メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

2016年02月

ラジアントヒストリア
ラジアントヒストリアは、2010年にアトラスから発売された、ニンテンドーDS用のRPGです。開発はアトラスとヘッドロック社が行いました。

このゲームは時間移動をテーマにおいた珍しいRPGで、物語の進行でバッドエンドとなっても過去に遡ってやり直すことができます。主人公が時間移動を利用し、砂漠化で崩壊しつつある世界を正しい道へと導くのが目的です。
戦争モノでもあるので、様々な人間の思惑や行動が錯綜し、重厚なヒューマンストーリーを楽しめる作品です。


~ストーリー~
大規模な砂漠化が進み、残り少ない土地を巡っての戦乱が繰り広げられているヴァンクール大陸。
東の大国・アリステルの情報部で剣士としても諜報員としても屈指の実力を誇るストックは、ある任務で敵軍の追跡を振り切ることに失敗し、絶体絶命の窮地に立たされる。
同行していた仲間たちは彼を逃がそうとして命を落とし、彼自身もまた重症を負い、生死の境をさまよってしまう。しかし、任務の直前に上司からお守りと称して渡されていた「白示録」が光を放ち、ストックは過去に戻る力を授かる。

白示録の力で過去をやり直して死ぬはずであった仲間を救い、窮地から生還した彼は、案内人を名乗る双子の少年少女から、その力を使い、戦乱の中で砂漠化していく世界を滅亡の未来から救うことが、白示録の所有者に与えられた使命であることを聞かされた。

かくしてストックはこの力で時間を行き来し、戦争と世界の滅亡を阻止するために奔走することとなった。

ラジアントヒストリア1
このゲームはグラフィックは全てドットで描かれ、主要キャラクターには一枚絵が用意されています。上記画像で座って話をしているのが主人公・ストック。普段は冷静沈着であまり感情を表に出さないタイプ。しかし、ときには怒りや想いが爆発することも。その人を引き付ける魅力に惹かれる仲間は多い。
公式ホームページの人気キャラクター投票で1位を獲得した絶対的主人公です。
ラジアントヒストリア2
これが「白示録」。初めは白紙の本ですが、ストックが行動するにつれて歴史が書き込まれていきます。
上のルートが正伝(正統な歴史)で、下のルートが異伝(異なる歴史)です。このルートは序盤の「重要な決断」により始めにどちらに進むかが決まります。
一方のルートを進めていくと、シナリオの関係上進めなくなるポイントが発生し、そのときはもう一方のルートを進めることになります。これにより、歴史に変化が起きたり、重要なスキルを覚えたりして、進めなかったポイントを突破できるようになります。
基本的にこれを繰り返してストーリーを進めます。

そうするとどうしても何度も同じポイントに時間移動することが発生しますが、一度見たメッセージはスキップ可能で、さらにイベントもスキップできるので、程よく快適にゲームを進行させることが出来ます。

報酬が貰えるクエストも存在し、同じようにしてクリアしていきます。
ラジアントヒストリア3
このゲームでは「重要な決断」を迫られることが度々あります。どちらを選んでもいいケースと、バッドエンドとなる選択肢が含まれるケースがあります。バッドエンドになっても白示録の力でまたやり直せるのが、ほかのRPGとの違いですね。
それでも一発で正解を当てたいものですが(笑)
例外的にストック自身がその場所に居合わせていない歴史は変えることはできません。白示録も万能ではないということです。
ラジアントヒストリア4
歴史が動く瞬間です。
リアルの人生も多くの選択肢の上で成り立っているんですよね…。

ラジアントヒストリア5
変わってこれは戦闘画面。
上画面に行動順が、下画面にそれぞれのキャラの行動メニューが表示されます。

このゲームの戦闘ではコンボの概念があり、同じ敵に対して何回攻撃をヒットさせたかでダメージ上昇率が変わってきます。
そこで「チェンジコマンド」。これを使うと、自分の行動ターンを味方や敵に譲ることができます。これを利用して多段コンボを狙ったり、ピンチのときに体制を立て直したりする訳です。

「マナバースト」は戦闘中徐々に溜まっていく「マナゲージ」を全て消費して放つ超必殺技で、相手のターンを消すほか、全体攻撃、強力な単体攻撃、補助系など様々なものがあります。
ラジアントヒストリア7
敵は3×3のグリッド上に配置されています。
敵は普通のRPGのそれよりもHPが多めで、単発の物理攻撃や、オートモードでは戦闘終了に時間がかかってしまうようになっています。
ラジアントヒストリア6
そこで敵の位置を移動させるスキルが活躍します。ストックの「ライトアサルト」で下段中央にいる蜂型モンスターを真ん中に吹き飛ばします。
次にマルコ(緑の小さいキャラ)の「プッシュアサルト」で真ん中に集まった敵2匹を奥へ吹き飛ばします。
そうすると敵が3体重なるので…
ラジアントヒストリア8
ここでレイニー(青い服の女性)の魔法「フロスト」で一毛打尽です。
このように従来のRPGとは異なるシミュレーションチックで戦略的なバトルを楽しめます。

