『Ⅳ』から始まった「ちいさなメダル」も登場します。先述した「ゴールドパス」もその景品です。



今作はファミコンのオリジナル版を良い方向にパワーアップさせた良リメイク作品だと思います。格段に遊びやすくなっていますし、新たな要素を追加したお陰でゲームとしての幅が広がりました。
呪文のオートターゲット化はできていませんでしたが、それでもシステム的に十分戦い易くなっています(「ぼうぎょ」コマンドの追加など)。

ファミコン版で十分RPGの原点となりえましたが、今回のリメイクで更に磨きがかかり、「これが正当RPGの基本であり、頂点だ!!」と言えるようになったと思います。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
いや、本当に面白かったです。町で情報を収集して、目的を持って次の町へ行ったりダンジョンへ行ったり、そして道中でレベル上げを行ったり…と、RPGの面白いと思える部分がしっかり作られている、4人制パーティーRPGのお手本と足りえるゲームです。
後世に残したいゲームの1つですね。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

ぷよぷよ

ぷよぷよ(GB版)は、1994年にバンプレストから発売された、ゲームボーイ用のアクションパズルゲームです。
開発はウィンキーソフトが行いました。

ぷよぷよは元々コンパイル社が開発、販売した対戦パズルゲームで、家庭用ハード向けに発売した後、改良を加えてアーケード展開したという珍しいタイプの販売パターンをとっています。はじめの家庭用ハード向け版は特に話題にはなりませんでしたが、対人対戦に重きを置いたシステムに変更してリリースしたアーケード版は大ヒットし、後に続くぷよぷよ人気の火付け役となりました。

このゲームボーイ版は、アーケード版がリリースされた2年後の発売となっていますが、それよりも先にメガドライブ版、スーパーファミコン版などが先駆けて発売されました。


で、私は小6のときにクラスメイトからこのゲームを貸してもらいました。

ぷよぷよ1

選べるモードは全部で3つ。これはどのハード版でも共通のようです。

ぷよぷよ2

「ひとりでぷよぷよ」モード。
まずレベルを選択します。このレベルは難易度とは別で、難易度そのものは前画面の「おぷしょん」で変更できます。レベルというか、言わばステージ選択ですね。
「練習ステージ」は前3ステージ用意されていて、「ふつう」は全10ステージの1ステージ目からの挑戦となります。「むずい」は4ステージ目からです。1ステージ目からなんてめんどくてやってらんねえ!という人向け。

ぷよぷよ3

レベル選択をすると、対戦キャラが現れてご存知漫才デモが始まります。これがぷよぷよのゆる~い世界観をよーく表してますね。見ていて楽しい。

ぷよぷよ4

これがゲーム画面。

見辛れえよぉおおおおおお!!!

色2色、形3の計6種類の異なるぷよが降ってきます。

目が疲れる…。。。(´;ω;`)

いくらゲームボーイだからって、これはないでしょう! もっと表示方法があったはずだ!!
ドクターマリオ』を見習って欲しい!!!

このゲーム、『スーパーゲームボーイ』に対応しているのですが、そっちで遊ぶことを前提に作ったのか?と思ってしまいます。


でもゲーム内容は他機種版と変わらず、連鎖した場合相手に「おじゃまぷよ」を送れますし、段々とぷよの落下スピードも速くなってきます。しかしボイスは残念ながら未収録です。


でも私、別の要因でこのゲームを楽しめませんでした…。


連鎖が組めない…。


練習ステージでいくら練習しても、3段より上の連鎖が組めなかったんです。連鎖の組み方が良く分からない。だって私立文系だしぃ。…関係ないか。

なので適当にぷよを片側に積んで、偶然起きる連鎖に懸けて戦ってました( ´_ゝ`)

一応それでも勝てるもんなんですよね…。

ぷよぷよ5

オラァッ!!!


