メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

2016年08月

ラチェット&クランク® THE GAME
ラチェット&クランク THE GAMEは、2016年にSony Interactive Entertainmentから発売された、PS4用の3Dアクションゲームです。開発は海外のInsomniac Games社が行いました。海外で公開された映画版のブルーレイディスクとコミックが同梱された『超★スペシャル限定版』も同時発売されました。
この作品はPS2版の『ラチェット&クランク』第1作をリブートしたもので、ストーリーの変更や追加要素の搭載、1部のシステムの削除などを行い、PS4用に再構築されたゲームです。


私はPS2版の初作を始めのほうだけプレイしてその後手放してしまったので、このPS4版のラチェクラは発売をかなり楽しみにして待っていました。そもそもPS4本体を購入したときから、PS4でも出してくれないかなー、と思っていたのでリリースの発表時点で歓喜してました。発売日にパッケージが届いたときにはなぜか冷静になってましたけど。

と、言うわけでその日の夜に難易度ノーマルでスタート。
ラチェット&クランク® THE GAME1
ひょんなことから出会った、銀河の英雄たちガラクチックレンジャーに憧れる整備工の少年ラチェットと、銀河の星々の侵略を企むビッグボスの星から命からがら脱出したロボットのクランク。

プレイを始めてまず私が目を見張ったのは、圧倒的なグラフィックの美しさ! ムービー以外でもCGアニメ映画レベルのグラフィックを堪能できます。ムービーではラチェットは毛のモコモコ具合が分かるほど美しく描画されています。
その辺の草や町並みなど、細かい部分もしっかりキレイに描きこまれていて、これは今までプレイしたPS4のゲームの中でも1位、2位を争う美しさでしたね。特に水中のグラフィックが印象に残っています。
ラチェット&クランク® THE GAME2
このゲームはとにかく爽快感を感じるシーンが多いのですが、その1つがこれ、ボルト収集。箱やオブジェを破壊したり、敵を倒したりするとボルトが出てラチェットの体に集まってきて、自動的に入手できます。このときの「チャリン、チャリン」という効果音がなんとも小気味良くて、大量のボルトをゲットしたときは気持ちいいですね!
ちなみにこのボルトは、ガラクトロン・ショップというお店で新しい武器(ガラメカ)の購入やライフと弾の補給に使えます。
ラチェット&クランク® THE GAME3
ラチェットの武器は通常装備の大型スパナ「オムレンチ」のほか、武器ガラメカが15種類登場します。
画像のガラメカは「ファイヤーバーナー」。ボタンを押しっぱなしにすると炎が出続けるので、群がる雑魚を一掃したいときに便利なガラメカです。なので画像の使い方はちょっと間違っています。

ちなみにガラメカにはレベルの概念があり、敵にダメージを与えるごとに経験値が貰えます。レベルアップすると能力がアップします。最大5まで上げることができ、レベルMAXになると名前が変わり能力も更にアップします。
ラチェット&クランク® THE GAME4
初期購入特典のガラメカ、「バウンダー」。射出された大型の弾が敵や地面や壁などに当たると、そこから小さいバウンド弾が複数発生して広い範囲の敵を攻撃してくれます。威力も高めでかなり頼もしいガラメカです! ちなみにこのガラメカは後日DLCとして販売されるそうです。
ラチェット&クランク® THE GAME5
中にはこんな変り種のガラメカも。「グルーヴトロン」は発射するとミラーボールが昇り、範囲内の敵を強制的に踊らせます。もちろんディスコチックなBGM付き! 踊っている間敵は完全無防備状態になるので、オムレンチやほかのガラメカでボコボコに叩けます。ボスにも効くという懐の広いガラメカです。

