メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

2016年04月

アスタブリード
アスタブリードは、2015年にPLAYISMからダウンロード配信販売された、PS4用の2.5Dロボットシューティングゲームです。元々PC向けに開発、販売されたものをPS4向けに再調整してリリースされたゲームです。開発は「えーでるわいす」という同人ゲーム団体が行いました。
2016年4月現在、PS Storeにて2,000円(税込)で販売されています。


私はシューティングゲームにストーリーはあまり必要ないと思っている人間ですが、このゲームにおいては別です。登場人物や敵がストーリーに深く関わっているので、バックグラウンドを理解していないと置いてけぼりをくらい、何言ってんの、この人たち? 状態に陥ります。
その為、開発陣は年表まで作ってゲーム内の歴史を説明してくれています。ほかにもプレイヤーがゲーム内の設定について理解しやすいように、色々な資料をデータベース化していて、閲覧することができます。それについては後ほど…。

アスタブリード1
実際のゲーム画面。
画面左下に人物アイコンが表示され、フルボイスでキャラクター同士で掛け合いをしながら進行していきます。
スピード感に溢れ、さらに自動で画面が横、奥、縦とめまぐるしく変化するのがこのゲームの大きな特徴です。

主人公・ロイが駆るこの機体は「クロスブリード」。主な攻撃方法は「ショット」、「ブレード」、「ロックオン」、「ダッシュ突き」。
それぞれのボタン配置はキーコンフィグで任意に設定できます。
上記画像はショットで敵を攻撃しているシーン。押しっぱなしで連射することができます。一番基本的な攻撃方法です。
アスタブリード2
これがブレード。近接戦闘用の武器で、威力はショットを上回ります。
更に、敵が撃ってくる黄色い弾と紫の弾をかき消すことができます。攻防一体の武器、と言えるでしょう。
ちなみにショットとブレードは同時に出すことが出来て、硬い敵には張り付いて攻撃することで大ダメージを与えられます。

ダッシュは中距離を一瞬で移動できて、ブレードを突き出しながら移動するので攻撃にも使えます。また、ダッシュ中は無敵状態なので緊急回避にも使えます。ダッシュ移動後の地点に敵がいたり敵弾あったりすれば当然ダメージを喰らうわけですが…。移動の距離感を掴めれば重宝できるテクニックです。特にボス戦で。
アスタブリード3
ロックオンには全方位ロックと照射ロックの2種類があります。
前者は上記画像で使用しているもので、ロックオンレーダーが自機からゆっくりと画面全体へ広がっていきます。
後者はRスティックで直線状にロックオンレーダーを射出し、高速でロックオンができます。
ロックオンした敵はショットが自動追尾して攻撃してくれます。一度にたくさんの敵をロックオンして一掃する爽快感はこのゲームならではです。
ただし、ロックオン攻撃はショットを分割して行うので、その最中は自機が撃てるショット数が減ってしまいます。万能ではないのでその場の状況で使い分けることが必要になってきます。
アスタブリード4
時間経過と共に溜まっていく黄色いゲージがMAXになると、スペシャルアタックの「EXアタック」が出せます。これは周囲の敵を敵弾もろとも消し去る超強力な切り札的攻撃です。

さらにロックオンした状態でこれを出すと、ロックオン対象の敵を超高速で移動しながら切り倒します。一体の敵のみロックオンしている場合は滅多切りにする「乱舞」が発動します。これらが思うように出せるとすっごい気持ちいいんでしょうけどねえ…。ゲームスピードが速いので難しいんですよね。訓練あるのみ。 

ちなみに黄色いゲージは、敵の黄色い弾をブレードでかき消すことでも溜まります。これ、ゲーム終盤ではかなり重要な点になります。
アスタブリード5
1面のボス。
自機の青いゲージはシールドゲージで、ダメージを受けると減少していきます。時間経過と共に回復していくので、ピンチのときは逃げ回るのもひとつの手です。
もしシールドゲージが0になり自機が破壊されても、ステージならチェックポイントから、ボス戦なら戦闘開始からすぐリスタートできます。
アスタブリード6
1面のボスは体力がなくなって来ると、縦画面の戦闘に切り替わります。勿論シームレスで行われるので、プレイヤーは戦闘に集中できます。
アスタブリード7
ボスを倒すとリザルト画面が出ます。スコアはもちろん、クリアタイムやその他もろもろのデータも表示されるのでやりこみプレイにも適しています。
各ステージやゲーム全体のハイスコアは記録され、さらにオンラインランキングにも対応しています。
アスタブリード8
ステージには戦艦や人型ロボットが敵として出てくる場面も。機体やミサイル、その弾道など、かなり細かく描きこまれているのが分かります。
アスタブリード9
ステージが進むと、弾幕と言うほどではないですが、それでもかなりの量の弾が飛び交います。このレベルまで達すると、もうダッシュを使いこなせないとかなり辛い戦いになります。
アスタブリード10
ステージの合間にはキャラクターボイスが付いたCGが挿入されます。アニメーションではないですが、これもかなり気合の入った作りこみよう(特にグラフィックが)です。
アスタブリード11
このゲームはチュートリアルがかなり丁寧に作られているので、これを行うだけで操作方法はほぼ完璧にマスターできます。
アスタブリード12
先述したゲーム内のストーリーや登場人物、敵機のデータベース。各難易度でゲームをクリアすることで開放されるものもあります。
難易度はEasy、Normal、Hardの3つ。Easyはシューティング初心者でも十分クリアできるほどのレベルですが、Normal以降はちょっときつくなります。Hardはシールド回復量に制限があったり、弾幕が素晴らしく激しかったりしてちょっとどころではない…。まあやり応え十分なゲーム、ということです!