ラジアントヒストリア9
ここからはネタバレになってしまうので、読み飛ばしていただいても結構です。どうしてもブログに載せたい大好きなイベントなので…。

上記画像で話をしているのはアリステル国のラウル中将。理由あって国を追われ、ストックたちと行動を共にしています。獣人族の隠れ里に身を寄せた一行ですが、敵国とその同盟国がそこへ攻めてくるという情報が入り、こちらも助っ人が来てくれるというので迎え撃つこととなります。
ラジアントヒストリア10
先の戦で敵の謀略に嵌ってしまい、全ての部下を失い、自身も深手を負ってしまったアリステルの若獅子・ロッシュ。 彼の肉体の一部となっている武器、ガントレットも動かなくなり、すっかり戦意も喪失してしまいました…。
そんな彼に対してストックは剣を抜き、本当にもう戦えないのか、彼の心の真意を確かめようとします。
ラジアントヒストリア11
ラジアントヒストリア12
それは亡きキールや死んでいった仲間たちが、ロッシュならアリステルを救ってくれると信じていたから。
ラジアントヒストリア13
ストックに一方的に攻撃され、果たしてロッシュはどうなってしまうのか…。
続きが気になる方は是非プレイしてみてください!!



このゲームは個人的に、DSのオリジナルRPGの中でも3本の指に入るお気に入りのゲームです。
時間移動が多いことや、終盤になると敵との戦闘が煩わしくなってくることが主な欠点として挙げられますが(ストックの足音がうるさいという声もあります、私は平気でした)、ストーリーがタイムトラベルものなのに特に矛盾点がなく、何より小説のような重厚なストーリーがすばらしいです。

BGMも著名なゲーム音楽家の方が担当されただけあって、耳に残るものが多かったです。戦争モノということで、悲しげなものや戦場の危機感を醸し出すものが印象に残っていますね。

ボイスもない上、キャラの立ち絵も一枚だけですが、このゲームにはそれを補って余りあるドラマが詰め込まれています。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
もし3DSでロクなRPGがないと思っていたら、DSのこのソフトを手にとって見てください。エンディングはマルチですが、クエストをちゃんとこなしておけば正統なものを見ることができます。この終わり方がまた…いいんですよ。
クリアまで約40時間程のボリュームですので、週末に少しずつプレイするのにもピッタリだと思います。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。 

とびだす! にゃんこ大戦争
とびだす! にゃんんこ大戦争は、2015年にポノスからDL配信にて発売された、ニンテンドー3DS用のタワーディフェンスゲームです。元々スマートフォンアプリとして配信されていたゲームを3DS用に調整した作品です。
30万ダウンロードを超える大ヒットを記録しました。現在777円(税込)で配信中です。

とびだす! にゃんこ大戦争1
このゲーム、ジャンル自体はタワーディフェンスですが、「バカゲー」です。
随所にパロディ、メタなどのネタが散りばめられています。電車の中ではできないタイプのゲームであります。

上記画像はオープニング。はっきり言って、意味はありません。書き出しが「2016年、大晦日。日本列島が血に染まる…」なのにその理由には一切触れていません。
この時点でどういうゲームか察することができます。 

ゲームの目的は、謎のキモかわ軍団「にゃんこ」を操って、日本列島を制圧すること。でも別に出血はしません。
とびだす! にゃんこ大戦争2
ときにゲームのアドバイスを、ときに人生のアドバイスをしてくれるメニュー画面(上)のにゃんこ。

「経験値XP」は戦闘に出すにゃんこのレベルアップや、各にゃんこを製造してからまた同じにゃんこを製造できるようになるまでの時間を短縮したり、一回の戦闘で貰える経験値をアップさせたりなど、様々なシステムのレベルアップに使えます。

チケットは「レアガチャ」、ネコカンはアイテム購入やレアガチャで使用します。
とびだす! にゃんこ大戦争3
メニュー画面下。
「キャラ編成」では、10種類のにゃんこを1デッキとして組むことができます。デッキは5つまで組むことが出来て、「ランダム」という、戦闘開始時に自動で編成されるデッキもあります。

ゲームが進むと新たなにゃんこを貰えますが、「レアガチャ」はそれ以外の特別なにゃんこが手に入ります。にゃんこのレアリティはノーマル、EXキャラクター、レア、激レア、超激レアの順に高くなりますが、このガチャではレア以上のにゃんこが必ず手に入ります。
中には特定の敵に対して強いという能力を持っているにゃんこがいるので、終盤になるとその種のにゃんこがいないとクリアが非常に難しいステージが出てきます。
とびだす! にゃんこ大戦争4
にゃんこ軍団の侵攻は九州の長崎県から始まります。ここをクリアすると、次のステージであるお隣の県へ進めるようになります。
とびだす! にゃんこ大戦争6
戦闘画面。
敵の城のHPを0にして破壊すると勝利となります。

上画面では製造したにゃんこたちが敵の城に向かって進軍し、同じくこちらの城目がけて進軍している敵キャラたちと戦いを繰り広げます。

下画面ではデッキが表示され、それぞれのにゃんこの生産コストが表示されます。そうです、にゃんこの製造にはお金がかかるのです。お金は時間経過と敵キャラを倒したときに増えます。
下画面の左下の「働きにゃんこ」をお金でレベルアップさせることにより、所持金の限度額と増加スピードが増します。

