メガネなゲームレビュー

メガネが生活に必須なゲームフリークが、ゲームレビューと様々なゲーム情報をアップしていくブログだったのは過去の話。

カテゴリ: PS2

KOF2002UM
THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCHは、2009年にSNKプレイモアから発売された、PS2用の格闘アクションゲームです。2002年にリリースされた作品に大幅なキャラ追加、背景変更などのリメイクを施した作品となっており、『'98UM』に続くUNLIMITED MATCHシリーズ第二弾となっています。

この家庭用版が発売された後、アーケード版がリリースされ、格闘ゲーム大会「闘劇」に向けてさらに調整を加えた、「闘劇バージョン」も家庭用として発売されました。
KOF2002UMOP
KOFと言ったら美しいOPですよね! 今回も京と庵の宿命の2人が魅せてくれます。
KOF2002UM2
今作は隠しキャラを入れてプレイアブルキャラは何と66体! 使い切れないって! 技覚えられないって!!

このゲームは『’99』~『'2001』までのネスツ編の総集編となっていて、ネスツ編のキャラはほぼ登場します。
にしても多すぎる…。PS4の最新作である『14』でさえ50体ですよ?

個人的にオメガルガールは飽きたな…。カプエス2にも出てきたし。でも強いんだからしょうがない。
KOF2002UM1
ゲームモードはおなじみの3対3のチーム戦、1対1のシングルマッチ、体力が尽きるまで何人倒せるかチャレンジできる「ENDLESS」、出題されたお題をクリアしていく「CHALLNGE」、好きな条件でとことん練習ができる「PRACTICE」、そしてネオジオROM版の2002が遊べる「NEO GEO MODE」となっています。
KOF2002UM5
今作では、それぞれのキャラの右下に表示されている「パワーゲージ」を消費して、様々な有利な行動を起こせます。
例えばガード中に緊急回避をする「ガードキャンセル緊急回避」、「ガードキャンセル吹っとばし」。そして「MAX発動」に入って、普段は繋がらない技をコンボ技にできたり、超必殺技を出したりすることができます。
このゲームは「コンボゲー」と言われるくらい、コンボが重要視されているので(単発の技の威力が低い)、「どこでもキャンセル」できる「MAX発動」は試合の勝敗を決する重要なファクターとなります。
KOF2002UM6
また、超必殺技にはレベルが3段階あり、超必殺技⇒MAX超必殺技⇒MAX2超必殺技の順に威力と消費パワーゲージ数が増えます。
特にMAX2超必殺技は、パワーゲージを3本(MAX発動中なら2本)消費し、キャラクターカットインが入る演出も組み込まれた派手で強力なものとなっています。 
KOF2002UM7
勝利・リザルト画面。
キャラクターグラフィック担当の森さんがライバル会社のカプコンに転職されたので、別の方が担当しています。森さんのグラフィック好きだったんですけどねぇ…。まあこれはこれで悪くない。
KOF2002UM8
過去のKOFのレビュー記事でも記述したかもしれませんが、鬼焼きは京よりも庵のほうが美しく感じます。強だと接近して出せば3回入りますし。
ただ庵ファンとして八稚女の無敵時間がなくなったのは頂けない。
KOF2002UM9
アンヘルはみんなの天使です。スペルもANGELだし。

まあ全く使いこなせないんですけどね! 必殺技のアンチェインの派生が複雑で覚えられない…。


私はネスツ編をほとんどやったことがなかったのですが、旧キャラも大勢いた上、すぐ馴染めたキャラもいたので割とゲームに入りやすかったです。
このゲームを持っていれば接待ゲームとしても役立つのでは?


総評:私のメガネにかないました!
通常コンボが繋がりにくいのが辛いですが、それ以外は及第点ですね。
まさかストⅢ3rd以来にPS2の格闘ゲームにハマるとは…。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

 

九龍 Re

九龍妖魔学園紀 re:chargeは、2006年にアトラスから発売された、プレイステーション2用のジュブナイル伝奇アドベンチャーシミュレーションゲームです。2004年に発売された無印版に追加要素を搭載したバージョンアップ版です。開発はシャウトデザインワークスが担当しました。
このゲームはPSの『東京魔人學園』シリーズを手がけた今井秋芳氏が監督・脚本を手がけていて、世界観を共有しています。