射撃系のガラメカをメイン武器にして戦っていると、つい存在を忘れがちになり、クリアまであんまり使わなかったですね(笑) 敵が目の前に大量にいるときなんかは頼りになるはずのガラメカなんですけど。だから死にまくってクリアが遅れたのかしら。
ラチェット&クランク® THE GAME6
先述したガラクトロン・ショップではラリタ二ウムというアイテムを消費して、ガラメカのアップグレードをすることもできます。ラリタ二ウムはステージの色々なところに隠されていたり、敵から入手できたりします。
ラチェット&クランク® THE GAME7
アップグレードはマス目上に設置されたパネルを1つずつ解放していく方式。パネルごとにパワーアップ内容が異なり、またパネルを解放するとそのマス目に隣り合うパネルが現れて、そこも解放対象になります。どのガラメカも1回のパワーアップにつきラリタ二ウムを1消費します。
「?」のパネルは、その周りのパネルを全て解放することで「ミステリーアップグレード」が起こり、ガラメカに特殊なパワーアップ効果を与えます。

ガラメカによってパネルの形式はそれぞれ異なるので、どれのどこをパワーアップさせるか考えるのも面白かったです。ただ、1つのガラメカを集中して強化するより、できるだけ多くのガラメカをまんべんなく強化したほうが後々(特にボス戦)戦闘が楽になると思います。理由は後述。
ラチェット&クランク® THE GAME8
宇宙船を手に入れてからは、各惑星に行ってビッグボスの軍勢と戦い、追い払うことが目的となります。ストーリー進行上で次に行く惑星は決まっていますが、その前にクエストとして別の惑星に行くこともできます。行ける星の数はストーリーが進むと増えていきますが、多くはありません。クエストで行った惑星にストーリー進行に必要になるアイテムがあるかもしれないので、全ての星に行ったほうが○。というか、このゲームを堪能するという意味では行かないともったいないです(笑)
ラチェット&クランク® THE GAME9
惑星によっては3Dシューティングステージがあるところも。これが良くできていて、これだけでダウンロードゲームとして販売できそうな程です。
操作は慣れが必要ですが、思い通りに船を動かせるようになるとザコの飛行船や大型の船を撃墜するのが楽しくてずっとやっていたくなりますね。
ラチェット&クランク® THE GAME10
ストーリーが進行すると、鉄格子がはめられたエアダクトのようなラチェットが入れない狭い場所に、クランクが潜入する場面が出てきます。このときは操作はクランクに切り替わり、「ガジェボット」というサポートロボを使って、ステージの仕掛けを解いて進むことになります。
詰まってしまうほど難しい仕掛けはなかったですね。もし詰まってもオプションメニューからパズルをリセットしてやり直すこともできるようになっています。

まあ最悪ネットで攻略Wikiを見れば……。
ラチェット&クランク® THE GAME11
ミニゲームの「ホバーボードレース」。このレースで優勝すると、大量のボルトが手に入ります。コースは2つの惑星に用意されています。
ブースター使用時のスピード感や上手くトリックを決めたときなどの快感がたまらないこのゲームですが、未だに上手く操作できないので、今後も練習がてら楽しみたいと思っています。難易度ノーマルなら、コースを覚えてしまえば1~2回コースアウトしても優勝できます。
ちなみにコースごとにも難易度があり、ブロンズ、シルバー、ゴールドの順に難しくなっていきます。
ラチェット&クランク® THE GAME12
ストーリーが進むと「スパイシリンダー」というハック用のガラメカを使って、ロックされた扉を開ける場面が出てきます。
これはレーザーを色のついたブロックに照射するようリングを動かすパズルになっています。初めは簡単ですが、段々難しくなっていきます。もし自分で解けなくても「オートハック機能」を使えば自動で解いてくれますが、ボルトやトロフィーが貰えなくなるなどのリスクもあります。
私はこの手のパズルはダメなので、終盤で諦めてオートハックを使いました(笑) ネットで調べても良かったんですけど、そのときはそれすら面倒に感じてしまって(笑)
ラチェット&クランク® THE GAME13
このゲームのやりこみ要素の1つ、「ホロカード」集め。ステージのあちこちに設置されていたり、敵を倒して手に入れたりして集めたカードが決められた3枚1組のセットになると、ボルトの入手数やラリタニウムの入手数がアップするなどのボーナスが貰えます。
カードにはそのカードの詳細が記載されているので、ちょっとした読み物としても楽しめます。ただ、字が小さい…。
ラチェット&クランク® THE GAME14
そして「ゴールデンボルト」。これはステージのどこかに隠されていて、集めた数によってギャラリーモードやゲーム画面やオブジェクトの見た目の変更、弾数無制限モードなどの「オマケ」が解放されていきます。
私はネットで調べて全部集めましたが、自分の力だけで集めた方は相当カンが鋭い人ですね…。
ラチェット&クランク® THE GAME15
登場するサブキャラクターは濃ゆ~い人たちばかり。そんな人たちが出てくるので、ストーリーはアメコミCG映画ばりにコミカルなものとなっています。
画像のキャラはガラクチックチックレンジャーのキャプテン・クォーク。割れたケツアゴとムキムキのマッスルボディが目を目を引く銀河のスーパーヒーロー。
ラチェット&クランク® THE GAME16
惑星アリディアで助けることになる、プロホバーボーダーのスキッド・ミックマークス。ラチェットは彼の大ファンということで、会えて大興奮。
自分のことを「俺様」という人は大抵変人なんですよねー…。