右下は「にゃんこ砲」を表していて、時間経過でゲージがMAXまで溜まると強力なレーザーで射程距離内の敵を攻撃できます。 

最初は安いキャラを数匹製造し、あとはお金を溜めて強いにゃんこを製造、タイミングを見計らって働きにゃんこをレベルアップしていく、というパターンが私の必勝法でした。
にゃんこには先述したように特殊な敵に対して強いものや、コストが少し高くても敵をまとめて攻撃できる便利なにゃんこなどがいるので、攻略中のステージの状況に合わせてデッキ構築を練るのも日本列島を制圧するには重要な点となります。
とびだす! にゃんこ大戦争7
 戦闘でピンチになったらXボタンをポチッ。すると「神様」が光臨して、ネコカンと引き換えに様々な支援をしてくれます。このムキムキ感が『超兄貴』を彷彿とさせてたまらないですね。
とびだす! にゃんこ大戦争8
戦闘に勝利すると経験値が貰えます。また、確率でそのステージの「宝」やネコカンが手に入ります。
戦闘⇒にゃんこレベルアップ、レアガチャを繰り返して自軍を強くする育成要素が楽しい! にゃんこの種類はかなり豊富らしく、私はまだ全部コンプリートしていませんw 新しいにゃんことの出会いもこのゲームの楽しみのひとつです。
とびだす! にゃんこ大戦争9
ほとんどのにゃんこがおふざけ要素が入っています。例えば、この「ネコ番長」。どこかで見たことのあるような学生帽に、「浮いている敵を一瞬止める」…? 
とびだす! にゃんこ大戦争10
やっぱり「ジョ○ョ」の承○郎のパロディキャラじゃねーか!! スタンドみたいなの出てるし!!!
とびだす! にゃんこ大戦争11
最終的にはにゃんこじゃないような奴まで出てきます。マシンガン撃っている奴は間違いなくにゃんこじゃない。
とびだす! にゃんこ大戦争12
お宝は地方でひとくくりになっていて、その地方のステージのお宝を全部集めると様々な恩恵を受けられます。お宝にもレアリティがあり、「粗悪な」、「普通の」、「最高の」の3種に分けられます。当然、レアリティが高いお宝のほうが恩恵も強くなります。

お宝は狙っても中々高レアリティのものが出ないので、必ず「最高の」が出る「トレジャーレーダー」というアイテムを使うと効率的に集められます。 
とびだす! にゃんこ大戦争13
敵キャラもにゃんこたちに負けず劣らず個性派揃い。
とびだす! にゃんこ大戦争14
うんうん。
とびだす! にゃんこ大戦争15
モンスターペアレントキラーって、あんたがモンスターだから!
こういう先生が学校にいなくて良かった…。


まあこのゲーム、結論から言うとですね、面白いですよ。こういうブラックジョークやシュールな世界観、私は大好物なのでかなり楽しくプレイさせて貰いました。

気になったのが、スマホ版からの要素であろう「統率力」。ステージに入るたびに減っていき、30秒で1回復するのですが、終盤になると1ステージの必要統率力が高めに設定されていて、経験値稼ぎに支障が出てきてしまうことですね。あるアイテムを買って使えば全回復するのですが、ネコカンも貴重なものですからねぇ…(´・ω・`)

それから、終盤で出てくるある特殊属性の敵は、対抗できるにゃんこがガチャでしか出ないのでそれもちょっとどうかと思いました。 ガチャチケットやネコカンを集めるために、貰える経験値が少ないステージで繰り返し戦わせられるのは、どこでもさっとできるスマホゲームならともかく、ゲーム専用機だと時間が勿体無く感じてしまいました。

しかし敵の強さのバランスは絶妙で、上記の特殊な敵以外はにゃんこや設備をレベルアップさせたり、アイテムや神様を光臨させることで大体勝てるようになるので、育成が楽しくてしょうがなかったですね。

結局ストーリークリアだけで20時間以上遊べたのでコスパにも優れていると思いました。対人対戦モードや、ハイスコアアタックモードもありますし。


総評:私のメガネにかないました!
課金なしでスマホ発祥のゲームが存分に楽しめるというのはいいですね~。
単なるバカゲーではなく、ゲームとしてしっかりと作りこまれている点に好感が持てました。
お笑い好き、ネコ好きな方に特におススメします。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

BlogPaint
このブログもお陰さまで先日1周年を迎えることが出来ました。

と、言うことで前々から私の頭の中で温めていた企画、その名も「ゲームジャンル別レビューベスト3」を開催させて頂きます。
これはRPGやアクションなど、昨年度レビューした各ジャンルのゲームで私の中でのベスト3作品を発表するというものです。あくまで昨年度、というのがポイントです。まあ2年目に入ってからあんまりレビューしてないですけど(*゚∀゚)っ


では早速いってみましょう!

【RPG】
1位 ペルソナ4《PS2》・ペルソナ4 ザ・ゴールデン《Vita》
2位 ファイナルファンタジーⅣ《PS》
3位 クロノ・トリガー《SFC》

ペルソナ4 8
1位は『ペルソナ4』で譲れないですね! リメイク版の『ザ・ゴールデン』も同順位ということで。

2位はどうしてもファイナルファンタジーを入れたくて、それでこのシリーズで一番好きなのはⅣなので、これで。Ⅵも大好きなんですけどね~。

3位は今プレイしても面白い『クロノ・トリガー』。壮大なストーリーと耳に残るBGMがたまらないですね。この作品のDNAを受け継いだ、今度発売される『いけにえと雪のセツナ』には期待してます! みなさんは予約しましたか?