~ストーリー~
世界中に点在する埋もれた秘宝を捜し求める冒険者、「宝探し屋(トレジャーハンター)」。主人公・葉佩九龍(はばきくろう)もまた、若き宝探し屋だった。
エジプトでの任務を完了した彼に下された次の任務は、日本の東京にある全寮制の高校、「天香學園(かみよしがくえん)」の遺跡探索だった。その深部には秘宝が眠っているという。そこへ転校生として主人公は潜入した。
しかしこの学園は、「生徒会」と呼ばれる集団に支配されており、生徒会の法に触れた者には「執行委員」によって生徒・教師問わず処罰されていた。
学園を調査し、「墓地」に遺跡の入り口があることを突き止めた主人公。しかし、墓地に近づくことは生徒会の法の中でも最も重い罪とされていた。
こうして主人公と生徒会の魔人たちとの戦いが切って落とされたー。


九龍 Re1

このゲームは昼間の学園生活のアドベンチャーパートと、夜の遺跡探索シミュレーションRPGパートの2部構成となっています。
また、1話完結型の形を取っていて、プロローグとエピローグを含め全15話で構成されています。

このゲームの特徴の1つとして、「感情入力システム」があります。これは、会話をしている人物から投げかけられた質問に対し、任意の感情を選ぶことで返答するというものです。感情には「友」、「燃」、「喜」、「愛」、「憂」、「悲」、「寒」、「怒」、「無視」の9つがあります。選んだ感情により、相手は異なるリアクションをとります。

登場人物たちには、主人公に対する「好感度」というパラメータが設定されていて、この感情の選び方次第で変化していきます(ほかにも好感度を変化させる方法は幾つかあります)。

九龍 Re2

アドベンチャーパートでは、主に会話によって話が進んでいきます。
学園の人物たちの会話の中には定型文での返答の選択をする場面もあります。
好感度を上げるように務めるのも良し、あえて好感度を下げてギスギスした学園生活にするもよし、それはプレイヤーの手に委ねられます。
まあ好感度が低くて得することなんてないんですけどね(笑)

九龍 Re3

昼休みには校舎の中を自由に移動し、探索できます。場所によってはアイテムを拾えたり、会話が出来る人物がいたりします。
上の画像の人間関係図が好感度をはかる目安となります。
この状態では、主人公は同級生の八千穂からは「優柔不断な人物」と見られていて、担任の雛川先生からは「大切な生徒」と思われている、と。だって八千穂より皆守派だし。皆守に「授業フけようぜ」と言われたら喜んで一緒にフけますよ、そりゃ(私はBLではありません、念の為…)。

九龍 Re4

放課後になると寮の自室へと戻ってきます。
ここでは遺跡探索の準備やステータスの確認など、色々なことができます。また、外出して校舎内、校舎外へ行くこともできます(学園の外には出られません)。校舎外の施設には放課後でないと行けないので、必ず行っておきたいところです。そこでしか会えない人物もいます。

遺跡へ向かう際には、ネットで武器や弾薬を購入したり、達成すると報酬金を貰える「クエスト」の受注や、後述する「H.A.N.T」を起動させてメールチェック、セーブなどを行っておくのが重要になります。アイテムを「調合」して回復力を高めたアイテムを作っておくとよりグッドです。

また、自室PCにインストールされてるファミコン風グラフィックのトレジャーハンティングRPG、「ロックフォード・アドベンチャー」をプレイしておくと主人公のステータスがアップします。これが結構しっかり作りこまれたゲームで、中々楽しめる内容となっています。
ほかにもツッコミどころ満載なトレジャーハンター協会の映像を見たり、今作で導入された新ダンジョンへ探索に行ったり、手に入れたオブジェや着メロを確認したりなど様々な遊び要素もあります。

九龍 Re5

これが「H.A.N.T」。Hunter Assistant Network Toolの略で、トレジャーハンターにとってなくてはならない携帯型情報端末機です。
これを起動させると、学園の人物からや主人公の所属するトレジャーハンター団体からなどから送られてきたメールの確認をすることができます。
ほかにもゲーム中に出てきた用語や、遺跡内で倒した敵のデータ、ゲームのヘルプなどを確認することもできます。
今で言うハンター用のタブレット端末、というところでしょうか。

九龍 Re6

フラグを立てて仲が深まった人物から「プリクラ」を貰えることがあります。これを貰うと、その人物を遺跡探索で同行してもらう「バディ」にすることができます。
バディは敵と直接戦ってくれる訳ではありませんが、固有「スキル」で主人公をサポートしてくれます。例えば皆守のスキル「うとうとする」は、発動すると正面からの攻撃を回避してくれます。八千穂の「スマッシュ」は、テニス部仕込のスマッシュで前方の敵を攻撃してくれます。