先に細かい部分を紹介しましたが、大雑把にどういうゲームかというと、色々なガラメカを駆使して敵を倒しながら進んでいく爽快感抜群の痛快なアクションゲームです。それでいてストーリーが王道で暴力的シーンもなく、笑える要素もあるノリノリで遊べるアメリカンコミカルな作品。なので子供から大人まで楽しめます。


マイナスポイントとしては、武器の所持可能弾薬数が全体的に少ないこと。ステージ攻略中なら、弾薬箱があちこちに置かれているのでそれでカバーできますが、ボス戦だと苦しい展開になりがちです。なのでガラメカの強化はまんべんなくしておいたほうが良いです。
射撃系の武器は割と多く持てますが、少ない武器だとレベルMAXになるまでは4つまでしか持てないものもあります。

1番大きなマイナスポイントは、セーブデータが1つしか作れないこと。周回プレイを前提に作られたゲームのようで、セーブデータを増やすにはPS4側で新しいアカウントを作るしか今のところ対処法がないようです。
2周目以降では1周目の武器ガラメカ、取得したホロカード、ゴールデンボルトなどのデータを引き継いで遊べる上、レベル上限が10まで上がり威力が上がったバージョンアップ版の武器ガラメカも購入できるようになるので、本番は2周目以降と言えますが、1周目の緊張感を再び味わいたいという場合にはこの仕様はちょっと…。

しかし1周クリアまでは10数時間でできるボリュームなので、1から再プレイしたい場合も無理な話ではないかなとも思います。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
PS4でこんなゲームができるのを待っていました! 1周目は楽しくて時間を忘れてプレイできました。今2周目の途中ですが、パワーアップした武器で敵を蹴散らすのは快感ですね。
PS4のタイトルの中では値段も安めなので、ラチェクラファンはもちろん、そうでない方々にも、とにかく多くの方にプレイして頂きたいタイトルですね。きっと後悔はしないはずです。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

 

THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver(体験版)は、2016年に無料配信された、SNKプレイモアの格闘アクションゲームです。同年8月25日発売予定の本編の一部を先行体験できるソフトです。

※8月10日に記事内容を一部修正しました。

KOFと言えば、私が中学・高校のときにガッツリハマった格ゲー。その思い出からか、今回の新作はPS4専用タイトルというものも手伝って香しいものを感じて、長らくKOFから離れていた私ですが「これは買わなきゃダメなんじゃないか」と思うようになりました。次々リリースされる情報を得て期待をして発売日を待っていたところ、体験版のリリースが! これはやってみなきゃ損だと思い、早速インストールしました。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver1
この体験版で触れられるモードは、以下の4つ。CPUとのチーム対戦やシングル対戦が楽しめる「VERSUS」。自由にキャラクターを動かして技の練習ができる「TRAINING」。このゲームのシステムを実践形式で学べる「TUTORIAL」。そして難易度変更やボタンコンフィグなどができる「OPTION」。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver2
この体験版で使えるキャラは全部で7人。おなじみの草薙京、八神庵、不知火舞に加え、シルビィ・ポーラ・ポーラ、ネルソン、キング・オブ・ダイナソー、シュンエイといった新キャラを含む顔ぶれとなっています。