ぷよぷよ6

そして4段以上の連鎖が組めない私に迫り来る悪の軍団員たち。
正直言って、「ふつう」からはじめてクリアしたことは1回もありません。

ぷよぷよ7

負けるとこの画面。偶然の勝利に懸けてコンティニューしまくりましたとも。やっぱりエンディング見たかったので。

最終的には裏技を教えてもらって、いきなりラストステージの10からはじめて、勝つまでコンティニューし続けました。
クリアしたときは嬉しかったですねえ。そして「ぷよぷよシリーズは今後買わないようにしよう…」と胸に誓ったのでした。


総評:私のメガネにかないませんでした…。
ぷよの表示方法がもうちょっとなんとかならなかったのか、という点と、ゲーム内容自体が私には合わなかった、ということでこの評価です。

やっぱり私にとって、パズルゲームは『テトリス』が一番です。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

キン肉マン

キン肉マン マッスルタッグマッチは、バンダイから1985年に発売された、ファミコン用のアクションゲームです。開発はおなじみのトーセ。
約105万本のセールスを記録したヒット作です。
そしてバンダイのファミコン発参戦作です。


これは小学校低学年の時に、近所の人の家で遊ばせて貰ったゲームですね。当時はガチャガチャコントローラーを動かして、良く分からないままプレイしてました(笑)

キン肉マン1

このゲームでは、ゲームスタート時にまずタッグを組む超人二人を選びます。選べる超人は主人公のキン肉マン、テリーマン、ラーメンマン、ロビンマスク、バッファローマン、ウォーズマン、ブロッケンJr、アシュラマンの全8人です。
それぞれ攻撃力、移動速度、必殺技が異なり、差別化がされています。

キン肉マン2

ゲームルールは3回戦中2回勝つとラウンドクリアとなり、次のラウンドへと進めます。

画面上部のパネルに表示された赤と青の玉は、リング上にいるそれぞれのキャラクターの体力を示しています。これが無くなると、1回戦負けとなります。

体力は敵超人から攻撃を喰らうことで減っていき、攻撃を喰らわないでいると回復していきます。

攻撃方法は十字キー+Bでジャンプ、ジャンプ中にAでキック、Aでパンチ、ロープに向かってジャンプでフライングアタック。

キン肉マン3

そのほかに相手の背後で相手の方向キー+Aでバックドロップ、相手の近くでAであいてをはじく(ロープ付近ではじくとロープに当たり、戻ってきます)、ロープはじきからAでラリアット、キックでドロップキックと、結構技の種類があります。BボタンからAボタンへスライドするように押すことで小ジャンプという小技も出せます。

また、タッグキャラクターの近くでAボタンを押すことでタッチをしてキャラを入れ替えることが出来ます。タッチしてリング外に出たキャラは徐々に体力が回復していきます。

キン肉マン4

そしてこれが今作の目玉システム、キン肉マンの弟、ミート君が投げる「命の玉」。
これを取ると体が点滅して体力回復、移動速度上昇、そして必殺技を使用できるようになります。

キン肉マン5

これがウォーズマンの必殺技、ベアクロー。Bボタンを押すだけで横直線上に飛びかかる技で、原作通り威力も抜群です。

キン肉マン7

第一ラウンドをクリアすると、次のラウンドへ。第2ステージはリングが凍っていて、移動したり技を出すだけで滑ります。

尚画像の技はキン肉マンの必殺技、「キン肉ドライバー」です。

キン肉マン8

これはブロッケンJrの必殺技の「毒ガス」です。ゲーム中唯一の飛び道具であり、尚且つ連続で当たるため非常に厄介な技です。私には口から汚物を吐いて攻撃しているようにしか見えないんですが。

キン肉マン9

次のステージの舞台は電気リングです。大仁田厚を連想させるリングですね。
ここでは、ロープに触れるとしびれてしばらく動けなくなり、ダメージも喰らいます。
そして非常に画面がチカチカ点滅するので、プレイヤーの目にもダメージを与えるという恐ろしいリングです。ポケモンショック後だったら絶対発売できなかったでしょうね、このゲーム。