九龍 Re7

この成績表が主人公のステータスを表しています。
数字が青い部分はバディによって強化された箇所、逆に赤い数字は弱体化した箇所です。バディにもそれぞれステータスがあり、秀でているパラメータの部分は主人公のパラメータを上げてくれますが、逆に苦手な部分のパラメータは主人公のものも下げてしまいます。

バディにもレベルの概念があり、遺跡で一緒に敵と戦うことでレベルアップし、ステータスが上がったり、スキルの使用回数が増えたりします。


ちなみにこの主人公の名前、誕生日、身長、体重などはプレイヤーが自由に入力できます。細かい設定ができることで、主人公に自分を反映させられる訳ですね。ちなみに出身地は私の場合、本当は東北ですが、プレイ当時は埼玉で働いていたので埼玉になっています(笑)
戸田周辺は詳しいですよ~。飛びこみ営業で通いまくってましたからね!
身長、体重に関しては…希望です…。いいじゃないですか、せめてゲームの中だけでも身長170cm以上でも!。・゚・(ノД`)

九龍 Re8

これが遺跡内部。『女神転生』シリーズのような3Dマップになっています。
中は広大で、数箇所のブロックに分けられていています。1話ごとに順番に異なるブロックを探索していくことになります。

道中には様々な仕掛けや罠、宝箱などが設置されています。

そしてそのブロックの最深部にはボスが待ち構えています。

九龍 Re9

敵が出現する部屋やエリアに入ると、戦闘になります。
戦闘の際には、「探索モード」から「戦闘モード」へシステムを切り替えて戦うことになります。

このゲームの戦闘は主人公ターン・敵ターンが交代で切り替わるシミュレーション方式になっていて、「AP(アクションポイント)」を消費して移動、攻撃します。

銃で攻撃する際は画像のような赤いサイトポインタが現れ、ポインタを移動させて攻撃対象に狙いを定められます。敵には必ず弱点部位(もしくは近接武器による弱点属性)があるので、それを狙うと効率的にダメージを与えられるようになっています。ちょっとしたFPS感覚を味わえます(´∀`)
近接武器、銃火器とも攻撃可能射程距離が設定されていて、射程外の敵に対しては移動して近づく必要があります。移動、攻撃を含め考えて行動しないと、敵に囲まれる位置でAPが切れてしまうという最悪のパターンに陥ってしまいます。

銃で攻撃すると当然弾薬が消費され、リロードの際もAPが消費されます。また、どの方向から攻撃を受けるかでダメージ量が変化するので、ターンチェンジの際には待機する向きも気にする必要があります。

このように戦闘はかなり本格的なシミュレーションゲームとなっています。

九龍 Re10

遺跡の中ではこのように「ジャンプ」やワイヤーで移動すると言った箇所も存在します。また、宝箱に鍵がかかっている場合は開錠のスキルが求められます。
ジャンプできる距離や開錠スキルは主人公のレベルアップや組んでいるバディによって変化してくるので、始めは行けなかった場所や、開けられなかった宝箱も、あとで行けるようになったり開けられるようになったりします。
このように一度クリアしたブロックもまた探索する楽しみがあります。


このゲームでは日本神話が関わってくるので、そちらの方面に興味のある方にはかなりハマるゲームだと思います。私も『ペルソナ』シリーズで日本神話に触れたので、興味深くプレイできました。

しかしこのゲームの最大のウリは、アドベンチャーパートでの個性が際立った登場人物たちとのやり取り、触れ合いや、遺跡探索の面白さだと思います。BGMやSEがいい仕事をしていて、不気味かつ神秘的な遺跡の雰囲気を壊すことなく、自然とゲーム画面の世界へ没入してしまうような効果を出しています。お陰で上質な擬似探検気分が味わえます。

遺跡で現れる「化人(けひと)」と呼ばれる異形の化け物たちは畏怖するような外見、声を発しますが、アニメの『ルパン三世』のOPテーマのようなスタイリッシュな戦闘BGMのお陰で高揚感が湧き上がって、戦闘が楽しかったです。
バディがいることも、同じ学園の仲間と化け物たちと戦っているという非現実感を味わえてたまらなかったですね。戦闘中も台詞を色々言ってくれるので、仲間のキャラが良く分かります。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
個人的にこのゲームはPS2の名作の中の1つですね。
ストーリーも友情を全面に出した暑苦しいものではなく、あくまで遺跡をめぐっての生徒会と主人公の戦い、そして遺跡の謎がメインになっていて、あまり青臭さを感じず最後まで気持ちよく、楽しくプレイ出来ました。…バディの加入フラグを立てるのが大変なのを除けば(^^;)

