ドラゴンクエストⅥ 幻の大地(DS版)は、2010年にスクウェア・エニックスから発売された、ニンテンドーDS用のRPGです。開発はアルテピアッツァが担当しました。
1995年に発売されたスーパーファミコン版に追加要素を加えた、リメイク版となっています。
国内で約130万本もの売り上げを記録しました。
私はスーパーファミコン版は未プレイで、中学生のときに友人宅で友人がプレイしていたのを見ただけだったので、このDS版に興味が湧き購入してみました。
DSのドラクエシリーズをプレイするのは『Ⅸ』以来ぶりとなりました。
今作も2画面を使用して、町の中やダンジョン内を表示する仕様になっています。縦長なのでどうしても見づらい部分が出来てしまいますが、カメラを回転させることにより、表示部分を変えられるようになっています。
私は個人的には町中などの表示は、下画面だけでいいと思うのですが…。キャラのドット絵をある程度縮小することになったとしても。
PSの『Ⅳ』のリメイク版から搭載された、仲間会話システム。これのお陰で仲間の個性がより引き立ち、魅力が湧いたり愛着が湧いたりするようになりました。
ハッサンは本当に見た目通りのおっさ…、青年でした(笑) バーバラは生意気そうな顔をしていますが、実は元気がいい気さくな娘だったので、自分の中で高感度が上がりましたね。
Ⅵではバーバラ派かミレーユ派かで男性の意見が分かれそうですね( ´∀`)
Ⅵと言えば、Ⅲから復活した転職システム。
やっぱり上級職に上がると嬉しいですね~。今回「まものマスター」は、仲間に出来るモンスターがスライム族だけと限定されているので、私は使いませんでした。敵モンスターを仲間にできなくなった点は改悪だと、散々ネット等で叩かれていましたね…。
仲間には顔グラフィックが追加されました。チャモロはいかにも修行僧という顔つきですね。ところで何故帽子の上からターバンを巻いているんでしょうか…。
ステータスには新たに「かっこよさ」が加わりました。これはあるイベントに関連してきます。
そう、「ベストドレッサーコンテスト」! ここではかっこよさの値が高いほど、優勝する確率が高くなります。
このコンテストは開催回によって、男女どちらでも参加できる「フリー」と、男性か女性、それぞれ指定された片方しか出場できないものとに分かれています。
画像は女性オンリーの大会です。
優勝すると、レアアイテムを貰えます。ストーリー進行上何回かは優勝しないといけないので、かっこよさが上がる装備アイテムを確保しておくことも、冒険を進める上で欠かせません。
戦闘画面。
上画面に仲間のグラフィックと命令内容が表示されています。コマンドを決定していくと、そのコマンド名が表示されます。
モンスターは、スーパーファミコン版では攻撃してくるときにモーションがあるだけで(当時はそれだけでも凄い進歩で驚きましたが)、コマンド入力画面では動かず突っ立ているだけでしたが、今作では体を上下に動かすようになり、より活き活きと描かれています。
今作では主人公たちは職業によって様々な「とくぎ」を覚えます。MPを消費して攻撃するものや、呪文にはない特殊な効果を発揮するものなど、「じゅくれんど」を上げて成長させるにつれ、その職業独自のとくぎを覚えていきます。
この「とくぎ」をできるだけ多く覚えるために、色々な職業に転職してみるのもこのゲームの楽しみの一つです。戦士タイプ、呪文タイプ、補助タイプと自分がどのキャラをどの方向性に育てたいかをはっきりさせておくと、無駄な時間をかけずに強力なキャラに育てることが出来ます。
私はやりこみ型ではないので、主人公とハッサン、テリーは戦士タイプ、ほかは呪文タイプとはっきり分けて育てていましたね。
モンスターはバトルレックスとスライムナイト、はぐれメタル以外は育てませんでした(笑)
今作から登場する強力な呪文、「ジゴスパーク」。個人的には「ギガスラッシュ」のほうが好きです(´∀`*)
ちなみに下のバーは、それぞれのキャラのHPを現しています。
戦闘に関しては2画面をフルに活かしていて、関心しました。
DSで追加された「すれ違い通信」の「夢告白」。
………。ほかに何か思いつかなかったんですかね。他人の夢を見せられても何だかな~。
背景もキャラも台詞も自分で選べるという力の入れ具合。
でも私すれ違い人数0です。東北に戻ってからプレイしたので、誰ともすれ違えませんでした…。DSのソフトのすれ違い通信は、都市圏でしか十分機能しない遊びですね。
裏ボスまで倒して一通り遊んでクリアしましたが、スーパーファミコン版から結構良い進化を遂げた作品だと思いました。
まず戦闘スピードが上げられるようになったのは、エンカウント率が若干高いこのゲームでは助かりました。
次いでテリーが仲間に加わったときに、スーパーファミコン版では弱くてとても戦闘に出せませんでしたが、このDS版では既に「せんし」と「ぶとうか」をマスターして「バトルマスター」の状態で加入してくれるので、即戦力として使えるようになったのが嬉しかったです。かっこいいキャラだけに使わないのは勿体無いので、これは良い仕様変更だと思いました。
逆に不満点を述べるとすれば、アイテムにグラフィックを付けたのは、見た目は楽しくなりましたが1枠内で表示できる数が減ってしまったので、あまりありがたく無かったです。
先述した町やダンジョン等での画面表示方法や、とってつけた感がするすれちがい通信もあまり頂けなかったです。
ですが全体的にスーパーファミコン版の雰囲気を損なうことなく、演出を強化してさらに楽しめるようになった作品だと思います。
総評:私のメガネにかないました!
個人的には楽しめました。スーパーファミコンの頃のRPGってエンカウント率こんなに高めだったんだなー、と懐かしくプレイさせてもらいました。MP消費0で出せるグループ攻撃や全体攻撃はバランスブレイカーになりかねないな、いやなってるな、と今作でも思いました(笑)
また、仲間モンスターの件でどうしてもこの作品を受け入れられない、という方がいるのも理解できます。『Ⅴ』と並んだ人気作でしたからね…。
当ブログをご覧頂きありがとうございました!
それでは また。
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