今作はキャラが3Dで表現されているのですが、京がなーんか京じゃない気がしてならないです。庵はしっくりくるんですけどね。声優さんも変わっているので、尚更京に違和感を感じます…。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver3
ちなみにグレー表示されているキャラにカーソルを移動させると、当然使用キャラとして選ぶことはできませんが、グラフィックは表示してくれます。これはいい! やっぱりテリーの存在感はスゲェと思いましたね。使いたかったな…。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver4
画像は「TUTORIAL」。KOF初代王者を名乗るアントノフというおっさんから、移動や小・中・大のジャンプの仕方など、基本の操作方法からキャンセル技の出し方まで教えてもらえます。実際に京を操作してお題をクリアすると次の説明へと進むスタイル。

ここで私が感じたのが「波動拳コマンド出しづらい!」 PS4のコントローラーって、方向キーが今までのPSシリーズのものより若干長めになっているせいか、外側で入力しようとすると失敗することが多いんですよね。内側で入力するようにしたら結構改善されましたが。
また、ゲームスピードがPS1時代よりも速目になっていて、スピード感あるバトルを楽しめるようになっています。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver5
画像はTRAININGモード。好きなキャラの組み合わせで練習できます。パワーゲージの量を調節できたり、押したボタンを表示したりすることもできるので、超必殺技やコンボなどの練習がここでみっちり行えます。
昨今の格ゲーには必須のモードですね。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver6
今作のシステムはかなりシンプル。
パワーゲージは相手に攻撃をヒットさせたり、自分がガードしたりすることで溜まっていくタイプ。最高ストック本数はデフォルトで(多分)4本。
おなじみの緊急回避、ふっとばし攻撃も健在で、ガード中にボタン入力することで、ゲージを1本消費してガードをキャンセルして発動することができます。

ゲージが1本以上ある状態で指定のボタン入力をすると「MAXモード」に入り、攻撃力が上がって、さらに特定の必殺技の性質も変化します。例えば上記画像の庵の鬼焼きは、通常だと斜め上に1回転する技ですが、MAXモード中に出すと何度も回転して多段ヒットします。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver7
MAXモード中に超必殺技を出すと、「MAX超必殺技」となり、キャラクターがアップになるモーション演出が入ります。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver8
当然、技も強力になります。庵の八稚女の場合は通常炎を出すのはラッシュ後の1回のところ、複数回放ち、ヒット数も増えます。
個人的には『’96』からの敵を押し倒して素手で切り刻むやつが好きなんですが、これはこれで爽快感があります。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver9
また、ゲージが3本以上ある状態でMAXモード中に「CLIMAX超必殺技」を入力すると、MAX超必殺技のときとは異なるモーションカットが入り、そのキャラの最高威力の超必殺技が出せます。画像は庵の「八咫鳥」。劇画チックなところが庵の凶暴性を表現していていいですねぇ。