是非機会があればプレイして頂きたい1本です。現在新品は勿論、中古もプチプレミアが付いていますけど…。VitaかPS4にアーカイブ配信してくれればいいんですけどね。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

Amazonリンク

九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)

中古価格
¥4,179から
(2015/12/19 18:55時点)

エビコレ+ アマガミ

エビコレ+ アマガミは、2011年に角川ゲームスから発売された、プレイステーション2用の恋愛アドベンチャーゲームです。2009年にエンターブレインから発売された無印版に、バグ修正と追加要素を加えた廉価版となっています。
同年にPSP用にも発売され、その後PS Vita用に、公式ギャラリーを閲覧できるモードが追加されたバージョンが発売されました。
コミック化、ドラマCD化もされ、アニメも2期に渡って放映されるなど、様々なメディアミックス展開がされました。


このゲームとの出合いは…、そう言えばまともな恋愛シュミレーションゲームってやったことないな、と思った私はネット上で評価が高かったこのソフトを、遊びに行った埼玉の中古ショップで偶然見つけ、「こりゃ買うっきゃない!」と恥ずかしげもなくレジに持っていったのでした…。むしろドヤ顔で。


このゲームは、中学3年生のクリスマスイブにデートに誘った女の子にすっぽかされるという目に遭った主人公(橘純一)が、高校2年の冬になってもクリスマスがトラウマとなってしまっているという状態から話が始まります。このままではいけない!と思い、親友の梅原と、今年は彼女を作ってお互いクリスマスにいい思い出を作ろう!と一念発起します。ここからがゲームのスタートです。

エビコレ+ アマガミ1

このゲームのヒロインは6人。1人に絞って攻略するも、2股以上をかけるもプレイヤーの自由ですが、エンディングまで展開を進めるには二股以上は結構しんどいです。なので初回は1人に絞って攻略することが社会通念上にも好ましいかと思われます。

ゲームの進め方は、学校の「休1(休み時間1)」、「休2(休み時間2)」、「昼(昼休み)」、「放(放課後)」の4つの時間帯に、お目当てのヒロインのパネルを選択し、行動を起こします。
パネルには、!マークの「イベントアイコン」、四角い「ゲージアイコン」、立方体の「会話アイコン」などがあり、選択可能な時間だとピコピコと動きます。

基本的にはイベントアイコンをどんどん消化していき、ヒロインとの関係性を深めることで仲が進展していきます。

ちなみに、別のセーブデータで一度でも選択したことのあるマスは色がつきます。まだ色の付いていないマスは一度も選択したことのないマスということになるので、やりこむ際の目安になります。


エビコレ+ アマガミ2

会話パネルを選択すると、ヒロインと会話が出来ます。選択肢の中からヒロインが気に入りそうな内容の話を選び、気に入られると画面左上のハートゲージにアイコンが1つつきます。気に入らなければアイコンはつきません。これを5ターン繰り返します。
ヒロインのテンションには「Low」、「Mid」、「Hi」、の3種類があり、気に入った話題を提供することにより高まっていきます。テンションがHiの状態でゲージがMAXになるまでアイコンを溜めた状態で、5ターン目に「アタック」パネルを選択すると、「ご褒美イベント」や「下校デート」が発生します。中にはCG付きのものもあるので、積極的に狙っていきたいところです。

ちなみにハートゲージは始めは5つほどしかなく、イベントアイコンのイベントで増えたり、ゲージアイコンのイベントで増えたりします。前回の会話で溜めたハートゲージのアイコンは、次の会話イベントへ持ち越すことが出来ます。

また、別のセーブデータで選んだ話題の結果はシステムデータに保存され、次にニューゲームをする際にどの話題なら当たりでハズレかが分かるようになっています。

それではここからはヒロインたちの紹介。

エビコレ+ アマガミ3

綾辻司(あやつじつかさ)。
本作のメインヒロインで主人公と同じクラスの2-Aの女の子。
クラス委員を務め、更に成績優秀、容姿端麗、運動神経抜群と一見非の打ち所のない女の子。
しかし時々夕方の屋上や放課後の神社など、人目につかないところで1人でいることも。そんな彼女の本当の姿とは…。


エビコレ+ アマガミ4

右側がヒロインの「桜井梨穂子(さくらいりほこ)」。
クラスは2-Bで、食べることが大好きな、主人公の幼馴染。基本的にいつもニコニコ笑顔で、落ち込むことがあってもすぐに気持ちを切り替えてニコニコしていられる子です。
茶道部に所属していて、先輩達から可愛がられています。
何もないところでも転んでしまう天然性のドジな女の子です。
最近食べすぎから体型がぽっちゃりしていることを気にしています。