【アクション】
1位 スーパーマリオワールド《SFC》
2位 ロックマンワールド4《GB》
3位 星のカービィ 夢の泉の物語《FC》

スーパーマリオワールド10
私はアクションの腕は、スーパーマリオとロックマンに鍛えてもらったと自負していますが、1位はスーパーマリオの傑作の『スーパーマリオワールド』で! プレイしていてワクワクが止まらなかったですからね~。瞬く星をバックにした背景も美しかったです。これ、本当にロンチソフトか!? と思ってしまう程の完成度でした。

2位はアホみたいに繰り返し遊んでいた『ロックマンワールド4』で! ゲームボーイのアクションゲームで一番やりこんだソフトです。

3位は可愛さとアクションの面白さ、隠し要素を探すのが楽しかった『星のカービィ 夢の泉の物語』。このゲームのミニゲーム、面白かったなあ…。


【アクションRPG】
1位 聖剣伝説《GB》
2位 すばらしきこのせかい《DS》
3位 朧村正《Vita》

WS000005
聖剣伝説は当時何周も遊んで、そして年齢を重ねてから思い返すと何て重厚な物語だったんだろうと気づかされました。ゲームにあんなENDもあるんだな…と。まるで小説のようでした。間違いなく記憶に残るゲームですね。

2位はサイキックを使ったタッチペンアクションがアツイ『すばらしきこのせかい』。バッジ集めと育成が楽しかった!

3位はヴァニラウェアの驚異的な描画が光る『朧村正』。鬼助と虎姫、結ばれるといいなあ。今携帯の待ちうけ画像にしています。


【格闘】
1位 ストリートファイターZERO2《SFC・PS》
2位 ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE《PS2》
3位 ザ・キング・オブ・ファイターズ'96《PS》

ZERO2 4
格闘ゲームで一番やりこんだソフトと言ったら、これしかないんですよね。本当に夢中になって遊びました。『ZERO3』もやったんですけど、ストⅡのキャラが全員出てきちゃってなんかZEROっぽくなく、あまり楽しめませんでした。

2位はブロッキングという攻防一体のシステムを導入した『ストⅢ3rd』。このゲームは研究してプレイしただけ強くなれるという、本当に格闘ゲームが好きな人じゃないとハマれない、ある種特殊なゲームでしたね。そして上手い人のプレイを見るのが楽しい!! プロ格闘ゲーマー・ウメハラさんのケンはやばいっすね。

3位は完全に中二病にしてくれた『K・O・F'96』。京と庵は衝撃的でした…。「月を見るたび思い出せ!」


【シューティング】
1位 レイストーム《PS》
2位 グラディウス《FC》
3位 極上パロディウス《SFC》

レイストーム3
まあ…やっぱりシューティングだと1位は揺るがないですね。『レイストーム』。次世代機のグラフィック、演出の凄さを見せ付けてくれました。ロックオンレーザーで雑魚をまとめて倒すのが快感で、病み付きになりましたね。

2位は正統派横スクロールシューティングの面白さを幼い私に教えてくれた、『グラディウス』。この頃に出会えて良かったですよ。

3位はギャグ満載のお祭りシューティング、『極上パロディウス』。今やったらサブく感じるんでしょうけど、当時中学2年だった自分には面白かったです。特にメガホンの文字が。つーかこれで攻撃するんかい!


【スポーツ】
1位 マリオカートDS《DS》
2位 ダウンタウン熱血行進曲 ~はちゃめちゃ大運動会~《FC》
3位 テニスの王子様 スマッシュヒット2《PS2》

マリオカートDS9
マリオカートシリーズの中で一番ハマッたのがこれ。『マリオカートDS』。特に対人対戦が面白くて、DS2台あれば数時間潰せましたね。
ドリフトのミニターボを乱用すると十字キーも潰れるという…。

2位の『熱血行進曲』は人が2人集まると比類なき面白さを発揮する、くにおくんらしいパーティーゲームでした。

3位の『スマッシュヒット2』はとにかく必殺技の打ち合いが面白くて。海堂のスネイクとダイアモンドバックは強かったです。手塚や跡部はインチキレベル。


【アドベンチャー】
1位 九龍妖魔学園紀 re:charge《PS2》
2位 逆転裁判3《DS》
3位 大神《PS2》

九龍 Re2
純粋にはアドベンチャー+シミュレーションなんですけど、アドベンチャー色が強いのでこの枠に入れます、『九龍re:charge』。アトラスは本当にジュブナイルモノ作るのが上手いですよね。今プチプレミアがついていて入手し辛い状況ですが、恐らくそのうちアーカイブスで配信されるかもしれませんので、その際は是非未プレイの方はプレイしてみて欲しいですね~。

2位はシリーズ前半のオオトリの『逆転裁判3』。あの矢張が2回も出てくる豪華なソフトですよ。爆笑、興奮必至。

3位はアクションアドベンチャーの類になってしまいますが、『大神』。これも日本のゲーム史に残る名作です。


【シミュレーション】
1位 スーパーロボット大戦W《DS》
2位 エビコレ+ アマガミ《PS2》
3位 キャプテン翼《FC》

スーパーロボット大戦W7
1位は個人的にスパロボの中で最も好きな『W』。ガンダムWが出てくる上に、SEED ASTRAYまで出てくるんだからたまらない! ほかにもテッカマンブレード、フルメタルパニック!も参戦している非常に私得なゲームなのです。