ちなみにMAX超必殺技とCLIMAX長必殺技は、必要ゲージ数があればわざわざ1度MAXモードに入らなくてもその場で出すこともできます。コンボのキャンセル技に組み込むと恐ろしい破壊力になるでしょうね~。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver10
今作では、立ち弱パンチをヒットさせた後、そのままボタンを連打することでキャラが自動的にコンボを出してくれるようになっています。 通常攻撃⇒必殺技で締める構成になっています。このときにゲージが1本以上あると、ラストの締めが超必殺技になります。コンボを組み立てるのが苦手な私にはうってつけのシステムです!
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver11
必殺技によっては3D演出が入るものもあります。ほとんどが投げ技ですね。CLIMAX超必殺技でも3D演出が入るものがあります。人によっては画面酔いする…かもしれないですね。
余談ですが、私は『ストⅣ』や『ストV』は酔って確実に気持ち悪くなるのでプレイできません…。横で見ているのも辛いくらいです。それに比べたら今作はまだマシでしたね。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver12
京対庵。この因縁の組み合わせはいつもワクワクします! 私は京の超必殺技は昔から大蛇薙しかほぼ使いません。京の代名詞みたいな感じがして好きなんですよね~。庵ならやっぱり八稚女。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver13
『餓狼伝説』シリーズから出演の人気者のセクシー忍者、不知火舞。個人的にはKOFではあんまり使わないキャラですね。女性キャラならキングを良く使ったもんです。必殺技が良質なものがそろっていて使いやすいので。
THE KING OF FIGHTERS XIV Demo Ver14
VERSUSモードで勝利すると、ラストキャラの台詞と対戦成績が見れます。今作ではここでの台詞もボイスつきになっていました。
しかしそれ以上に気になるのが…グラフィックが粗過ぎ! まるでPS1か初期のPS2クラスのポリゴン…。開発チームのモデリングレベルが低いのか何なのか分かりませんが、ちょっとこれには引いてしまいましたね。こういうところにも力を入れてくれないと醒めてしまいます。これが最終調整版なのかどうかは分かりませんが、製品版では改善していて欲しいところです。

また、プレイしていて感じたのが、今作はキャンセル技の入力受付時間がかなりシビアだということ。私はPS1時代、庵を使う際は良くジャンプキック⇒しゃがみ強パンチ⇒キャンセル琴月・陰(もしくは闇払い)という結構お手軽な3段コンボを使っていたのですが、今作では1回も出せませんでした。私の腕が悪いことを加味しても、ちょっとこれには参りましたね。今まで使ってきた攻撃方法が使えないとなると、面白味に欠けてしまいますから。どう戦えと!?

コントローラーを潰す覚悟で練習すれば何とか出せるようになるかもしれませんが、高価なのでそれはためらいが出てしまいます。
製品版はもうちょっと甘めに調整されていると楽しめるんですけどねぇ…。

それから、蛇足になるかもしれませんがこのゲームには空中ガードはありません。最近の格ゲーはみんなそうなんですかね? 私は何分『ストⅢ』で止まっているので…(^^;


総評:私のメガネにかないました!
この体験版のみの評価としては、無料でかなり楽しませてもらえたのでこういう評価になりました。
しかし製品版を買うかどうかは慎重にならざるを得ないですね。まずは市場の反応を伺ってみて、その上で購入するかどうか決めようと思います。

当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。


 

キューブクリエイター 3D
キューブクリエイター3Dは、2015年にアークシステムワークスから配信販売された、3DS用のサンドボックス型クリエイティブサバイバルアクションアドベンチャーゲームです。開発は海外のBIGJHONGAMES社が行っています。
2016年8月現在、ニンテンドーeショップにて800円(税込)で販売中です。

今年の1月にアップデートが行われ、キューブの種類が増えたり不具合が解消されたりしました。
『Minecraft』をイメージしていただくと分かり易い、というか非常に似ていると専らの評判のゲームです。私はそっちのほうは遊んだことがないので比較できませんが…。


このゲーム、モードが「サバイバルモード」と「クリエイティブモード」の2種類があります。前者はキューブで構成された世界で敵と戦ったり、素材となるキューブを集めて武器や防具、建築物などを製作して楽しんだりする内容となっています。後者は建築物作成やキューブの世界作りに特化したモードです。

まずサバイバルモードから。
キューブクリエイター 3D1
ご覧の通り全てキューブで生成された世界をプレイヤーは探検します。
画像の世界は「森林」。木や湖、草地がたくさんあって、後述するクラフトの基本素材がたくさん集められる世界です。