キン肉マン10

ラウンドをクリアすると、スコア画面が出ます。このことから、スコアアタックを目指すゲームであることが分かります。


ゲーム全体として見ると、この年代に流行した結構大雑把なゲームバランスだけれど、遊べなくはないという感じのゲームですね。
超人間に能力差を設けることで個性を出すことに成功していますし、このお陰で人が集まって遊ぶときにハンデをつける意味であえて弱いキャラを使ったり、強いキャラを使わせてもらったり、ということが出来ると思います。
ちょっと差がありすぎな感もあるんですが(特に最弱キャラのキン肉マンと最強キャラのウォーズマン)、発売当時に子供たちが集まってワイワイ遊ぶのにはもってこいのゲームだったんだろうな、と思います。


総評:私のメガネにあまりかないませんでした…。
結局「命の玉」の取り合いになるんですよね…。まあ必殺技の一発逆転も魅力ではあるんですけど、足が遅いキャラはなかなか取れないんですよね。
これも時代を象徴したゲームの1つ、だと思います。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

どこでも大運動会

ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会は、1992年にテクノスジャパンから発売された、ゲームボーイ用のアクションゲームです。
1990年に発売されたファミコン版のリメイク移植作品となっています。


これは兄が買ってきたソフトで、ファミコン版が面白かったのでゲームボーイ版が出たら買おうと思っていたのに先を越されてしまいました。まあ、お陰でタダで遊ぶことが出来たわけですが(笑)

どこでも大運動会1

今作は競技数が5つになっています。ファミコン版では4つでしたが、「たまわりきょうそう」がなくなった代わりに「かくとう パンくい」と「ばくだん おにごっこ」の2種目が追加されています。

また、ファミコン版では1人プレイ時には好きな種目だけを選んで遊ぶことができませんでしたが、今作は1人プレイでも好きな種目のみ遊ぶことができます。まあゲームボーイは基本、1人で遊ぶハードなので、これは開発側のありがたい処置でしたね。

どこでも大運動会2

「クロスカントリー」。
コースに変更はありませんが、コースのグラフィックが粗くなっていたり、障害物の大きさが小さくなっていたりして、さらに画面が白黒なので全体的にちょっと見づらくなっています。コース途中の家の中で、奥さんや旦那さんの頭の上に乗ってもグラフィックの変化が起こらなくなったりもしています。

ファミコン版では体力はゲージで表示されていましたが、今作では数字表示に変わっていて、さらに選手の名前の代わりにプレイヤーナンバーを表示しているため、誰が誰だかわからなくなる事があります。顔グラフィックで判断するしかないですね。

また、今作では選手が画面外にスクロールアウトしてもコースアウトにならなくなりました。ゲームボーイの画面が小さくて、スクロールアウトしまくってしまいますからね…。

どこでも大運動会3

新種目「かくとう パンくい」。
これは1本のフランスパンを口に入れて、咀嚼しきって食べ終えた選手が勝ちという種目です。
もちろん食べている最中はほかのチームの選手に妨害を受けます。妨害を受けるとパンを吐き出してしまい、そのパンめがけてまた選手たちが群がります。
なので、まずほかの選手を攻撃して、全滅させてからパンを食べるのが確実に勝てる方法です。


リアルじゃ絶対やりたくねえ!!!


他人が口に入れて咀嚼したパンを吐き出させて、自分が食べるとか生理的、衛生的に嫌すぎる!! これ下手すると病気になるんじゃないんですか?? 不良たちは病気など恐れないのか…。


どこでも大運動会4

「しょうがい べや」。
これはファミコン版でもあった競技ですが、部屋の構成がかなり変わっています。数箇所の部屋が削除され、代わりに2つの部屋が新設されました。これが一つ目の凍って滑る床と巨大針のトラップ部屋。