左が利穂子の親友、2-Bの伊藤香苗(いとうかなえ)。
サバサバしていて主人公や主人公の親友の梅原とも友人です。主人公がいないときの梨穂子のツッコミ役になります。

エビコレ+ アマガミ5

右側がヒロインの「棚町薫(たなまちかおる)」。
主人公とは中学からの付き合いで、悪友。クラスは主人公と同じ2-A。
気さくでサバサバした性格で、男女問わず友人が多いタイプです。突拍子もないことをしたり、余計なことに首を突っ込んだりするトラブルメイカーでもあります。
運動神経が抜群で、各運動部からのスカウトが後を絶ちませんが、本人は一切やる気はなく、放課後は駅前のファミレスでアルバイトをしています。

左は同じく2-Aのクラスメイトで薫の親友、「田中恵子(たなかけいこ)」。
控えめで大人しく、優柔不断な面がある子で、いつも薫に振り回されています。最近は恋の悩みを抱えています。


エビコレ+ アマガミ6

右側がヒロインの「中多紗江(なかたさえ)」。
最近転校して来た女の子で、1-Bのクラスに所属する、主人公の後輩にあたります。極度の人見知りで、特に男性に対しては恐怖心すら覚えるほど。
性格は礼儀正しく素直ですが、世間知らずな面がちらほら見受けられます。低身長ながらスタイルが良く、男子生徒からはそっち関係の熱い視線を受けていますが、本人は気づかず。

左側が主人公の妹、「美也(みや)」。クラスは紗江と同じ1-B。
家では主人公のことを「にぃに」と呼び、わがままで子供らしさが抜けきれない子です。
ケンカもしますが主人公のことを慕っており、主人公に彼女ができることを応援してくれます。
思いやりのある子で、まだこの学校に不慣れな紗江と一緒に行動してあげることが多いです。

エビコレ+ アマガミ7

七咲逢(ななさきあい)。クラスは美也や紗江と同じ1-B。
水泳部に所属していて、期待のルーキーと呼ばれるほどの実力の持ち主。
面倒見が良く、家では母親の家事の手伝いをしながら、年の離れた弟の世話をしています。
主人公と出会ったばかりの頃はクールで多少つっけんどんな態度を取りますが、仲が良くなるにつれ、本来の温和な表情を見せてくれるようになります。

エビコレ+ アマガミ8

右側がヒロインの「森島はるか」。
3-Aの生徒で全校の男子生徒の憧れの的であり、主人公も彼女に少しでも近づきたい、という思いもあって彼女作りを始めます。
1年生の頃から毎日のように誰かしらからラブレターを貰っており、それでもOKしたことは一度もありません。
性格は結構天然が入っており、美人に似合わない突拍子もない行動をとることがあります。また、物忘れも結構あり、抜けている面もあります。クォーターであり、彼女だけ登場ヒロインの中で目が特殊な青い色をしています。

左側がそんな森島の親友兼保護者の「塚原響(つかはらひびき)」。
森島とは1年生からの付き合いで、クラスは同じく3-A。森島が起こした(起こしかけた)騒動を上手くフォローしてくれる、森島の良き理解者です。
水泳部の部長を務めており、学校で七咲にアドバイスをする姿も見受けられます。
温和な性格ですが、目つきが鋭く、強面であることを気に病んでいます。


ここで紹介した人物以外にも主人公の親友の梅原や担任の高橋先生、梨穂子の茶道部の先輩達など、個性豊かなキャラクターが登場し、話に華を添えてくれます。

エビコレ+ アマガミ9

ゲーム中に一度でも見たCGはメインメニューの「アルバム」に収録され、後で見返すことができます。また、同じ絵柄でも制服バージョンや私服バージョンなど、服装が変わるものや、画面をスクロールして見るほどの大きさのものなどもあります。CGの数は各ヒロインによって異なります。

また、イベント自体も「シーン再生」という項目で見返すことができます。


エビコレ+ アマガミ10

今作で追加された「アマガミ ぬくぬくまーじゃん」。
「ストーリーモード」と「フリー対戦」モードに分かれていて、ストーリーモードはエピソード仕立てになっています。そのエピソードでの対局結果により、新しいエピソードが開放されます。「フリー対戦モード」では、ストーリーモードで登場したキャラクターたちと自由に打つことができます。
何とアマガミの前作にあたる『キミキス』版も収録してあるので、このモードだけでも結構なボリュームになります。