リアルタイムで時間が経過し、朝~昼~夕方~夜と変化していきます。夜になるとほとんど何も見えなくなるので、寝袋で寝て朝を迎えることになりますが、近くに敵がいる場合や水の中では寝られません。

尚、操作方法はスライドパッドで移動、ABXYボタンで視点変更という少し変わったものになっています。

また、このモードはあるアイテムを介して、全9つの中から4つの異なる世界を行き来できるようになっています。4つの世界の組み合わせは決まっていて、ゲームスタート時に選択できます。
キューブクリエイター 3D2
クラフトの材料の基本は木材なので、まずは木を破壊して集めていくことになります。
はじめは何のアイテムも持っていないので、拳で破壊することになります。どうやらこの主人公、相当の手練のようです。この拳で木を破壊しているときの効果音が無骨でいいんですよね~。木屑もちゃんと散るという細かい演出も入ります。
キューブクリエイター 3D3
破壊して集めたキューブは、下画面で確認できます。
全部が全部クラフトに必要なキューブではありませんが、建築物を作成する際に使うことを考えると手当たり次第に破壊して集めたくなりますね。別名環境破壊。
キューブクリエイター 3D4
クラフトは下画面で行います。
クラフトできるアイテムは、剣や鎧などの戦闘用の物から、斧やシャベル、ツルハシなどキューブ集めが便利になる物、特殊なキューブや特殊アイテムなど様々です。
目的のアイテムを作成するのにキューブ、もしくはアイテムが足りない場合はいくつ足りないのか数字が赤く表示されますが、キューブの名前までは表示されません。これがちょっと不便に感じましたね。防具の基本となる鉄の鎧を作成するのに包帯みたいなものが必要なのですが、森林世界のどこに行っても手に入らないので途方に暮れて攻略Wikiを見たら、森林世界では出現しない敵が落とすアイテムだとか…。
まあ説明不足は洋ゲーの特徴ですからね!!

でもこのクラフトがこのモードの一番のキモですね。クラフトで上位アイテムを作る為にレアキューブを探して採取するのが楽しかったです。
キューブクリエイター 3D5
木材と土を使って簡単に作成してみたログハウス風の家。フロアが草なのはご愛嬌。

でも必ずしも家を作る必要はありません。なぜなら昼間でも敵は出るし、家の中に入っても近くに敵がいたら寝れないので。敵に追われているときの緊急逃げ込み先程度にしか使えないかな、と。
キューブクリエイター 3D6
これが敵の中の1人。主人公と距離を取って魔法弾のような飛び道具で攻撃してきます。
敵や後述する動物は倒すと必ずアイテムをドロップします。
しかし敵を攻撃する際は、キューブを破壊するときより射程範囲が思いっきり短くなるのは解せないです。なんだこの仕様? と思いましたよ(`・ω・´)
キューブクリエイター 3D7
動物の中で唯一襲ってくる熊。別名自然界の追跡者。主人公が視界に入ったら追ってきて、攻撃射程範囲内に入ると攻撃してきます。かなりしつこく追ってくるので、撒くのが大変です。敵モンスターよりもしつこく追ってきますからね!
拳でもヒット&アウェイのコツを掴めばノーダメージで倒せるので、囲まれていない場合は逃げるより戦ったほうが楽です。
ちなみに主人公のライフがなくなると、死亡扱いになって強制的にスタート地点に戻されます。このとき、死亡場所にカバンを落として幾つかのアイテムを失った状態でリスタートになります。
キューブクリエイター 3D8
動物は熊のほかにも鶏、豚、牛がいます。
それぞれ倒すと肉が手に入り、調理するとライフが回復する調理肉が手に入ります。倒すと断末魔を上げるのでちょっと罪悪感を感じますが。しかし自給自足の生活の為にはやむを得ない…。まさにサバイバル。
キューブクリエイター 3D9
先述したカバンを発見すると、失ったアイテムが戻ってきます。逆にこのカバンを発見できずにまた死亡すると、このとき失ったアイテムは永遠に戻ってきません。この辺がちょっとシビアですね。