2位は恋愛シュミレーションという禁断の花園に足を踏み入れた結果、大当たりだった『エビコレ+ アマガミ』。どのヒロインも可愛いんですよね~。個人的には1位、梨穂子、2位中多、3位七咲、といったところです。

3位は…サッカーゲームに革命をもたらした『キャプテン翼』! 普通にやってもクリアできないから豊富にある裏技的なパスワードで何度エンディングを見たことか…。岬がいなくても一応クリアはできるんですけど、やっぱりいたほうが締まりますね。ゴールデンコンビの「コンビプレイ」はテンション上がりますし。「ツインシュート」も橘兄弟のとは違うのですよ、橘兄弟のとは!!


【パズル】
1位 テトリスDS《DS》
2位 ひらめきパズル 文字ぴったんDS《DS》
3位 テトリス《GB》

テトリスDS3
今でもたまに遊ぶ『テトリスDS』が1位です。考え事しながらできるのがいいんですよね~。一人で黙々とプレイするのもいいですけど、対人対戦も楽しいですよ。

2位の『文字ぴったん』は革命的でした…。もっと本読んで言葉を勉強しなきゃと思わされました(笑) これも対人対戦がやばいくらい面白いゲームです。

3位は小学生のときサルのようにやっていたゲームボーイ版『テトリス』。その面白さは初めてゲーム機を手にした私の叔母にハードごと購入させるほど。これ家に2本ソフトがあれば兄弟で対戦できたんですけどね~。まあ兄はあまりパズルゲーム興味なかったみたいなので…。



以上がランクインしたゲームたちです。
あれ? 3DSのソフト1本も入っていない??
4位以下に入ってるんですよね~。サバイバルホラーの『バイオハザード リべレーションズ』やアクションの『3Dガンスターヒーローズ』、シューティングの『3Dスペースハリアー』などの名作も。
思い出補正も入っているのでこういう結果になりました。

みなさんも共感できるソフトはありましたか?

2周年を迎えたらまた同じ企画を催したいと思います! 

それではまた~(o^∇^o)ノ


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

Odin Sphere Leifthrasir
オーディンスフィア レイヴスラシルは、2016年にアトラスから発売された、PS4、PS3、PS Vita用の2DアクションRPGです。開発はヴァニラウェア、音楽はベイシスケイプが手がけました。
このゲームは過去にPS2で発売された『オーディンスフィア』をリメイクしたものです。リメイクと言えど、新システムの搭載やキャラクターの操作システムの改善、そしてグラフィックの大幅な向上と、新作と言っても過言ではないほどの完成度を誇っています。
私はPS4版をプレイしましたので、そちらのレビューをしていきたいと思います。


まずこのゲームはリメイクした「リファイン」モードと、PS2の内容をそのままHD化した「クラシック」モードの2つからゲームを始めることが出来ます。
リファインモードで遊んだあとにクラシックモードで遊ぶと、PS2版の粗が目立ち過ぎて遊ぶ気になれませんでした(笑) 逆に良くここまで進化させたなあと関心しました。


Odin Sphere Leifthrasir1
このゲームは本体へのインストール時間がほぼなく、またロード時間も無いに等しいのでサクサク遊べます。

また、セーブデータを「クロスセーブ」することによって、違うハードでそのセーブデータから続きを遊ぶこともできます(要ネット環境)。マルチプラットフォームの利点を最大限生かしたシステムですね。でもその分のソフト数も必要になってしまうという難点もありますが…。このシステム使っている人は本当にいるのか疑問です(≡ω≡.)

ゲームは「アリス」という少女が屋根裏部屋で本をソファで読むことでゲーム内容が進行します。はじめは1冊だけですが、本を1冊読み終える(クリアする)ごとに増えていきます。

本は1冊ごとに異なる物語が記されていて、主人公も変わります。
しかし本の中の世界は繋がっていて、1冊目に出てきたキャラが2冊目以降にも登場することが頻繁にあります。
Odin Sphere Leifthrasir14
全てのお話は本の中の世界で時系列で繋がっています。
例えば1冊目の主人公・グウェンドリンが登場しないときに、2冊目の主人公・コルネリウスは森で亡国の姫と逢瀬を重ねていた…。
そしてほかの主人公たちもそれぞれの物語を紡いでいた…という風に、最終的に5人の主人公が「世界の終焉」を迎えるまでを描いています。

このストーリーの手法は今まで見たことがなかったので素直に面白いな、と思いました。ザッピングとも違うんですよね。主人公たちはそれぞれ立場や目的が違うので、互いに協力することや敵として合間見えることもあって、それぞれの視点でストーリーを進めると同じ世界での出来事でも新鮮に感じました。
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ゲームはドラマパート、買い物ができる会話パート、、そして戦闘パートに分かれています。

結構『朧村正』のシステムを上手く流用しているところがあり、プレイ済みの方ならば違和感無くすぐゲームに馴染めると思います。

Odin Sphere Leifthrasir3
肝心のアクションは、キャラがとてもヌルヌルキビキビと動き、ボタン連打だけで簡単にコンボに繋げられます。ここは『朧村正』の色が強いな、と思いました。ダッシュ攻撃や切り上げ攻撃、、下段溜め攻撃、攻撃ボタンでガードなどほぼ同じです(キャラクターによっては異なる場合があります)。