「変態紳士」、「梨穂子はかわいいなあ!」などの有名なネットスラングはこのゲームから生まれました。登場人物が全員キャラが立っていて、話の展開も面白いので、私は全ヒロインを攻略してしまいました。恋愛シミュレーションとしてだけでなく、高校生の学生生活シミュレーションとしても十分楽しめます。
主人公の性癖がちょっとアレなので、一部の人は受け付けないかもしれませんが、まあ健康的な男子高校生なんてあんなモンです(笑)

あとはキャラクターグラフィックが気に入るかどうかですね。私は結構好きなタイプのグラフィックだったので、抵抗なく楽しめました。

ちなみに周回プレイ用にメッセージのオート機能、スキップ機能も搭載してあり、選択をミスした際にその日の「朝に戻る」もロード時間がほぼ皆無でプレイできるので、プレイしていてストレスを感じることはほとんどありませんでした。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
各ヒロインのエンディングが4種類もあり、さらに隠しヒロインもいるのでボリュームは満点でした。
コンシューマーゲームなのに結構過激な描写もあるので、今プレイするならVita版でご自分の部屋で遊ぶことをおススメします。1人暮らしの方はPS2版でもVita TVでもテレビを使って大いに堪能してみてください。
ゲームの内容と現実の時期もピッタリなので、お時間があればプレイされてみるのも一興かと。

当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。


DMC3 SE

デビルメイクライ3 スペシャルエディションは、2006年にカプコンから発売された、プレイステーション2用のアクションゲームです。前年に発売された無印版に様々な要素を追加したグレードアップバージョンとなっています。

私はデビルメイクライシリーズはこれが初プレイです。元々悪魔が敵として登場するアクションゲームと言うことで、かなり興味があったのですが、購入できたのはベスト版になってからでした。

シリーズの時間軸としては、『1』の前の話となります。まだデビルハンターとして開業する前の話です。

DMC3 SE1

3Dで構成された世界で主人公・ダンテを操り、封印されていた塔・テメン二グルを探索し、双子の兄・バージルを倒すのがこのゲームの目的です。

ダンテは剣と銃の2種類の武器を使って戦います。
このゲームのキモは「いかにスタイリッシュに敵を倒すか」です。具体的には、間を開かず連続で悪魔を攻撃したり、攻撃に必殺技を絡めたり、敵の攻撃が当たる寸前で回避したりすることにより、「スタイリッシュランク」が上がります。スタイリッシュランクは画面右上に表示されます。このランクが高いほど、悪魔を倒したときに手に入るアイテムの数が増えます。
ちなみにランクはD、C、B、A、S、SS、SSSの順で高くなっていきます。

DMC3 SE2

ボス戦ではボスのHPがメーターで表示されます。これはまだ塔に入る前に出現するボスですが、塔内では様々なボスがダンテを待ち受けています。

DMC3 SE3

このゲームではダンテの戦闘タイプが「スタイル」という固有のものに分かれています。このスタイルによって出せるアクションが変わってきます。スタイルの数だけ戦術の幅が広がるという訳ですね。
剣攻撃に重きをおいた「ソードマスター」。銃での攻撃が強力になる「ガンスリンガー」。移動系のアクションが得意な「トリックスター」。敵の攻撃を唯一ガードできる「ロイヤルガード」。
私は塔に入ってからはもっぱらトリックスターを使っていましたね。探索時にも移動が楽になるので重宝しました。

スタイルはそれぞれレベルの概念があり、敵を倒すことで経験値が手に入り、レベルアップすると固有のアクションが増えます。
また、ゲームが進むと新たに手に入るスタイルもあります。

DMC3 SE4

このゲームはストーリーがミッションで区分けされています。
ミッションに入る前にスタイル、装備武器などを決定します。

DMC3 SE5

ミッションをクリアするとリザルトが表示されます。
個人的には「Time」まで入れるのはちょっと嫌でしたね。塔内の探索でどうしても時間がかかってしまうので、いつもこのTimeはランクが低かったです…。

DMC3 SE6

人の顔らしきものが中央に描かれたアイテム、「スター」、「オーブ」。集めて使用することにより、ダンテのHPが上がったり、新しい技を覚えたりできます。
このゲームの世界観を損なわない、いいグラフィックのアイテムですね。

DMC3 SE7

スタイル同様、武器もゲームが進行するにつれて増えていきます。ボスを倒すと入手できるもの、塔内に隠されているもの。
画像は塔の門番、「ケルベロス」を倒して手に入れた氷属性のヌンチャク、「ケルベロス」。名前はボスのまんま(笑)