このゲーム、手軽に疾走感と爽快感を味わうにはうってつけのゲームなんですが、ひとつ欠点が…。それはステージが6つしかないこと(プロローグは除く)。正直、ボリュームには欠けます。
しかしダウンロード専用ゲームなので、PS4のHDDに入れておいて、ほかのゲームを遊んた後や気分転換に気軽にプレイできるということを考えればメリットにもなりえます。そもそもシューティングは何時間もやるジャンルのゲームではないと思うので…。
クリア時間は大体Easyで1時間程。Normal以降はプレイヤーの腕によります( ̄▽ ̄;)
また、1度クリアした難易度のステージは、再度プレイするときにそこからスタートすることもできます。この辺は開発側も「気軽にプレイできる」という点に気を遣ったんだと思われます。

ちなみにプレイ中の会話機能をカットして、普通のシューティングとして楽しむこともできます。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
手軽に爽快感を味わえるというのはダウンロードゲームの醍醐味ですね。そこにハイクオリティのグラフィックや演出、派手さが加わり、文句なしの良作だと思います。ロード時間がないのも素晴らしい!
…会話中の日本語が多少おかしいところはまあ、ご愛嬌ということで(´∀`;)

興味はあるけど2,000円はちょっと…と言う方は、PS Storeセールに出品されるのを待つのも手ですよ。私自身セールで購入しましたから(笑)


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

サモンナイト
サモンナイトは、2008年にバンダイナムコゲームスから発売された、ニンテンドーDS用のシミュレーションRPGです。元々は2000年にPS用ソフトとして発売された作品をリメイク移植したゲームです。開発はフライト・プランが担当しました。

~ストーリー~
普通の高校生として生活を送っていた主人公は、今の生活に特に不満もないのに何故か物足りなさを感じていた。学校の帰り道、夕暮れの公園で物思いにふけっているときに、ふいに頭の中で誰かが助けを呼ぶ声が聞こえた。その瞬間、主人公はまばゆい光に包まれ、気がつくと全く見覚えの無い荒野にいた。訳の分からないまま、とにかく主人公は人のいるところを目指して歩き始めた…。

サモンナイト1
このゲームではデフォルトで4人の主人公が用意されています。それぞれグラフィック、性格、デフォルトネームが異なり、キャラによって仲間にできないパートナー召喚士がいます。
私は1週目は左から2番目のトウヤを選んだので、今回の2週目では左から3番目のナツミを選びました。
サモンナイト2
この後、ナツミは見知らぬ世界【リィンバウム】へ旅立ちます。
サモンナイト3
ひょんなことから「フラット」という元孤児院の施設で暮らすことになったナツミ。
バックログ機能や自動メッセージ送りなどのノベルゲームの機能も搭載されていて、アドベンチャーパートは快適に進められます。
サモンナイト4
フラットには子供たちや少年少女、成人男性まで暮らしていて、各キャラがアジトにいるときは話しかけてコミュニケーションをとることができます。
中盤以降仲間が増えると、その仲間が住んでいる訳でもないのに平然とした態度で施設内にいて、お前なんでここにいるんだよ、突っ込みたくなることも。
サモンナイト5
街では情報収集のほかに買い物、魚釣りや猫の仕草を暗記して当てるゲームができたり、イベント戦闘が起こったりします。
街の外ではフリーバトルができて、主人公たちを鍛えることが出来ます。
サモンナイト6
一日が終わると、シリーズ恒例となった「夜会話」ができます。任意のキャラクターと話すことで、意外な一面を見れたり、好感度が上がったりします。迷ったら全部リプレでいいんじゃないかな。
サモンナイト7
戦闘はオーソドックスなシミュレーションRPGタイプ。自軍のターンと敵軍のターンを繰り返して、勝利条件を満たすか、敗北条件を満たすまで続けられます。

このゲームのバトル難易度は比較的簡単で、装備をちゃんと整えてやって、フリーバトルを少しやればそれほど苦戦せずクリアできます。ただ、育成する仲間を絞らないと中々クリアできないと思います。

また、このゲームのオリジナルの要素として、「召喚獣」があります。これは「サモナイト石」というアイテムをアクセサリと掛け合わせることで召喚獣が生まれ(失敗することもあります)、その力を借りることによって魔法を使うことができるというものです(召喚獣を生み出せるのは主人公と召喚士だけです)。
しかし、召喚獣には属性があり、主人公以外のキャラは自分の属性に合った召喚獣しか使役できません。主人公は全属性の召喚獣を使役することが出来ます。
サモンナイト8
召喚獣は攻撃効果のあるもの以外にも、HP回復効果を持つものや一定時間味方のステータスをアップしてくれるものなど、固体によって様々な効果を持っています。
サモンナイト9
1度召喚した召喚獣は「召喚辞典」に記載されます。
デザインはポケモン系というか、万人受けする丸っこいフォルムで可愛らしいものが多いです。


このゲーム、PS版ではオープニングやボイスが収録されていたそうですが、DS版ではカットされています。ちょっと残念ですね…。ほかにも戦闘中の移動がもっさりしている(ボタン押しっぱなしで少し早くなりますが)点や、中盤以降仲間が増えすぎて、でも今更増えてももうメンバー決まっているし…と思う点やエンディングが割とあっさりしている点など、惜しい点が散見されました。

しかし、とっつきやすく、ライトで王道的なストーリー、ライトな難易度、万人受けするキャラクターデザインなどは評価できるかと思います。何より手軽に携帯機のDSで遊べる点がいいですね。ゲームの趣きとハードが上手く合致していると思いました。


総評:私のメガネにかないました!
敷居が低く、男女年齢問わず楽しめるシミュレーションRPGとしては中々いいゲームなのでは、と思いました。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

 

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