ただ、『朧村正』の2人の主人公に性能差がなかったのに対し、今作ははっきりキャラ別に特色が分かれています。

例えば上記画像のグウェンドリンはヴァルキリーだけあって空中での移動スピードが速く、空中の滑空時間もほかのキャラよりも長くなっています。
空中からの攻撃も得意で、相手の攻撃を避けつつ攻撃を仕掛けることができます。また、地上にいる敵を浮かせて空中コンボに持っていくこともできます。
武器の槍のリーチもあり、かなり使いやすく、使っていて爽快感を味わえるキャラです。

また、必殺技(スキル)も強力なものが多く、敵を凍結状態にする技はなかなか便利です。
Odin Sphere Leifthrasir4
ある人物によって人間から「プーカ」という生物に変身させられたコルネリウスは、オールラウンダーキャラクター。武器は剣で、グウェンドリンよりリーチは短いですが、連続ヒットさせる必殺技や攻撃範囲が広い必殺技を持っています。特に地上戦向きのものが多いです。

また、相手を痺れさせ、一定時間行動不能にさせる雷系のスキルも持っているので、剣スキルとあわせて使えば強力なキャラとなります。
Odin Sphere Leifthrasir5
メルセデスは異色のキャラクターで、通常はスキルを使うことで消費される「POW」ゲージを消費して通常攻撃を繰り出します。攻撃は飛び道具でこれ自体は非常に便利ですが、連発しすぎるとあっという間にPOW切れを起こしてしまいます。

地上で少しの間放置しているとリロードしてPOWを全回復できます。地上にいるだけでも徐々に回復はしていきます。が、やはり隙が生じてしまうので回復の際はタイミングを見計らって行う必要があります。

そしてこのキャラのみ、自由に空中を飛行できます。飛行中も通常攻撃やスキルを使うことは出来ますが、POWは一切回復しません。 空中移動、非常に便利なんですけどねー。

上級者向けキャラ、と言ったところでしょうか。
Odin Sphere Leifthrasir6
魔剣使いのオズワルドは、魔の力に通じていて特殊な滑空、ダッシュ攻撃ができます。通常攻撃は同じ剣使いのコルネリウスと比べると少し癖のあるキャラとなっています。

しかし、彼の本領は「バーサーク」状態になった時。通常の何倍ものスピードで移動でき、攻撃速度も上がるので敵をメッタ打ちにできます。ある格闘ゲームの暴走○状態になります。
バーサーク状態ではアイテムは使えませんが、スキルは使えるので通常攻撃に組み合わせることで恐ろしい破壊力を生み出します。

ちなみに彼のスキルはラッシュ系のものが多いです。

このゲームで一番爽快感を味わえるのはこのオズワルドのバーサークモード発動時でしょう。
Odin Sphere Leifthrasir7
5人目の主人公・ベルベットの武器は鎖。伸縮自在なそれは遠くの敵も近くの敵も巻き込んで攻撃できる優れものです。
スキルは継続してダメージを与えられる炎系の魔術や、鎖を使った複数対象攻撃、一点集中攻撃、投げ技など多岐に渡ります。

正直5人の中で一番リーチが長いので、とても使いやすいんですが防御面が弱い気がします…。
ユニークな武器を使うので、操作していて楽しかったキャラです。
Odin Sphere Leifthrasir8
戦闘ではアイテムを使用できますが、回復アイテムのほかに使うと魔法の効果が発動する「魔法薬」というものがあります。
これには氷結属性、炎属性、毒属性、光属性、回復属性があり、戦闘中使用することで回復属性以外は複数の敵にダメージを与えられる便利なものです。
通常攻撃やスキルと組み合わせるとさらに大きな効果が見込めます。
Odin Sphere Leifthrasir9
戦闘が終了すると、リザルトが出ます。
1,000点を超えるとSランクとなり、以下A、B、C…と下位ランクが存在します。

このランクが高いと貰えるお金やアイテムが上質なものになるので、Sランクを取るために戦い方を工夫するのも楽しいですよ。
ちなみに戦闘中、画面の右下に今のランクが表示されています。ダメージを受けすぎたり、討伐に時間がかかりすぎるとランクが徐々に下がっていきます。

Odin Sphere Leifthrasir10
ステージは7箇所あり、全主人公がストーリー進行に伴って全ステージを探索することになります。

上記画像のマップで色が明るい場所は既に行った場所、暗い場所はまだ行っていない場所です。場所によって戦闘になるところとそうでないところがあります。また、その場所で取得できるアイテムはアイコンで示されます。

マップに描かれている「C」はチェックポイントのことで、マップを呼び出すと自由にそのポイント間を行き来できます。ショートカット機能として使えるのでこれは便利です!