DMC3 SE8

画面中央がダンテの双子の兄・バージル。右側が謎の男・アーカム。
2人ともそれぞれある目的の為に、ダンテとバージルの父・スパーダが封印したこのテメン二グルを復活させます。

DMC3 SE9

塔内はこのようにギミックが施されている箇所があり、謎解き要素もあります。だからミッションリザルトの「Time」の項目は嫌なんですよ…。


ゲームが進むと、ダンテは「魔人化」することができるようになります。魔人化すると、ダンテが悪魔の姿に変化し、著しく能力が上がります。魔人化していられる時間は変身時の「デビルトリガーゲージ」の量によります。
魔人化したときに装備していた武器によって姿が微妙に変化し、能力も変化するので色々な武器で試してみたくなります。

このゲームでは近接武器・銃火器ともに色々な武器が登場しますが、個人的にはエレキギター状の武器「ネヴァン」が一番お気に入りでした。
奏でることで複数のコウモリを飛ばす武器なんですが、「セッション」という技を出すと激しい早弾きでおびただしい量のコウモリを召喚し、稲妻まで出るという相当スタイリッシュな武器です。エレキギターが武器と言うのは、発想がトんでいて最高でしたね。


個人的な不満点は、ミッションが始まるとセーブポイントまで行かないとスタイルが変更できないこと。折角新しい武器が手に入ったのでスタイルを変えてみようと思っても、セーブポイントまで行くのがダルくて、結局汎用性の高いスピードスターばかり使っていました。



総評:私のメガネにかないました!
敵に技を叩き込んでスタイリッシュランクが上がっていくのは、かなり爽快感を感じました。
ダンテの陽気で強気なキャラクターも、とても好感が持てて、ムービーを見るのが楽しかったです。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

ストⅢ

ストリートファイターⅢ 3rd STRIKEは、2004年にカプコンから発売された、プレイステーション2用の挌闘アクションゲームです。アーケード版の移植作となります。
ほかにもドリームキャストやXboxに移植され、2011年にはプレイステーション3とXbox 360用にネットワーク対戦に対応した「ONLINE EDITION」版が移植されました。

ストリートファイターⅢは3作制作されていて、第一作が1997年にアーケードリリースされた「-NEW GENERATION-」、第二作が同年にリリースされた「2nd IMPACT -GIANT ATTACK-」、そして第三作が1999年にリリースされた、この「3rd STRIKE -Fight for the Future-」となっています。

このゲームは30歳くらいのときに買いました。ドリームキャスト版をやりこんだ友人から熱心に勧められ、もう挌闘ゲームは飽きていたのにも関わらず、中古で安かったので買ってみました。やってみたらこれがまたびっくりの作品でした…。

ストⅢ1

今作の主人公は、新キャラ「アレックス」になっています。新キャラがボス含め16人、そして「ストリートファイターⅡ」シリーズからリュウ、ケン、春麗、豪鬼の4人が参戦しています。

ストⅢ2

今作では、キャラ選択時に「スーパーアーツ」と呼ばれる超必殺技を3つの内から1つ選ぶ形式になっています。スーパーアーツごとにアクションや威力が異なるのは勿論、発動に必要なゲージの長さや、ストックできるゲージ数が異なります。
このゲージは後述する「EX必殺技」を使用する際にも必要となるので、同じキャラでも選んだスーパーアーツによって戦術が変わってくるところがこの作品の面白いところです。

ストⅢ3

1Pプレイでは、キャラ、スーパーアーツを選んだ後、対戦相手を提示された二名の内から1人を選びます。
これはストⅡやZEROシリーズにはなかった試みですね。
これにより、苦手な相手を極力避けることができるようになった為、勝ち進めて行く上でプレイヤーに有利になったと思います。

ストⅢ4

対戦相手を決めると、相手のグラフィックとスーパーアーツが表示されます。COMはスーパーアーツによって極端に戦い方を変えてこない気がしますが、中には相手がCOMでも使われると厄介なものもあるので、一応ここで確認しておいたほうが吉です。

ストⅢ5

今作独自のガード&カウンターシステム、「ブロッキング」。敵の攻撃が自キャラにヒットする直前に、タイミング良く方向キーで相手方向(立ち攻撃とジャンプ攻撃は前、下段攻撃は下)を入力すると、ダメージを受けず、さらにガード時と違いすぐに動けるので、カウンター攻撃を狙えます。

相手の攻撃を読み、さらにヒットするタイミングまで覚えていないといけないので、まず初めてプレイするユーザーには飛び道具くらいしかブロッキングできないでしょう。私もそうでした。