どこでも大運動会5

これが巨大扇風機部屋。なんか昔の体当たり系バラエティ番組でこういうのありましたねぇ。
ちなみに扇風機に触れると吹っ飛ばされます。

どこでも大運動会6

新競技「ばくだん おにごっこ」。
まずルーレットでランダムに選ばれた選手が鬼となり、爆弾を持たされます。爆弾はダウンした選手になすりつけることができ、一定時間爆弾を保持し続けるか制限時間終了で爆弾は爆発します。このとき爆弾を持っていた選手が負けとなります。

この競技では体力の概念がないのでいくらでも殴りあうことができますが、爆弾が爆発したときに爆弾を持っていた選手は体力が0になり、その爆風に巻き込まれた選手は体力が半分となり、次回の競技出場に大きな痛手を被ります。

この競技は扉から出てくる巨大な手のトラップや、移動スピードとジャンプ力が極端に落ちるDANGERゾーンがあるため、余裕をこいているといつの間にかダウンして爆弾をなすりつけられるという結構な緊張感を味わえます。これは有人対戦でやると盛り上がりそうですね~!

どこでも大運動会7

「かちぬき かくとう」。
おなじみの人気競技ですね。敵選手の体力を0にするか、リングアウトさせると勝ちというシンプルなルールの格闘競技です。
今作では、「爆弾パンチ」や「爆魔龍神脚」などの突っ込む系の技がフェンスに当たると、自動的に選手が方向転換してくれるようになりました。入力のタイミングも甘くなったので、フェンスのあるゾーンでこれらの技を連続で出しているだけで敵選手を蹂躙できます。

反面、ダウンした選手を持ち上げづらくなりました。ダウンさせて持ち上げて、リング外に投げて勝利ー、という方法を取りづらくなってしまいました。連合の「くまだ」の存在価値が…。

どこでも大運動会8

全競技が終わると、各個人賞の発表です。
ファミコン版では選手名が出るだけでしたが、今作では受賞選手が画面に出てきて、ジャンプしたり、Vサインをしたり、クラッカーを鳴らしたりと、様々なアクションで喜びを表現してくれます。

どこでも大運動会9

そして優勝チーム発表。
ファミコン版ではここで負けた3チームのキャプテンが吹っ飛ぶという演出が入りましたが、今作では残念ながらカットされています。

どこでも大運動会10

ゲーム中色々カットされた部分もありますが、新競技のほかにも追加された要素も。
ファミコン版では熱血チームだけ優勝するとエンディングが見られましたが、今作では4チーム全てにエンディングが用意されています。

どこでも大運動会11

また、熱血チームで優勝すると、「てくのすチーム」という新チームが熱血チームの代わりに出場します。
ですが、各選手の能力は熱血チームの面々と同じなので、あくまで名前と顔グラフィックが違うというだけのオマケです。

どこでも大運動会12

棒で殴っているのが「てくのすチーム」の「よしはら」。およそくにおくんシリーズの人物らしからぬ、異形の顔面の持ち主です。

どこでも大運動会13

また、連合チームで優勝すると、「ゆめみチーム」が熱血チームの代わりに現れます。
このチームは冷峰チームと同じ能力を持つ選手が揃っている、強力なチームです。

どこでも大運動会14

「ゆめみチーム」のキャプテンの「じじい」。爆魔龍神脚を決めているのがそうです。龍一とあたれば夢の爆魔龍神脚合戦が見られます。


このゲームは、ゲームハードのスペックの制約上、カットされた部分をほかの点で補おうとしている開発側の意気込みを感じた意欲的な作品でした。
COMの強さもファミコン版より落ちていて、狭い画面内で理不尽なやられ方をしないように考慮されているとも感じました。


総評:私のメガネにかないました!
4チームにエンディングが用意されていたことと、隠しチームの存在はちょっと嬉しかったですね。気軽に1人で勝ち抜き格闘を楽しめるのも良かったです。
ですが熱血行進曲は、やはり1人よりも友達や兄弟やらで複数人で遊ぶのが一番楽しいですね。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

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