Odin Sphere Leifthrasir11
RESTエリアでは、商人がいてアイテムや装備品を売買できるほか、アイテムボックスに今は必要ないアイテムを保管することもできます。

そしてこの「モーリィの出張レストラン」。呼び出しベルを鳴らすと、どこからともなくさすらいのシェフ・モーリィが現れて手料理を振舞ってくれます。
この料理を食べるとHPが回復するほか、なんと経験値も貰えます.。゚+.(・∀・)゚+.゚おまけにHPの上限値も増えます。これはもう下手に雑魚相手にレベル上げをするよりも、料理を食べたほうが効率がいいんじゃないかと考えてしまいますね。

ただこの料理、主人公が素材を持っていないと調理できません。素材は商人から購入したり、アイテムとして拾ったりできます。

今回もヴァニラウェアの描画した料理はシズル感があるものが多いですね~。ただグラフィックが小さいので、『朧村正』ほどではないですが。

Odin Sphere Leifthrasir12
話は変わってスキル関連について。
これはコルネリウスのスキルマップですが、スキルは「フォゾンプリズム」という特殊なアイテムを入手することで覚えることが出来ます。その多くはマップステージクリアで手に入りますが、中にはステージの隠し通路を発見して通らないと手に入らないものもあります。

スキルは5人の主人公それぞれで全く異なります。

また、スキルは敵を倒したときに手に入る「フォゾン」という魔素を使用することにより、ランクアップして威力が増します。ちなみにスキルにはこのフォゾンを使用して発動するものもあります。

尚、スキルは通常L1ボタンを押してスキルメニューを出し、そこから選んで発動させるのが通常のやり方ですが、ショートカットコマンドに割り振ることにより、使う頻度の高いスキルはメニューを出すことなく使用することが出来ます。これがこのゲームの爽快感を増すことに一役買っています。
Odin Sphere Leifthrasir13
こちらはアビリティ。
「アビリティポイント」を消費して習得します。アビリティはHP回復率のアップや、攻撃に特殊効果をもたらすもの、ショップで安くアイテムを買えるものなど様々です。
アビリティはツリー状になっていて、上から順に習得していく形式になっています。『朧村正』の鍛冶と同じですね。 

アビリティは5人共通のものもありますが、多くはキャラ独自のものです。



今作を一通りプレイし、クリアして私が感じたのは、「連続でプレイすると飽きやすい」というものでした。これはベルトスクロール型アクションの宿命なので仕方ないですね。いかにストーリーがついていてもこればかりはどうしようもできません(笑) 
ただ、適切に時間を置くとまた楽しくプレイできたので、週に1日くらいしかゲームをする時間がないような忙しい方には合っていると思います。
クリアまでに要した時間は、ノーマルモードで40時間ちょっとでした。

ラストは様々な伏線を回収して「あっ」と思うような展開になりますので、シナリオ的には概ね満足できました。

欠点は主人公全員が同じステージへ赴くことになるので、ステージのマンネリ感が発生することですね。一応それを阻止しようとしているのか、ステージのマップ構成が全員異なっているのですが、それでも雰囲気は変わらないのでちょっと飽きてきますね。

あとフォゾンを使って種から実を発生させるシステムは面倒なだけだったので、別に搭載しなくても良かったのではないかと個人的に思います。

しかしバグはほぼなく、ディスクを入れてすぐゲームを始められるという手軽さや、ゲーム全体の雰囲気は好きでしたね。どこでもセーブできるというのも良かったです。

総評:私のメガネにかないました!
PS4を買ったけど、正直どのソフトを遊べばいいかわからない、という方にはおススメします。簡単操作で爽快感溢れるバトルと極上のグラフィックを堪能できますよ。難易度は3段階から選べるのでアクションが苦手な方でも楽しめます。
また、ちゃんとやりこみ用の周回要素も用意してあるので、やりこみ派の人にもおススメです。
そしてドレス姿のグウェンドリンが可愛いので是非その目で確かめてください(笑)


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。 


カエル
カエルの為に鐘は鳴るは、1992年に任天堂から発売された、ゲームボーイ用のアクションアドベンチャーゲームです。開発は任天堂とインテリジェントシステムズが共同で行いました。

かなり有名なタイトルなので、学生時代にプレイされた方も多いと思います。私は小学生のときにプレイしました 。この時期に発売されたゲームボーイ用ソフトの中でもちょっと異色のゲームながら、かなり遊びやすかったのと、王道ストーリーながらギャグテイストが随所に散りばめられていたのが印象的でしたね。

カエル1
~ストーリー~
サブレ王国の王子(主人公)とお隣の友好国、カスタード王国のリチャード王子はルックス、スタイル、頭の良さなどほとんど同じで、幼い頃から良きライバル同士。しかしなぜか剣術だけはリチャード王子のほうが上だった。
今日もカスタード王国で二人が練習試合をしていたところ、絶世の美女、ティラミス姫が治めるミルフィーユ王国が謎の軍団に襲われたとの一報が入った。
すぐさま試合を中止して兵を集め、助けに行くリチャード王子。一方、主人公はカネにモノを言わせて民間人から船を買い取り、ミルフィーユ王国へと向かうのであった。

カエル2
このゲームではフィールドと町、ダンジョンなどを探索しながらストーリーを進めていきます。
戦闘はシンボルエンカウント方式かつオートバトルで、敵に触れると自分の攻撃フェイズと敵の攻撃フェイズを交互に繰り返し、どちらかのライフがゼロになるまで続きます。途中Bボタンを押すとアイテムを使用したり逃げたりできます。
敵を倒すと、ランダムでお金か回復のハートが貰えます。
このオートバトルが楽でいいんですよ。攻撃力や攻撃回数が増えると、一気に敵のライフを「スパパン!」と奪えるのが気持ちいい! ちゃんとハートの回復施設もフィールドやダンジョンに用意されているので、あまり臆することなく戦えます。