しかし、このブロッキングシステムがこのゲームの最大のキモであり、うまく捌けるようになると爽快感も感じるため、是非できるようになっておきたいテクニックです。
上級者になるとスーパーアーツも全部ブロッキングしてしまいます。このゲームをやりこんだ友人に、リュウの「真空波動拳」を全部捌かれたときはちょっと尊敬してしまいましたね(´∀`) ブロッキングされて不利になったのに何故かテンションが上がってしまいました。いいもん見せてもらったなぁ~、と。

ストⅢ6

ケンのスーパーアーツ、「疾風迅雷脚」。地上で蹴りを連続で叩き込んだ後、空中竜巻旋風脚でフィニッシュする豪快な技です。
ケン使いの人は大体スーパーアーツはこれを選びます。発動に必要なゲージ量が少なく、さらに最高3本までストックできるからです。単発の威力は3つのスーパーアーツのうち最も低いですが、コンボに組み込むことで強力な技と化します。また、発動時に少し前進するため、ヒットさせやすいという利点があります。
なぜここまで細かく説明するのかというと、私もケン使いだからです(笑) ヘボですが(笑)

ストⅢ7

変わってこの画像。ヒューゴの体が黄色く発光していることが確認できると思います。これが「EX必殺技」です。必殺技を高速で繰り出すことができるシステムで、発動した瞬間に体が黄色に発光します。
スーパーアーツゲージを一定量消費しますが、緩急をつけて攻めたいときや一気に攻撃を畳み掛けたいときなどに重宝します。必殺技によってはEXで出せないものもあります。

ストⅢ8

今回初登場の新キャラ、「ショーン」と「レミー」。ショーンはケンの弟子で、昇龍拳もどきや竜巻旋風脚もどきの技を使えます。…キングオブファイターズ'97で似たような設定の人がいたような…(≡ω≡.)
レミーはちょっと性格というか中身がイタイ人ですが、ストⅡのガイルのようなタメ技を得意としていて、足のリーチも長く、使いやすいキャラです。

ストⅢ9

試合に勝つと、キャラクターの台詞と共に、今の試合内容のグレードが示されます。これが「グレードジャッジシステム」です。
プレイヤーの技の使い方、試合展開の面白さなど様々な要素から総合的に対戦内容を評価されます。
これが1Pプレイでもやりこめるモチベーションのひとつになっていて、単にCOMレベルを高くして勝つだけでなく、いかに無駄な動きを少なくし、コンボをつなげたりブロッキングしたりできているか、今の自分の技術力の目安になります。
ちなみに最高グレードは「SS++」となっています。

ストⅢ10

このゲームでは1Pプレイ、1Pと2Pの対人対戦のほかにトレーニングモードも用意されています。
このモードはさらに2種類に分かれていて、練習相手の状態を細かく設定して臨める「ノーマルトレーニング」モードと、ブロッキングの練習ができる「ブロッキングトレーニング」モードがあります。ブロッキングトレーニングでは、あらかじめ練習相手を操作して行動パターンを記録し、その動きに合わせて自キャラでブロッキングをするモードです。

ブロッキングトレーニングにはお世話になりました。それでもまだ全然ブロッキングできません(苦笑)

また、対人対戦の試合内容を保存して、後で見ることもできます。


このゲームは今でも挌闘ゲーマー間で根強い人気を誇っていて、リリースされてから10年以上経つのに今でもアーケードで稼動していたり、挌闘ゲームの大会で使われたりしています。

それはやりこんだり研究したりすればするほど美しいプレイができるようになるのと、ほかの挌闘ゲームにはないブロッキングを使った差し合いの奥深さが魅力なんだと思います。

ダッシュやハイジャンプもできるようになった為、それによっても戦略の幅が広がり、感覚的に攻めれば勝てる訳ではなく、頭を使う要素がかなりある挌闘ゲームです。
実際私はこのゲームで対人対戦をしていると、2時間くらいで頭が疲れ果ててしまいます。将棋で何戦か指したくらいの疲労が出ます。

今の挌闘ゲームはボタンを連打していれば簡単にコンボまで繋げられるものもありますが、このゲームは真逆でいかに自分でコンボを組み立て、相手の攻撃を読むか、ということを楽しむゲームだと思います。


総評:私のメガネにとてもかないました!!
2D挌闘ゲームの1つの完成形、と言っても過言ではないと思います。
奥が深すぎるので人を選ぶゲームとも言えますが、間違いなく傑作です。


当ブログをご覧頂きありがとうございました!

それでは また。

↑このページのトップヘ