似たような風景が多いので、自分が通った道が分かるように木をキレイに伐採したり、草地の上にキューブを置いたりして目印を作っておくと後々助けになります。地図? そんな便利なものはありません!!
キューブクリエイター 3D10
特殊アイテム「ワールドポータル」。
これをクラフトして使用すると、別世界へ移動できます。
キューブクリエイター 3D11
私の場合は次の世界は「雪原」でした。
世界が変わると採掘できるキューブも変わります。出現する敵の種類が増えることもあります。

ちなみにワールドポータルは回収して持ち歩くこともできます。是非というか絶対回収したほうがいいです。そうでないと私のように迷子になったときに絶望のどん底に落とされます(≡ω≡.) 各世界はそこそこ広いので、迷ってしまったらアウトです…。特に地下から始まった場合なんかは。
私は泣く泣くわざと死亡して、スタート地点のワールドポータルまで戻りました。


変わってクリエイティブモードの紹介です。
このモードは既に生成されている6つの世界と、何もない「平地」という世界を含んだ計7つの世界から1つを選択して自由にクリエイトができます。元々あったキューブを削除してスペースを作ったり、作り変えたりも出来ます。
また、サバイバルモードと違って敵が出現することもなく、遠距離からカーソルを出せたり、浮遊して空から世界を俯瞰したりすることもできます。
キューブクリエイター 3D12
私は最初、ワイリー城を作るつもりでしたが、操作のやり辛さからドクロを作った時点で満足してしまいました…。
遠距離から作成しようとするととカーソルの移動の幅が大きく、キューブの設置、削除の微調整がし辛いんですよねー。だから結局設置したい場所のすぐ近くまで行って作業を行い、ある程度できたら離れて見ておかしくないかチェックする、ということの繰り返しになります。
キューブクリエイター 3D13
このモードではキューブの模様を数種類ある中から選ぶことができます。
上の斜め右から撮った画像では「中世ヨーロッパ」、この画像では「ジグソーパズル」を使っています。キューブの模様を変えるだけで見え方がかなり変わりますね。


両方のモードを遊んでみての感想を総括すると、まず思ったことは「人を選ぶゲームだな」ということです。
特にサバイバルモードは4つの世界を行き来できても、結局採掘した場所が復元されるわけではないので、ある程度レアキューブを採掘してレアアイテムを作ってしまったら、もうやることはほぼなくなってしまいます。ここから建造物を作るとか、別の世界で採掘してきたキューブを使って大きく世界を様変わりさせるとか、プレイヤー次第で楽しみ方は生まれるかもしれませんが、大抵のユーザーは「もういいよ」となってしまいそうです。実際私もそうでした。
クリエイティブモードに関しては操作性が良ければもうちょっと頑張る気が出たかもしれませんが、現時点だと何だか不毛なことをしている気がしてきて、こちらも「もういいよ」と思ってしまいました。

そして最大の欠点。サバイバルモードのセーブデータが1つしか作れないこと。プレイの積み重ねを楽しむタイプのゲームなのに、新規で遊ぶ場合はこれまでのデータを消去しなければならないというのは理解に苦しみます。
クリエイティブモードは8つもファイルがあるのに…。開発側はこっちがメインと捉えているのかかもしれませんね。

今後控えている次のバージョンアップでは、また新しいキューブや仕掛けが搭載されるようですが、噂によるとシステムデータの都合上、New3DS・New3DSLLしか対応しない可能性があるとのことです。真相はまだ分かりませんが、私は旧3DSユーザーなので、バージョンアップできなかったら、このゲームはこのまま放置になってしまうかと思います。


総評:私のメガネにあまりかないませんでした…。
サバイバルモードの序盤は結構熱中していたんですが、4つの世界を全て行ってしまったら飽きてしまいました。評判の高さから購入してみましたが、正直拍子抜けなかんじでしたね。攻略本も出てるのに!
どうしてもやってみたい! という方は体験版が配布されているので、まずそちらから触れてみては如何でしょう。 


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

 

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