尚、経験値やレベルアップの概念はなく、特殊なアイテム「セイントストーン」を手に入れることでステータスがアップします。これは3種類あり、例えば「ライフストーン」を手に入れるとライフが1メモリ増え、「パワーストーン」の場合は攻撃力が上がります。
カエル5
防具は盾のみ。これは町のショップで購入できます。
アイテムは特殊な木を伐採できる「ノコギリ」、ライフを回復できる「回復のワイン」、ダンジョンで使うと瞬時に入り口に戻れる「ワープドア」など様々なものがあります。
カエル3
ダンジョンでは一転、アクションゲームになります。
『スーパーマリオ』ばりのジャンプアクションゲームになり、乗ると落ちてしまうブロックや「これテトリスのブロックだろ!」と突っ込みたくなる形状の移動式のブロックが出てきたり、ブロックを移動させて道を作ったりなど、ギミックがなかなか凝っています。
結構本格的なアクションゲームになっていて、私は画像の場所で何回も落下してしまいました…。浮いている目玉みたいな球体が飛んできて、邪魔なんですよねー…。

ちなみに画像では主人公がカエルになっていますが、ストーリーが進むとカエル、ヘビに変身できるようになります。それぞれメリット、デメリットがあるので状況に応じて使い分けていく訳です。


探索のメインの場所となるエクレア宮殿では、鍵のかかった扉がいくつもあり、それぞれを解除できる鍵を手に入れると一気に行動範囲が広がります。
一応この宮殿は姫が住んでいる場所なのですが、なぜこんなに複雑な作りなのか、謎です…。 
カエル4
ヘビは狭いところも這って進むことができる上、弱い敵にかみついて毒でブロックに変えて、足場などにできます。ただ普通の戦闘は苦手です。ジャンプ力もほとんどありません。
カエル6
やっぱりこのゲームの代名詞、でかいフォント! 今のテレビ番組のテロップのような強調効果があり、笑わせてくれました。当時これを採用していたゲームってほとんどなかったんじゃないでしょうか。
と、言うよりこのゲーム自体がオリジナリティの塊ですからね( ´∀`)
カエル7
約束してねーよ!!
と思わず突っ込みたくなるような台詞回しが多いのもこのゲームならでは。
カエル8
でもプレイ当時小学生だった私には理解できないネタも多かったです…。

流石に「株式会社ナンテンドウ」くらいは理解できましたが、このゲームのタイトルもパロディだったなんて分かるはずもありませんでした。小学生で「ヘミングウェイ」の『誰がために鐘は鳴る』なんて小説を知っている人なんて皆無に等しいんじゃ…。私はその頃『ズッコケ三人組』シリーズを夢中になって読んでましたよ(; ̄Д ̄)

「カザンオールスターズ」も分かりませんでした…。音楽に目覚めたのはもうちょっと後のことだったんで。
子供の頃数回プレイしただけ、という方は成人した今になってプレイするとネタが分かってまた楽しめるかもしれませんね。
カエル9
きれいな顔だろ…。しかもまばたき、口パクもするんだぜ…。
1992年にゲームボーイでこのドットグラフィックを作り上げるとは…。製作陣の方々の熱意、職人魂を感じますね。「ハードの制約なんかカンケーねー!!」という叫びが聞こえてきそう。ゲームボーイ初期から中期にかけて、任天堂が作るソフトはどれもがゲームとしての水準が高かったですねw(*゚o゚*)w。
カエル10
このゲームは「日記をつける」ことにより、セーブができます。そして、ゲームが進行するとセーブしたときに冒険を始めてからの経過日数が更新されます。「日記をみる」でこれまでのあらすじが簡単にわかるようになっているので、プレイ途中で何日か空けてしまってストーリーを忘れてしまってもこれで思い出せる訳です。
何このプレイヤーへの気配り。1992年のソフトですよ?


とにかくこのゲーム、王子が姫を救うという王道ストーリーながら、いくつもの実験的要素を加えながらもできるだけシンプルかつ面白く仕上げるという難しいことをやってのけた、まさにゲームのお手本みたいな存在ですね。アドベンチャーとアクション、RPGばりの伏線が張られたシナリオ、随所に散りばめられたギャグのそれぞれが見事なシナジーを生んでいます。

ユーザービリティにも優れていて、先述した日記システムや、ワープドアを使ってのサクサク移動などほとんどストレスを感じさせないように作られているのも評価できます。小学校で習う程度の漢字を使っているのもグッド!

そして名作の条件とも言えるBGM、これもいいんですよね~! 特に私はフィールドのBGMが好きです。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
こういうゲームがまた世に出てきて欲しいですね。近年海外ソフトがゲーム業界で幅を利かせていますが、『スプラトゥーン』のように任天堂がまた新たな活路を切り開いていってくれることを期待します。アンソニーは自社でソフトをほとんど企画しなくなりましたからねぇ…。

この作品をプレイしたことがない方は、3DSのバーチャルコンソールで配信中なので是非チェックしてみて、そして遊んでみてください。今遊んでも十分楽しめますよ。自信を持っておススメします。⇒公式サイト 

当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。


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